まぼろしの
亀をしごいて
朝夕に
ハードコアなビデオにも
反応しない我がムスコ
若い頃は
むしろ早すぎたのに
うまいこといかないもんだね人生は・・・
しのび泣く
浮かばぬ青果と夏の泳法
コバルトに震える切っ先
きうりと遊星は綺羅映えるまま
小焦れた炎天 息を詰めて窓辺の鍍金を密になぞれば
(広角)

指の白さは詰るように汗ばんで
煮え ....
飛行機で見た
ダイハード2なら覚えてる
予定時刻になっても着陸しなくて
滑走路に火が灯っていたことも覚えてる
無事着陸して抱きあった
あのひとが思い出せない
映画館だった気もす ....
次の私が抱える各問題に答えなさい。

問1.存在価値を証明しなさい。







問2.夢、希望、理想を求めなさい。







問3.心の空欄を埋めなさい。
 ....
列車が揺れている

私は寒がりなので

毛布にくるまりながら

じっと座っている

ポケットの中には

手に握りしめられた切符が

入っている


行き先はわからない
 ....
{引用=晴れやかな正午に
土砂降りの深夜に
ショーウィンドウ越しにわたしの海辺に寄って
砂浜で輝く貝殻を拾う
追い越して先回りする足取り
空瓶がひとつずつ埋まっていくたびに
はばたきの向こ ....
やっぱ自然には敵わないよね

今年はやたら寒いだけかと思ってたら
河津桜は紅いろの可憐なほころび揺れているし

これはとばかりにお出かけした越生の梅林
朝晩は冷え込むためなのか未だ七分咲き ....


誰もいない
)広い
体育館の入り口
(ずり落ちた蒼い
蒼い )
( 月に
照らされた
)白い小さな
君のお尻 )
好きな色は?と問われたら

自分は尽かさず「白」と答えるだろう

縫ってくれよ!と言わんばかりの白いエプロン

勇者を乗せた白馬

私の体を守ってくれる白血球

時を感じさ ....
一滴
一滴
そして数滴

雨粒が打ちつける

見上げれば
どことなく暗い雲が
行き先を不安にさせる
引き返せと
無言の視線を投げかける

家を失った犬だから
まずは寝床
そ ....
別に何かを求めて彼といる訳ではないのだ。

コルツのどろり甘い煙がすでに雲掛かった部屋へ愛と共に吐き出される、白い幻影。
吐精の済んだ男は深いため息をついてさっさと私に背を向けている。
 ....
 
  
クランクを回す
上りのエスカレーターが動き出す
人が乗る
負荷がかかる
乗る人の数は徐々に増え
更に力を込めて回す
見上げると人が
下りのエスカレーターを待っている
上り ....
世界の裏にいたとき
とりとめもなく群がる人間の雑踏の絵が、ありました。その絵の中に、自分の体はハッカ飴みたいに白く浮いているのではないかとふいと足下を見つめる女の人が、いました。女の人ははたからみて ....
雪が降り出して
過去から電話が
かかってくる

空から
落ちてくる雪は
ただ無責任に、軽やかで
遠い外国の物語の初めみたい

赤子は、ガラス越しに
生まれて初めて雪を見る
冷たい ....
嘘をついて 有り金掴み 
遠く会いたい人の街へ
他人の袖にすがろうって魂胆 
4日待って会えた

3日目 公衆電話は留守だと云ってる
死神の色がする 無臭世界
目前に魚類の見せ小屋 
 ....
足りないものを
埋め合わせるために
ぼくはきみと
折り重なって
土を被って
ゆっくりとひとつに
混ざり合う


きみに足りなかったものを
ぼくが持っていて
ぼくが望んだも ....
ここにいる呼吸 いつも深くは吸い込まない
何かが涸れた時だけ 温かさを繋ごうと飲む

ここはどうやっても片方からしか陽は昇って来ないから
沈むときは張り合って自分の力で叩き割って支えるしかない ....
小さき電波から ほうらを劈く模様の風
生きている人に眠る人を入れるこの欲を守るんだ

曲がる 曲げる まだう まだ

踏み入れない 踏み入れない
腰をつかう 腰をつかう
曲がる 曲げる  ....
)夕暮れの埋め立て地には工場が立ち並び
渋銀色に改装されたフォルム
いつのまにか潮の匂いは消えていた
聞きなれない」庭のブロックが悲鳴に聞こえるのは
蹴り返している少年のボールがあまりに硬 ....
{画像=110307010254.jpg}
{引用=アカハチ}
 ....
{ルビ陸=おか}にあがった魚たちは

使い古した鱗を脱ぎ捨てて

真新しい衣を羽織る

天から

愛情を受け取るための掌と

友に逢う為の足を授かる

ぎこちない足取りと覚束な ....
ぼくはぼくのことをかくとウソっぽくなるから

きみのことをかこうとおもうんだけど

きみはかんぺきすぎてやっぱりウソっぽくなるきがする

けっきょくどこのだれでもないひとのはなしがいい
 ....
「包丁」を振り回して僕の秘密を賽の目切りにしないでおくれ。

「まな板」に乗った僕は三枚以上に開けないよ。

いくら夫婦でも心の「模様替え」は必要なんだ。

だから,少しの過ちは「掃除機」 ....
一日に
二度の食事
少しの甘いもの
四十分ほど湯舟に浸かり
一本のチューハイか
グラスに二杯の安ワイン
十本の指を磨いて
文章を書いて眠る

一週間に
二度か三度性交し
新し ....
                 110305



よろしくお願いいたします
それではこれで失礼いたします
あたまをぺこりと下げ
先輩の部屋をあとにする
訪問するときは
緊張でなに ....
どこまでも続く白い平面
凹凸は強い直射で覆われ
青空に浮かぶ太陽は
硬調なハレーションをおこす
サングラスをかけなおし
緑灰色に変わった景色を見回すと
平板な順光線の姿と
影絵のような逆 ....
                110306





はなことばはボノボ
巧みにすくい
木の実をたべる
器用な手つきと
比較され
拗ねるのが
消化不良の源泉徴収証明書
切り ....
あなたはほかに青があれば青の勉強をしていた

あなたはほかに黒があれば黒の準備をしていた


どうして青や黒には何かを思った

ぼくだけ白いところにいた

こんなでどうして責められよ ....
甘いからいやだなんて言わないで

2人分のカフェオレ
ことこと牛乳の
香りが満ちてくる

少しあわただしかったのは
冬と春の交差点にいたから

君の私の言い分を溶かして
飲もう一緒 ....
高速で変換される血液の濃度が突っ伏したおれの身体中を貫通し熱を塗りつけてゆく、無限のヘアピンカーブに残された感情のタイヤ痕、生はいつもすこし呻き声のような音を立てながら疾走する、誰の為のも ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
亀をしごいて 唄:不治病遅漏[group]花形新次1*11/3/7 21:22
アイスコーヒー関口 ベティ111/3/7 21:17
忘却小川 葉111/3/7 21:11
問う村上 和111/3/7 20:56
列車マフラーマン3*11/3/7 20:29
シンクロニティ高梁サトル1211/3/7 20:19
梅見のひと恋月 ぴの15*11/3/7 19:42
誰もいない体育館アラガイs6*11/3/7 19:29
subaru...1*11/3/7 19:29
迷い犬within3*11/3/7 19:06
花瓶越しの雪ざらめ関口 ベティ211/3/7 18:39
生業たもつ411/3/7 18:29
生きてない、死んでない。がぱ3*11/3/7 13:19
雪−だれにともなく、話しかけたいうめバア311/3/7 11:38
極彩色の靴買って家出民次郎611/3/7 11:05
混ざり合う寒雪211/3/7 10:23
跳べ十二支蝶211/3/7 5:32
猛欲を守護する者 ギミダ011/3/7 5:00
壁」「新開地からアラガイs7*11/3/7 4:54
合作「冬虫夏草」楽恵17+*11/3/7 1:15
陸に上がった魚たちsubaru...4*11/3/7 1:12
必要不可欠なもの甲斐シンイチ211/3/7 1:10
夫婦喧嘩電灯虫3*11/3/7 1:00
くみたてるはるな611/3/7 0:50
宇宙は膨張している/わたしのなかのあおば1*11/3/7 0:19
雪原の中心hossy111/3/7 0:08
吾亦紅あおば3*11/3/6 23:51
青の勉強/黒の準備吉岡ペペロ011/3/6 23:10
週末朧月311/3/6 22:44
誕生と死後硬直(スピード)ホロウ・シカ...2*11/3/6 22:02

Home 戻る 最新へ 次へ
3051 3052 3053 3054 3055 3056 3057 3058 3059 3060 3061 3062 3063 3064 3065 3066 3067 3068 3069 3070 3071 3072 3073 3074 3075 3076 3077 3078 3079 3080 3081 3082 3083 3084 3085 3086 3087 3088 3089 3090 3091 

【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
3.76sec.