何もあの世だけが
世界中で一番
やさしい小噺だと
かぎるわけじゃあるまいし
これから
恐い小噺をしますだなんて
振りをすれば
するほどに
ああ、まただよと冷たい視線を
浴びるもんさ
....
歩き始めの段階、道は同じ眺めのため選択間違いはよくあるのですが、間違いだと気づいても引き返す勇気がないため、どんどん先へ行ってますます道に迷ってしまうことがあります。特に最初選択した道が平坦で歩きや ....
わたしの
おてがるなかなしみに
まきこんじゃったから
だめ
だめになったら
だめじゃなくなるまで
いるしかないけど
むりだったら
いなくなる
だめじゃなくなると ....
おい いくらだ
会社帰りのバス停で 偶然会った女友達と
ご飯を食べて帰ろうという話しになり
田舎から上京して道もよくわからなかったが
あまり混んでいない小さなお店で食事を楽しみ
会計 ....
ペルー産のルビー求めて外国産ピル飲んでビル街越してナバロンからアバロンヒル越してバビロンまでビローンとひとッ飛びするワイドな足どりワイドなニッカポッカ似合うワールドワイドな鳶っぷりポッカポカのポカリス ....
リビドーのリピートをアオりエレクトさせるエレクトリックオーラルだオーロラで映し出すエレクトラグライドのクラウド達の苦楽クラックよりもコカインが股間の濡れ起ちには役立つと知ってる俺達のヤク断ちにはまず風 ....
広東の狂ったホンカン腐ったポンカン投げつけられてカンカンに怒ってポン引きのオッサンに引鉄引いちまって後に引けなくなって焦ってるポリ公ったらポリバケツ漁って浅ましく明後日の朝飯ゲットしてる中華ゲットーの ....
長野県信濃町の
町立一茶記念館に
猫の館長さんがいるという
名を
杉山ソラという
ソラは
館内を巡回し
館長席のあたりで昼寝をするので ....
私は隣の部屋の人も
向かいの部屋の人も
階下の部屋の人も
上階の部屋の人も
管理人さんも
看護士さんも
マネージャーさんも
詳しく知らない
そして私の事は誰も詳しく知らない
....
レグルス
黎明
山笑う
焼畑
黄昏
立ち尽くす
鈴虫
共鳴
耳留まる
潮騒
ざわめき
咽び泣く
木馬が回転する荒野
芝生の丈は坊やの前髪
風が吹いても揺れやしない
朝の光を忘れた頃に
夕暮れ、赤い日が落ちる
白いタテガミ、回転木馬、揺れぬ緑の草の上
空から降るのは億千の星の粒とか ....
男は単純にうそをつく
あなたは人にうそをつかないため
自分にうそをついてしまう ....
狭間の時間帯に
狭間に揺れる
過去の時間を探り
必要な物を探る
それが活きるとも限らず
電話を繋ぐと事態が変わる
体は正直に進みを拒むが
心がその先に渡るべきなんだと問う
....
ちょっと 宇宙まで
行ってきました
地球の生活
苦しかったから
いっぱい呼吸をして
きました
ついでに 月に
寄って きたのさ
やっぱり うさぎは
一匹いたよ
....
悩み 苦しむ姿は 見るに耐えない
やはり 捨て置くことはできない
人の心の奥底なんて 真実なんて
他人が8割も知れはしない
そんな 傷む心を 射す輩へ
譲れ ....
何回ひとを好きになって何回キスをして何回セックスをして何回くり返せば
そんな事を言っているから精神的童貞性を卒業出来ずにいる
あンたを視ながら脳内で脱がせて愛し合っちゃってみるけど
ちっとも幸せ ....
雪原の向こうから
聞こえてくるのが
あなたの声と分かります
あなたと私を隔てる
真っ白な雪原では
私の鼓動で雪のひとひらが
舞い上がります
雪の結晶は
科学的な偶然から生まれた ....
身体の水分をすべて練り上げて
わたしは丸い生地になる
一晩寝かされて
発酵するのを待つ
悶々と悩む
自分はこれでいいのかと
腐って消えてしまう夢を見た後に
大爆発を起こしたい気分になる
....
私の大好きなコンラート・ローレンツは
例えばこうだ
ある日、庭に引っ張り出した寝椅子に
ぼろを引っかぶって昼寝していると
狼がやって来て
コンラート・ローレンツを食ってしまうのさ
「お ....
コンセントレイト。
混線と例と。
集中したい。
濃縮したい。
さすれば失踪。
そんで適当にする。
適当ショットガン。
撃ち殺すのは過去の自分。
適当ショットガン。
撃ち殺 ....
濡れた光を放ち
不気味なぬめりをもつそれは
触感を刺激し
全身を収縮させる
彼女は悲鳴をあげ
パニックに陥る
痙攣の営利な波は一瞬にして伝わり
心臓を震わせた
音叉の片側
....
白い雲を丹念にめくってゆくと
そこには地球があるのでした
青いのでした
私の指先についている雲をひとなめすると
口の端から一筋の液体が(ヒトの想いといふものではないか)
こぼれおちた
....
あらいぐま が
パチンコと女の話しかできない
ものを
おとしめる
げんどうを
とったとして
それは
どう
すべきかと
いうことは
やつは
あらいぐまだから
ひとではない
....
灰褐色の卵
縮む影
剥き出しの塊
公園の前の虹
あの花の名残
ノイズの音像
真実と虚偽
紅い唇
温い体温
緩やかな上昇
貫く手
又は
あの時
子供の手を引く母親
....
雲ひとつなかった
青い空に
裸の木々の先端たちが
根のようにのびていた
空を吸って根を地球にのばしてゆく
地球という孤島に、空という孤独に、
雲ひとつなかっ ....
部屋の中で
未だ見ぬ 桜の花びらを
眺めてた
外に出て
車窓越しに
春を 見つけた
柔らかく 温かい
そんな筈は 無いのに
想像させる
甘い恋と
寄り添う 二人の
未 ....
ふと目覚めた枕もとに
思い出がきていた
いつなのか
だれのものなのか
わからないのだけれど
波の音が聞こえる
思い出の持ち主がいないので
尋ねることもできず
わたし ....
風に揺れる愛らしい花たちよ
なぜ、そんなに散り急ぐ
想いは薄く遠のいて
足元に春の嵐
僕はいつか後悔するだろう
すぐに後悔するんだろう
はらり はらはら…儚い季節
....
もしも
私が家を借りたなら
駅から徒歩10分以内の物件を
借りたでしょう
大きな浴槽と
大きな便座と
デブには重要ポイントなのよ
だけど私の今の住居
(妻の実家です、つまり私はマスオさ ....
帳尻の合わない偶然に
喜べないのは当然
時効を信じながら
罪を犯すような
不確かな世界神話
目を細めようにも
ほっと出来ない垣根に
邪魔された隣人との
奇妙な空間は
....
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