雨の日と火曜日は
あぁ、月曜なら良い歌があるのに
なぜ火曜日には
わからないなら教えてあげる
皆 自分の月曜を読み替えるのよ
やりたく無いことを再開しなきゃいけないと ....
犯罪は
一時の欲望
自殺は
一瞬の絶望
苦しいのは
希望という太陽が
見えないから
思い出は残る
幼い頃の思い出や
若い頃の思い出が
走馬灯のようによみがえる
思い出は残る
楽しい思い出や
苦しい思い出が
走馬灯のようによみがえる
思い出は残る
古い ....
地球は回っている
世界は回っている
僕も回っている
見上げると
規則正しく回る天体あり
そして地球上には無数の命の輝きがある
そしてそのなかで
僕も生きている
なんという奇跡だ ....
にこやかに前を歩く私の後ろから着いてきてくれる
あなたの足取りはまるで
デパートの屋上へ遊具目当てにやって来る幼児の父親
やっぱり、ここからが一番綺麗なのよ!
自慢げに私がそう言 ....
喉がずっと乾いているのです
欲しいのは 貴方の心
飲み干してしまいたい
貴方の心と意思までも
欲しい 欲しい 欲しい
そう思うほど より喉は乾いてく
欲しい 欲しい ....
硝子細工の汚れが気になって仕方が無いが触れると壊してしまいそうな気がして手を出せないままでいる、世界は今日もそんな類の平穏で満ちていた、十五年は前の歌ばかりうたいながらシンクに転がっていた皿を片付 ....
熱、戻って来る
じんわり
この肉体、
熱 充たされ
分子の運動でない
それは実体、
神霊から流れ出た
私は実感する、
神経障害性疼痛という
冷え切った肉体に熱、戻り
....
空へと続く道の
純粋な絵かき歌は
世間の下でもがく
僕ら何もかも分かったふりをして
分からないふりをする様に
成ってしまった
あの日の声は輝いていたのかと
つまらない顔をして
冗談のよ ....
人見知りなもぐらの迷宮と
誰かのてのひら
根暗な抒情とねずみ根性
僕の取り柄
風の切れ間に
そんなことを思って
貴女が笑えばいいと
願いを込めて
美しく優しい後ろ姿に心を奪われ
ライムの香りに心身ともに癒される
そこは、穏やかな気持ちが溢れる空間
リズムにのせた詩が空間に響く
美しさに包まれるこの瞬間は
心が穏やかになり、幸せを感 ....
人生をくしゃくしゃっと丸めて
その辺に置いておこう
それでも僕は大通りを歩いている
路地の角を曲がっている
もうあっちいったりこっちいったりはしない
今此処を極める
と拳を握るのも疲れる
....
浴室の薄暗がりに浮かぶ男の影
胸に迫るマシンガンの音に
神経が逝ってしまいそうだ
都会の共同体に蔓延る深い暗闇
心の荒野をさまよう
男の狂気に似た影
人間が埋も ....
お稲荷さん
お稲荷さん
じゅわっと 美味しい
お稲荷さんですよ
ひとつ
ふたつ
お稲荷さん
お稲荷さん
子供のころはよく食べたもんですよ
みっつ
よっつ
お稲荷さ ....
空に溶けゆく
この想い、
不可視な繋がり
確かに生動し
不思議な
思考という他者
与えられ
文字、言葉 限り無く異邦のもの
紡がれ織られゆく
この想い、
不可視の湧出
....
雨音でかき消されるほど火の粉は爆ぜ 身は凍えたままだったが、心は解けていくのだと知る。今更に 四方の壁は渇いた声で嘲笑う、自由を得たのだが根が這えたよう躰が重い。
「それでここにきた、」
汚泥 ....
登場人物たちに
声援をおくる
勝って欲しい 成就して欲しい
今度こそ報われる 諦めることなく
選手や 片恋
老いたぬいぐるみ
鼻に生じる脳みそ
夢として描かれた
....
{ルビ時間=とき}が滑りおち
仄かに凍りそうだったあの頃があらわれる
何かが永遠だったあの頃だけが
今も 時々 溶けては流れ
どこまでもあっという間に 過ぎてゆく
その時々だけが ....
五月の風景を眺める
僕らは虚空に散らばった
葉書たちに思いを馳せる
孤独に怯え、胸を締め付け
心臓は早鐘を打ち鳴らす
命の繋がりに歓びを感じながらも
いつか来る別れに慄く
揺ら ....
○「寺の総会」
責任役員は
近所のオジサンである
久しぶりに顔を見たら
あの世から出てこられたような様子だった
○「携帯三マナー」
人前で話さない
食べながら話さない
小便しながら ....
わたしが消えた場所
わたしが立ち止まってる場所
家族の様子を
窓の外から見てる
生きてたことを
無かったことに
初期装備でまた
砂舞う荒野に
発熱する前の寒気
人 ....
横断歩道の上の白線は
決して真っ白であったためしがありません。
必ず、幾多の轍が、靴の踏み跡が刻印されています。
もしも、真っ白な白線がひかれていたなら
ぼくは、その上を這って渡りましょ ....
僕の話をしようか
僕の話は、たとえば
レッド、グリーン、イエロー
いろんな色の林檎から一つだけ
きみの心臓を選んでくる
そんな話さ
カタチはいびつに置いていかれるから
僕 ....
卵がない
と言うのとまったく同じ重たさで
愛してない
と言う
君は
軽やかに靴を脱いで
眠りはじめる
鳥たちは
詩の滅亡、と言う
巣の作りかたを忘れてしまって
帰る場所がないの ....
ガレージのシトロエンに火を入れる
ダウンタウンの高層が切れて
海の気配がする
カーラジオから溢れる愛と宣伝。その反転
銀河のハッピーセットを買って
rocketshipに乗ろう
あの胃 ....
スギナ
麗し
風
初めて
お会いした時と
同じ
仏頂面で
同じ
淡々とした
口調で
同じ
音階で
持ち込んだ書類に
加筆し
持ち込んだ書類を
突き返し
持ち込んだ書類を
後ろのボックスに ....
だらしなくおならする
なんでだろ
ふしぎだな
ぷぅぷすっぶりって
よるがふけるほど
ぷうぶすっぶりっと
アーリマンとルシファー
間でバランス取る私は、
大地に根付きながら
宇宙に ....
君に出会う前の僕は
腕を組んだまま
解けない闇を抱えていた
今の場所から進めない時
君は上から光を当てずに
僕の心を工事してくれた
傷を見ても
深さを知ってる人の声は
僕より ....
飛び立っていく音響の群れ
ぶちまけられ飛散する色彩たち
対象欠いて踊る躍る、
貫通する直線に引き裂かれながら
深まり自立していく思考
虹の双曲線の巨大な異様
わたしの眼は何処に行った? ....
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