鉄鉱石の中にある海を
小魚が泳いでいく
夜の明けない方に向かって
今日は海が重すぎるから
いつまでたっても
カモメは空を飛べない
そしてわたしは
シャボン玉の作り方を
....
体を駆けるこの思いは何色か
錆び付いた赤色の鉄のように鈍く光る
きっと愛よりも憎しみが君を突き動かす
テレビじゃカダフィが陥落したとか何とか、、、
まじかよ
そんなん可能なんか?
....
整えられた部屋のなかで
足をそろえて座っている
でもつま先が冷えるのは
仕方のないこと
海や山や空をゆめみて
窓の近くに立っている
ほそい雨が降り出して
つま先が冷える
た ....
文学や報道が
対話や歴史が
この国をこの世界を
果たしてどこに導いたのか
言葉は無力か
雪が青い夕暮れ
見飽きた景色
それを揺らしている
移動している
....
紅く実った柘榴の実 ひとつ私にくださいな
秋が過ぎればもう一度 あなたの元へ帰れるように
出逢いも別れも温もりも 泡沫の夢であるのなら
秋が過ぎればもう一度 あなたの元へ帰れるように
下僕の魚の目
汚い目で見ているよ
千里眼も敵わない
竜宮ではあなたはシークィーン
見分けがつくよ
左ヒラメの右カレイ
わかっているよ
左ヒラメの右カレイ
一目瞭然
左ヒラ ....
昼休みのことだった
窓を過る影と鈍い音
次の瞬間に聞こえる悲鳴と溜息
今日、同僚が飛んだよ
別に珍しいことじゃなかった
俺はイヤホンをつけていて
隣の席の同僚は耳栓をつけていた
取り ....
その日僕は快調で
ポケットに手を突っ込みながら街は爽やかな日和につつまれていた
)余裕がある
こんなときはあてもなく何を買おうかな‥
なんて 思っている
道々に賑わう
そ ....
千の天使がオーバードーズ。
布団をかぶって眠りにつく。
覚醒剤売りの男に声かけられる。
そんなもん要らねぇよ。
安定剤大量にくれよ。
ODさせてくれよ。
切らない為に、
全て ....
監獄の廊下を
誰かが
嗚咽ともとれる息をしながら走る
何度も何度も
部屋となにかを
往復している
私は
まだ暖かい
冬の布団のなかで
ゆっくりと
何事かと考える
エロ
エロいことする時
アハーン
それは今じゃない
エロ
パンツ脱ぐまえに
おれは狸寝入りする
イクッてことは
一夜限りじゃ
ダメなんでしょう?
年とともに衰える
俺のチンポ ....
おじさんが木にとまっている
電車に揺られて
散歩ではなく
捨てられなかったものへ戻る道だから
みんな
しずかにね
うすよごれた体液が入ったポットを
持ち帰るのね
まいにちまいに ....
それはもうどこまでもはてなく
雪の原なのか それとも 雲海なのか
もう わたしの目には、区別がなくて
光をもとめれば
中空にむかうほどに 罪をとう青天は
くるしいほどに ....
おとうさんの誕生日が知りたい
私の生まれた時間が知りたい
私が生まれたときの
父と母の顔がみたい
私が生まれたときの
家族の第一声がききたい
私は生まれたかったのだ
私の過去を想 ....
あなたとわたしが
ぶらぶらと
大都会コンクリートジャングルのなか
横断歩道を歩いていました
どこかへ急ぐ人並みに
飲み込まれそうになりながら
とぼとぼ歩くおばあさんに会いました
赤青黄色 ....
すべてが同じ
すべてが不変
変わることを恐れ
その場に立ち尽くす
それはただの臆病者
一度は夢見た理想に
叶いはしないと
諦めるやつらは
広い大空に憧れ ....
私には温かい詩はかけない
私には真っ透ぐな詩はかけない
私にはどろようなもやはかけない
私には私しかかけない
声を浴びた心臓は声を当てた
目を閉じると
透き通った風を
あの時のにおいを思い出す
悲しい笑顔を
思い出す
冬がうたた寝を始めて
目を閉じるたびに
春の匂いがする
生まれたての花弁の匂い
つめたい風に目を開けば
空はうすい水色で
か弱い雲が流れている
太陽は北風と仲たがい
春はすぐそ ....
よだれの涙が流れ出された
何も知らなかった 私は
醜く たぶん 何も理解できない
寂しさをひとりで理解した
私は 一体 何なんだろう
私は たぶん 何も知らない
理解しているも ....
こんやはなにもないのかな
と、きみはひとりごとをいった
ぜんぶあるよ
いましかないものが
こんやがこたえた
すうせんねんまえ
おなじしつもんをした
かいわのつづき ....
あの日の俺やお前みたいな童貞達がくり返している以前の光景と
あの日の君や彼女みたいな処女達がくり返している以前の光景が
面倒臭そうなカーブを描いて駅前で渦巻いている
そんな目で見るなよ
俺が何 ....
夜 眠る前に
街中でそっと
花火を打ち上げることにした
それは
音のない花火
暗闇の中に
現れては広がる
色とりどりの
懐かしいひかりだ
目を奪われるのも
....
暗
闇
の
中
を
降
り
て
く
る
糸のような雨は天国から地上に降ろされた蜘蛛の糸
かもしれない。白く刷毛ですりおろしたような雨た
ちは地面を捉えようとするのか、地の底の底 ....
告白は私から。
惚れたのも私から。
初誕生日プレゼントも私から。
日にちの問題という発言は受け付けません。
一緒に歩くときのカロリー消費量も私が上。
俺の速度に合わせて歩けという態度 ....
牡丹雪ふわり
君が舞う
見とれているうちに
悴んだ僕の手
のそりと進む冬の雲
微苦笑にはじまり
ひとりの陸橋では熱情も凍えた
たったひとつの決断に足元を掬われたまま
わたしの喉は脱落者たちの手であふれかえった
狂おしい
開放に訣別する自由を気取りはじめ ....
モーツァルトのレクイエムはモーツァルトっぽくない
湧きあがる足跡がきえてゆく
最初からあった宇宙を突然さしだす
そんなモーツァルトっぽさが
レクイエムでは
モーツァルトの ....
それはそれとしたばあい
どれをどうするのか
といったような
対応を
考えることで
10円が当たる
1時間につき
いかのないぞうを
はっこうさせて
調味料に
することで
醤油に ....
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