塹壕での筆談に 俺は「、」と返した こんなに手を伸ばしているのに
届かないままひそやかに
眠っている呼吸音

方々で
下駄箱の開いては閉じる音が
心臓の音に重なってまるで戦場

上履きが音をかき消していく
ブリキの下駄 ....
トラ

同窓会の賑やかな声を 握ったケータイ越しに
聞きながら 一人辿るいつもの家路
元気か?仕事はどう? 代わる代わる尋ねる仲間の声
一声聞いただけで 今でもすぐに誰だか解る

僕の方 ....
指差し指差される
射線の
間をぬって孕む
生まれたくない僕を
生みたくない僕

/埋もれる
街が、降ってくる
人人の声、
靴あと
僕が僕である前に
つきつけられた無用/

本 ....
 
  
 
これから結婚について書きます。
その前に男性側の視点であることを前提としなければなりません。
何故なら私が男だからです。
女性側からの視点で書くことも不可能ではありません。
 ....
いくつめかの丘の上で
目から流れ落ちる汗を拭った
いったい誰のための汗なのか
そんなもので救われようと思ってる
自分がちゃんちゃら可笑しいよ

勾配の緩やかな所を
選んで登ってきたは ....
触れてみたくってさ
手を伸ばした

指先に伝わってさ
痺れ始めた

ぶら下げたそれ
数キログラム
ギャンギャン鳴ってて
破裂しそう
ここは楽園?

それは有害だってさ
誰が決 ....
あなたの心に潜るカメレオン
あなたの色に化けるカマキリ
あなたの身に紛れるナナフシ
あなたの身を滅ぼす愚か者

目を凝らしても凝らしても
擬態がバレぬ空け者

千六百二十の鐘が鳴り止ま ....
人と関わりを持ちたくない時

世界の全てが背を向けたと感じた時

大丈夫だよ
ボクがキミの傍に居るよ
キミの傷付いたこゝろを癒してあげる

だから

一人で俯かないで
唇を噛み締 ....
何処かで誰かが泣いている声がきこえる
“こんなはずじゃなかった”と
何処かで誰かが死んでゆく{ルビ理由=わけ}もなく
うらむ相手も分からず残される

くぼんだ瞳で子供たちは何を夢見る ....
俺が夜空に向かって声を 張り上げて歌っている頃
君は今日を明日にする風を すり抜けるようにうつむいているだろう

こんなにも不器用にしか生きられない 俺のそばでは
あざ笑うような喧騒が ....
何も起こらない何も動かない
どうしてこんなふうになっちまったんだ
何も語らない日々に語りかけようと
こんな所までやって来たはずなのに
俺はあんたに誓ったっけな
俺が俺らしく生きてゆく ....
高校は今、自由登校なのですが
今日は登校日で
三分の一くらいの女子は
友チョコではなく
男子にチョコをあげていました

チョコは
「貰う人」と「貰えない人」
の間に大きな溝が存在します ....
ぼくらはなにか鎖のようなものと戦っている

怠惰や他責、厭世のとらわれびとであっても

ひきちぎりからめとられ

からめとられひきちぎりしながら

ぼくらはなにか鎖のようなものと戦って ....
鳴らない僕の携帯電話
光らない君のディスプレイ

互いに求めたその先に

互いに奪ったその後に

伝えたい言葉も飲み込んで
吐き出せずに曇っていった

鳴らせない僕の声 ....
ゆるすひとと
ゆるさないひとを
きめるのではないよ

ほどけてしまう
糸はむすべない

あっちからふく
風はつめたいね
こごえそうだよ

もたないから
ふせぐことばを
つなぐ ....
しっかり生きていこうと思ってはいたが、

うっかり長生きしすぎてしまったものだから
がっかりするようなことを沢山見てしまった。

うっかり長生きしすぎてしまったので
しっかりすることなく生 ....
私を中止
銀行も郵便局も宅配便も
逃げたりなんかしないはず

私を中止
いくらか家事をしなくたって
後ですれば済むこと
そういえば子供の頃
一生家事をすると思うと
気が遠くなった
 ....
テストがおわる
テスト返し始まる









親子はおしまい
オレタチしすたーず









冬のおわり
もーすぐ春が始まる

 ....
全力で頑張ったかい?
あの頃の君と僕は
何も見えずに
ただひたすらに想い続けてた

夢を1つだけ持って飛び出した
それがあれば何にだってなれるんだよ
口癖だったよね

君の目指す頂上 ....
{引用=
僕が中学生だった頃
ボブ・ディランを聴いていると
笑われたことがある
ビートルズでさえも
ダサかった
でも
今は
時が流れて
ボブ・ディランはとっても
かっこいいといわれ ....
今日は予定がある 友達とでかける
久しぶりに街へいくんだ
そう言って、ドアを開ける。

低いままの血圧
声にならない声あげ揺らめく
視界が白くなり手を伸ばす

「たすけて」

掴ん ....
唇はめくれて少し開かれている
樹液のように滲みでてくる声
膨らんだ身体 去勢された歌い手が
硝子玉のような瞳で 君を連れていく
震える 震えた心臓に銃器をあてがい
解放されたはずの わたしは ....
歯が折れた

親から
もらった歯だ

わたしは
気づかれないように
ちり紙にくるんで
ごみ箱に捨てた

まだ丈夫な歯だった
なぜ折れてしまったのだろう
歯だけなら
 ....
今日も人間の不在である街角で、笛を吹いたら竜巻がまきおこる可能性を判断できるだろうか。
1.平和であるということは、何も起こらないということそれ自体の感覚を指す。
2.平穏ではないのは、わから ....
むかし
世界はぜんぶさわれるとこにあって
世界がぜんぶ自分のものだった
いつからそうじゃなくなったんだろう
手に負えなくて
おそろしくて
おおきくて
でも
確実にうつくしい
いつ ....
たいして可愛くもない子が
短いスカートを履いて
とても楽しそうに
グッチをぶら下げて歩く
そちらのお嬢さんは
何色のガムを食べているの

夢がある場所は池袋
杉並で子供を産んで
 ....
花が枯れたから
僕はここにいるね
花が枯れたから
僕はここにいるね

咲いたらよぶから
咲いたらいくから
花が枯れてるうちは
僕はここにいるね
この場所は
なんてところだ
けったいなところだ
この場所は
なんてところだ
けったくそ悪いところだ

この場所は
なんてところだ
狭いところだ
この場所は
狭くて深いところだ ....
水にとける傷
とくとくと
しるしのように
書き換わる


何ものもなく何ものもなく
気付くと在った手のなかの音
微塵につづく
こがねの拍手


鳴りひびくの ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
吉岡孝次311/2/16 21:10
「ぎぶみーちょこれいと」斎藤旧2*11/2/16 20:48
トラitukam...011/2/16 20:40
不満足叙情めー311/2/16 20:13
結婚についてたもつ2411/2/16 19:41
丘を越えてnonya10*11/2/16 19:14
僕のロックは発狂している逆鱗社長011/2/16 19:11
擬態subaru...1*11/2/16 18:25
貴方への特別なことば平沢ちはる011/2/16 17:46
All we need is love洋輔0*11/2/16 17:40
シャイな微笑み0*11/2/16 17:26
希望0*11/2/16 17:16
バレンタインデーを商業高校生が考察一 二411/2/16 15:21
鎖の歌吉岡ペペロ411/2/16 12:35
着心履歴秋助1*11/2/16 11:56
あさのひかり朧月311/2/16 9:58
惚け……とある蛙1311/2/16 9:47
中止小川麻由美3*11/2/16 7:56
おしまいサワメ111/2/16 5:58
挫折と安息逆鱗社長111/2/16 3:46
みんなとってもかっこいい真島正人10*11/2/16 3:11
Salty Solitude相羽 柚希1*11/2/16 2:26
_nia111/2/16 2:10
小川 葉311/2/16 1:53
Q番田 111/2/16 1:46
世界はるな211/2/16 1:21
空中庭園中山 マキ311/2/16 1:20
はるな111/2/16 1:19
ジレンマシホ.N1*11/2/16 1:08
朝へ 傷へ木立 悟511/2/16 0:40

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