機械どもの産声を聞いた
静電気の金切り声を聞いた
真空内部のわななき
コイルの唸り声
セロトニンのうねり
超伝導
磁性の旋律
粒子の加速音
思考は人間の内部的産物
そもそも ....
象牙色の季節
その風景画の中を 汽笛を燻らして
蒸気機関車が きみの笑顔を揺らして
ほら 行くよ
音もなく上昇してくる太陽に
映画のエンド・テロップのような終わりを感じた朝
....
雪が降る
音のない洞窟に
音楽を幻視する作業員たち
雪が降る
味の素みたいだ
時がゆっくりと崩れている
時が蝕まれることだけを数えている
これ以上なにかき ....
線路には
行くか、戻るか、停まるしかなかった
生きたい
生きて欲しいし生きてて欲しいのだ
死んだら
停まるしかなくなってしまう気がする
見せつけてやろうぜ
....
出会った日と
同じように
日差しが
春の近さを知らせる
静かな午前
会社を休み
買い物に出かける二人
人並みでごった返した
駅前の東急ストア
呆れた僕がふいに
目を離した
そ ....
*
まるで
僕たちのことのような
そんな歌を聴くと
嬉しくなったり
戸惑ったり
そして君に
ただ逢いたくなるんだ
無計画のまま
何を話すかなんて
何を食べるかなんて ....
うらぎりの雲がうかぶ
青空のした
ぼくは
ぼくを問いただしていた
オマエハ ナニヲ シテイルノカ
と。
おおきな地異が
おおきな波が
きみから
大 ....
夜の帳も落ちた頃
明日の朝も早いと言うのに
目が冴えてしまって仕方がないのは
来るはずの無い貴方を待ちわびて居るからだろう
私の居る場所も知らない貴方が
私の名前すら知らない貴方が
い ....
灰色掛かったガラスの中では
巨大な恐ろしい奴らを相手に
灰かぶりの勇者が盾となって
この砦を守り切ろうと闘っている
見えない・掴めない奴らを
早く捕らえてしまえ!と
私達は勝手に気を高 ....
当の昔に枯れきった涙を
何時ぶりに流したのだろう
僕はただ人混みに巻き込まれるのが嫌いで
独りよがりだったのかもしれない
相手にされないのがやっぱりどこか寂しくて
アンダーグラウンドの世 ....
メトロノームがあっちこっちと反復するのは
規則的なリズムの繰り返しを目的としています
それをうまくたとえることは大変困難ですが
今日あなたと交わした会話を反復して思い出し
いつもきまっ ....
私はどこへ行けば良かったのだろう
芸術とは 一体 何なのだろう
今日もひとりで街をさまよっていた
何も 私は わからなかった だけど
いつもまがいものを掴まされていた
私は 食べるべきも ....
架線がきれて、
多くの花びらが散った、
林のなかを、象が、
ゆるやかに、
そのような足取りで、
椅子のない語彙が、
夏至のよるに、
たゆたう、
予測を許さない
千年に一度なる天災は縮尺を正常化し
次なる大災害が百年後とは誰も言えない
事態は悪化する
現状維持の喫水線を越えたら人為は
人智が利用する原理を制御できない
物資を ....
この陽だまりに
花は咲く
私は微笑(えま)う
日が差せば
誰もが等しく
享受出来る
何時でも
何処でも
この陽だまりに
悲しみはない
じしんも
つなみもないせかい
そこでも
きみはしんだのか
じしんと
つなみのだいしょうに
あいだけがある
そのせかいで
+
そっちにいくなと
....
透明な絵本を
じっと見ている子供がいて
クレヨンを持って
かがやいた笑顔をみせる
(これは何色なの?
としきりに尋ねてくるので
答えに困って
好きな色で塗ってごらんと
うなず ....
ここが有名な現代詩フォーラム/そんなとこでオナニーしてどうなる
どれを読んでもつまんねえのばかりで/そんなのにポイント入れる馬鹿みてぇ
どうせ理解なんてされないラップ詩/他は気持ちの悪い文章ばっか ....
海図を捨てて
自分の力で宝を探そう
無謀なんて言わせればいい
誰も乗りたがらない舟で
麗しきエデンに行こう
無謀なんて言わせればいい
航海はしない奴ほど後悔する
涙で濁って 視界 ....
夜の次には
朝が来ますように
春風が貴方のもとに
届きますように
空が晴れていますように
温もりが涙が笑顔が
貴方と共にありますように
そして何より
どくん ....
書き捨てられた詩の墓に
二人、
言葉にされてしまった実存の愛を
弔いに行く
手を繋ぐ
午前中
フードの影から人を舐めるように見る癖のある僕が
わずかにすれ違う人は
背負っていない ....
起きている時に
見る夢はきぼうなんて、
呼ばれていた、気が
しません、か?
暗がりに落ちて、
蜃気楼の町が
ホワイトビィラ102号室に上がり込んできて。
わたしを睨んだ。
....
止まない雨がないように
明けない夜もないんだと
あなたは私に毛布をかぶせ
抱きしめてくれましたね。
詰まらない意地が、別れを濁し
涙すら流せなかった私の代わりに
あなたの娘は涙して
....
すこしでも 勾配のある坂は
極端に あなたの足は遅くなる
だからわたしは すこしの斜度の上り坂で
こころが どこかに 泳ぎだす
うっかりすると 勾配がつづきすぎていて
極端に ....
しんのぞに絡まる
だれのものか
わからない
たぷら たぷら
流れる ち
あかいあおい わからない
記憶とキオク せめぎあう
幼き頃 破った絵本 ナゲキバト 取り落とした ....
夜光虫
涙が止まるまで ずっとここに居て良いんだよ
世界の終わりみたいな 景色の前に座り込んで
君はたった一人 誰も知らない一つの決意をする
大丈夫 その涙は零れ落ちてきっと星になるよ
....
カツオに
「こらっ!カツオ!」
って言えるのは
フネだけ
(そんなことないと思うけどねー、波平だって言えるよ)
明日になって
また、あなたのイガグリ頭に
触れたらきっと
チクチクしてし ....
全てが終わった暁には
菅直人の脳天にガツンと一発くれてやろう
遠く離れた安全地帯から罵声を浴びせる事しか出来ない
あの無能な総理大臣の脳天にガツンと一発くれてやろう
不眠不休の枝野官房 ....
不要 もしくは 不足
それは ヒトが 考える 事象でしかない
不要は 無い 不足も 無い
全ては 歯車の 噛み合い
歯車と 歯車は 数と 数の 関係
それは 絶対
歯が ....
―葡萄を与えて下さい
いつのまにか 本心を見失って居て
揺らぐ蝋燭の様に ざわめく ソラSky
いつのまにか 彼女は狂って居て
とめどなく溢れる 涙と共に…叫ぶ≪Cry≫
本当に愛し ....
3044 3045 3046 3047 3048 3049 3050 3051 3052 3053 3054 3055 3056 3057 3058 3059 3060 3061 3062 3063 3064 3065 3066 3067 3068 3069 3070 3071 3072 3073 3074 3075 3076 3077 3078 3079 3080 3081 3082 3083 3084
【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
3.79sec.