おでんの中を艦船が航行する
デッキから若い水兵が
手を振ってくれる

大根とはんぺんが好き
牛スジは入れる習慣がない
ガンモは好んで食べないが
無ければ無いで淋しい

こ ....
            110211




逆上がり
冷たい夏の
夾竹桃
今日は雪だ!
子供たちは喜んでいる
大人達は渋い顔
老人どもは諦めて
猫の炬燵を用意する
第2国道 ....
スヌーピーは
チャーリーが手をうてば
しげみを嗅いで飛びこえる
チャーリーがものを書けば
悩ましそうに眉をよせる
チャーリーがひざまずいたら
しろめを剥いてだかれる
消毒液のにおいた ....
怒りよ
悔しさよ

あたしの中に
ぐすぐすとくすぶっている
未開なるチカラに
火を点けよ

生まれたときからそうだった

双子は片割れと
比較される
両親の愛を
奪い合う
 ....
雪を知らない彼のかわりに 雪とりをしているあいだに 彼は夢の国へ ひとりで行ってしまいました   夢の国へ 彼はでかけてしまったのだから もう髪を切ってもいいんだよ   影に言われても     髪を切 .... ちょっと期待しすぎだようだ
土足で己の心を蹴る
しっかりしろ
しっかりしろ
しっかりしろ
しっかりしろ

のしかかります重力(じゅうりょく!)
からみつきます孤独(こどく ....
一年間で十万キロもの距離を走る男の寝息はエンジンそのもの。
サウナの仮眠室で眠る上司と二人、低く唸るモーター音は、
薄っぺらなガウンや毛布では遮れない。妻は、子供はいるのか?
寝言は聞きとれない ....
せんにゅう そうさ かいし しね






女の子の地図
間延びする学校のチャイムとともに無愛想なその表情は変色し、細い腰はイスに自由落下、草臥れた制服のスカートが息 ....
ぜんぶたべきれない
なんでも
半分くらい
黄色い壁伝い 石畳の路地
幅一メートルほどの狭い路地を歩き続ける。
どこまで行っても路地
何時になったら この路地抜けられるのか
少し、焦りながら歩いて行く

突然視界が開け
突然光が戻 ....
この感情は
なにで出来てるんだろう

シンとした夜の真ん中は
何かと考えることが多くて

でも

気づいたら
思考は動かなくなって
感情がゆらりとぶら下がる

何にもない日 ....
おいてけぼりにされたみたい
誰も好きじゃないので
誰も嫌いじゃないのだ
細かいタイルの敷き詰められた風呂釜から
いつ落ちるか落ちるかと恐れて
ろくに暖まりもしないまま風呂場を出てしまう
 ....
蹴り上げて時間が回っても
世界が始まるリズムしか
いつも聞こえやしないから
戦争が始まる前日は
どんな色をしていたかなんて
誰も気にも留めずに

今思うことを明日も思った ....
ずっと抱え込んでいた
薔薇の香りの生ごみを
思い切って 捨てましょうや
上空の毛細血管が 
寒いよって 痺れてて
まだまだ痛々しいけれど


見えない未来に 泣いたっていい ....
おひさまの光
たくさん 浴びて

今年もまた
たんぽぽの花が咲くよ

あげるものが何もなくて
慌てて摘んだ たんぽぽの花

最後にあたしがあげたもの

ねぇ
今年もたんぽぽが咲 ....
――誰といたの?
  誰といるの?

薄い愛を囁く
熱い舌

哀れに自惚れる鼓動を
愚かだと嗤ってくださいませ

眼差し、温かく
増していく、黒


貴方のペースに引き込まれ ....
たしか死んだはずの父が
逆上がりをしている
たしかに死んだはずなのに
まるで昨日のことのように見える
うまくできないのだろう
年老いたからだでは
それでも負けず嫌いの父に
も ....


晴れのそらから にわかに 降る 雨 

グラデーションの雲 もくもく GRAY GRAY 風にとぶ

風に乗り 散って 湧きおこり 消えて あらわれる 雲

めまい。


 ....
タコわさに出会うたび
タコつぼを思い出す
そんなとき
タコに来て
タコを抱いて欲しいと

タコ飯も
タコスもいらないさ
(タコスはタコ関係ねえだろうがあ!メキシコだろうがあ!)

 ....
交替する息
濡れた髪
血の涙

ある石が
ある石に
打ち付けられ
破損した
打ち付けられた石も
破損した
粉々に砕けた石片が
散らばり
何の営利も生まぬまま
それはただ垂れ流 ....
こっから先ニューヨークだから金を払え











こっから先は有料だから木戸銭を投げろ










こっから先宇宙だ ....
正直に生きるなんて
そんな恐ろしいことできないよ
正直になんてずっと
幼いころからできなかったよ

右といえば左であったし
上といえば下であったし
どちらでもいいといえば
はっきりしな ....
だれかぼくに
長い手紙をくれまいか

すっぽり暗いすり鉢の空の底
吹雪のあけた だだっぴろい広場に
まんべんなく雪は敷き詰められて
だれかが夕暮れの紅いろうそくを吹き消す
すると
取り ....
両腕を失ってうしなうもの
ギターをかき鳴らすこと
新しい服にそでを通すこと
愛撫

両脚を失ってうしなうもの
休日の足の指の爪切り
じだんだを踏むこと
スキップ

手足を奪われ ....
あめはふる
行く手をさえぎる
空想とあらそい
足どりはおぼつかない
あめから目をそらす勇気はない
今はその一粒一粒を
しらみつぶしにはたくので精一杯だ
唇を重ねたように
息がつまりそうな真夜中
声を荒げて
逃げだしそうになる都会の真ん中で
小さな羽虫たちは
か細い灯りに寄り添い
汗臭い涎を垂れ流している

相槌のない会話が延々と続 ....
音はさほど
たまらないのは
背中の不快

ほらチラッと
あなたから目そらし
カレンダー見れば
仏滅
目に飛び込んだ
はきそう

重苦しい
背中
手が届かない
だれか
助け ....
神の御身からは
一切が清らかに流出する

私が幾度か欲のために
欲の道へと混迷したとき
悔悟と清祓を
繰り返し行うことによって私は
最初の崇高な清澄な道へと還った

そして神へと還っ ....
彼の名は確か太郎といった
そうではないかもしれない
宏だったかもしれない
武だったかもしれない
なんにせよ
平凡でいい名前だった
そんな気がする

彼は足が速かった
かけっこをすれば ....
春、のたまう
我が名を呼べば
花は舞い
土影見れば
虫どもも起き
十の日も待ちゃ
かの子も通る
我は始まり
太古の光
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
帰還たもつ711/2/11 16:48
さかあがりあおば7*11/2/11 16:17
スヌーピーのおもいでsoft_m...8*11/2/11 15:47
怒りよ!森の猫5*11/2/11 14:02
軽蔑永島大輔011/2/11 14:02
アホウ田園211/2/11 13:53
狼煙プテラノドン211/2/11 13:12
翼エマージェンシーayano611/2/11 12:58
うわきはるな211/2/11 12:00
路地2……とある蛙9*11/2/11 11:52
空の真似もずず111/2/11 11:09
着地点ヒト科111/2/11 10:58
その晴れない空に中山 マキ211/2/11 7:51
『決別のとき』座一611/2/11 7:07
はじめのたんぽぽ山崎みふゆ5*11/2/11 1:50
Instinct —紫陽花—涼深311/2/11 1:05
さかあがり小川 葉6*11/2/11 1:04
眩暈ゆびのおと111/2/11 0:08
タコ好き[group]花形新次2*11/2/10 23:32
止む雨と煙Oz011/2/10 23:16
禁忌ってんなら禁じてみせろTAT2*11/2/10 22:14
波が洗う嘘朧月311/2/10 21:58
ぼくに手紙をオイタル11*11/2/10 21:56
ジョニーシホ.N311/2/10 21:43
あめここ211/2/10 20:50
息遣い乱太郎15*11/2/10 19:12
音はさほど和田カマリ2*11/2/10 19:05
迷いながらも一 二111/2/10 18:24
追憶マフラーマン5*11/2/10 17:16
春、のたまう田園311/2/10 15:00

Home 戻る 最新へ 次へ
3076 3077 3078 3079 3080 3081 3082 3083 3084 3085 3086 3087 3088 3089 3090 3091 3092 3093 3094 3095 3096 3097 3098 3099 3100 3101 3102 3103 3104 3105 3106 3107 3108 3109 3110 3111 3112 3113 3114 3115 3116 

【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
3.88sec.