三月ですから
春の匂いをただよわせる風も吹き
草木の色も何となく鮮やかに見えるのです
あなたは
うまくふくこともできない口笛で
僕が知らないメロディーを
そんなものたちに聴かせるように ....
恋している気がする。
ドキドキするのは久しぶりだな。
でも多分、恋に恋してるんだぜ。
君のスタイルが好みである。
君の髪型が好みである。
中身は、まぁ、ちょっと話したとこ65点か。
....
むすこをからかってたら
つきとばされた
もくせいのあたりでふんばって
ちきゅうにもどった
まだうちゅうりょこうに
たびだつわけにはいかなかった
それでもちじくはかた ....
ゲームをしよう。
ゲームをしよう。
踊れないバレリーナ。
髪を切ったバレリーナ。
憂鬱TVからネガティブなロックンロール。
噛み砕け。
憂鬱はイエロー。
壁紙はアトラクション。
....
膝の痛みにはふたつある
膝関節の擦り切れ
膝まわりの筋肉の炎症
今回は後者のほうだ
接骨院の先生にそう言われた
胸の痛みにもふたつある
胸あたりの疾病の痛み
....
当たり前のことなんてひとつもありはしない
なのにすぐに忘れてしまう
順番なんかではないのに
シーソーみたいな上下運動に
慣れてしまって駆け引きするの
人の大事な心まで
量り売りするよな ....
胃腸を壊す
余命60年の体に愛想が尽きても
小さな手は変わらないまま
笑顔を壊す
10代の自分を誇れなくても
小さな手は変わらないまま
夢を壊す
小さな願望はね
大きな夢を思い ....
君は見ただろうか
無限の空白を吸い込んで
膨らみ 掠れる 闇
戯れに歪んでみせた数直線は
誰の目に留まることもなく
いびつな形をよじらせる
ホルマリン漬けの瓶の中
影の記憶が ....
ひとつの嘘が
もうひとつの嘘を産み
もうひとつの嘘が
また次のもうひとつの嘘を産み
そうやって嘘が産声をあげるたびに
あなたは近づき
わたしは遠のき
いつかその距離が埋められなく ....
問題視される靖国参拝/関係ない癖にしゃしゃり出て反対/
おめでたい頭の奴らに乾杯/許すよ日本人は心が寛大/だからね!
日本の領土のはずなのに/不法占拠は恥ずかしい
それに文句も言えない日本人/ど ....
仏間に坐って
うなだれ
首を
さしだしていたことがある
白刃の前に
ながれる水音に
耳を澄ませていたことがある
客観的なまでに静まった ....
このスカートにどれだけの価値がある
教室の机のにおい
黒板とシャーペンの筆圧と
だれかとだれかのはしゃいだ声を
どれだけ耳に溜めてきただろう
毎朝きみを嫌いになった
とても狭い ....
月が啼いている それを見ている
音の無い夜は
最期の別れ間際に 君は僕から
愛だけ持ち去った
「好きな人がいるの」君の口から
そんなことききたくなかった
君を見ていた 後ろ ....
日々はくり返す自問自答のようです
言葉にしたら風に吹かれて消えてしまう
変わらないものを望むのは無理ですか?
枯渇した目的とrimitギリギリのenergy
ぬるい風が頬を打ったか ....
アンテナの壊れちまった奴らを
消しにいくのが俺の仕事
必要悪だとはとても言えないが
これも平和を作り出すためのシステム
サイレンの音に 銃声で応える
sweeper 手アカに ....
まもなく幸せになれるでしょう
と言われても
不安感の先立つ今日この頃だから
それって、ほんとかなと首をひねってしまう
フィギュアスケートとかのスポーツ番組みてると
まもなくまもなくっ ....
さようなら
さようなら
世界の果てまで
さようなら
さようなら
二度と会えない
二千、とんで十一年の
さようなら
さようなら
さようなら
もうネタが
尽きた〜
....
私は幽霊だ
自分を無くした 私は
私の中の世界を歩かさせられた
ああ でも 私は 眠った
何も知らない 私は
時の流れを見つめて 歩いた
ああ 何も知ろうとしないのであれば
....
木枯らしには咳を切らすという
映写されない痺れる静脈
温もりきらない家(うち)にも春先の薄情な床頭
)また杉の粉舞い散る 。
穴患う虫
山麓を遠ざけて海に渡れば直(肌を蒸らすのは露の ....
こんにちは と さよなら の あいだ
ボクたちは 今 たしかに ここにいる
改めまして こんにちは
ピップは空の絵しか描かない画家だ。
静物を並べられても、肖像画を頼まれても、裁判所のスケッチを
頼まれてもピップが描くのはいつも空の絵だった。
そのためピップの絵はなかなか売れず、きわめて貧しい ....
手のひらの小窓にあなたから写真がとどく。
風にあおられた火が波のように打ち寄せる深い
闇のなかにわたしたちが暮らす岸辺があるみた
いですね。
怖くもあり、それが真実の勇気であるようにも ....
髪を切ったわたしは
なんにもなれないまま過ごしている
うたがある
ペンがある
紙がある
手がある
だからなんだって自由で
なんだってつくれるのに
なんにもなれなかったわたしが
髪 ....
野原に出かけた
野原には
たくさんの
きれいな花が
咲いている
少女が
ひとつ
ひとつ
花を摘んでいる
赤 青 黄
色々な花を
摘んでいる
摘んだ
花束で
ひと ....
野原に
たんぽぽが
ひとつ
風に吹かれながら
白い綿毛が
ゆらゆら
空へと
飛んでいく
ひとつ
またひとつ
ゆらゆら
空へ空へと
飛んでいくよ
黄色い
たんぽぽ ....
ひとつの輪
みんなで
手と手を
つなけば
それは
友達の輪
ひとつの輪
心と心が
触れ合えば
励ましあえる
みんな友達
みんな仲間
手と手をつなげれば
心と心が触 ....
counting dead bodies like rams to the rhythm of the war bells.
汝見過ごすこと無かれよ
憂きものの坩堝
この平坦な砂礫をこの虎 ....
かたちを見つめる
虚無がしずかだ
茶室に作法がこだまする
石庭の顔いろで
抹茶が飲み込むデスマスク
宇宙の鈴の音を聴いている
エイトビートのピアノ鳴る
声が消 ....
すらっとした
チノパンの下に
君は
ポンぽこりんを
かくしている
家に帰り
手を 洗い
メガネをはずし
スウェットに着替えると
あたしの待つ
おこたの隣りに
座る
....
〃鼠さん
鼠さん
(ゴミ袋
憂鬱だなこの季節
白いドレスあげるから
マッチでハートに火をつけて
)森に
山に突撃しておくれ
〃ごそごそ〃
ごそ〃とゴミ袋
ティッシュ一 ....
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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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