空から川へ
融け落ちる途中の樹が
水面で動きを止めている
野のむこう
そぞろ歩きの雨曇


穏やかに酷く
匂いのひかり
壁づたいに
曲がりゆく影


川から海 ....
春のそざつな光たち

ハナミズキが揺れている

思い思いの願いごと

そいつを書いた白い紙

それが枝という枝に

くくりつけられている

風車のようだ

その白が揺れてい ....
しぬために
うまれたのか

そうだわたしも
しぬために

いきてるのだ
そのことが
せめてものすくい

あらそうためでは
ないことが
きみがひたひたに
ぼくをみたす
なでて
ゆすって

さがせないのは
そのぬくもり
ちいさくなって
このてにかえれ
人の世のど真ん中で

花は笑う

自信に満ち

私を見よと
ガスがががが、出た

君の文字が切り立って飛び込んできた

十八日ぶりに風呂に入る
と踊っていた

君は風呂場でどれほどのものを
洗い流すのだろう

毎日言っていた
三時間ほど入 ....
ロメオ


プロチアデンが呼んでいる
アモキサンが招いている
コンソールの高台
かびた毛布の洞窟
萎びた雑誌の湿地
乱雑に走るシールドは葦 黄ばんだ紙屑の落葉に絡んでいる
色とりどり ....
大きなマットの上
仰向けに寝かされ
まずはリラックスさせる
やさしいプレイ

気がつくと
おねえさんは
既にランジェリー姿

股間から背筋を抜けて
あの快感が鋭く走った

出会 ....
雨が降る

黒い雨が降る




夢の島

誰が名づけたのだろう

ぐぐったところで明確な由来などでてきやしないこの島で
静かに眠り続ける一艘の船

東西冷戦の最中
高 ....
空虚な夢
大きな真空地帯に
つかまって
精神がからっぽ
私は言葉を失い
茫然と
佇んでいるだけだ
精神が
皮膚に繋がった
全方位の天球と
直結したような
実感は
訪れなくなって ....
こよみに合わせた薄着で
知らない人たちに囲まれておとなしくする



大人のふりした靴のヒールに
マフラーをほどいた首元に
過ぎていく風は、まだ肌寒い



わくわくしなさい ....
芽の出ない種に水をやる
花が咲かない鉢を見下ろす
隣の芝は相変わらず青々茂っているけど
繰り返すことで報われるならどんなにいいだろう
腐らずに走り切れる人はすごいねと
褒められたのはまだ歩み ....
アルパカパカパカ、三パカパカ。
合わせてパカパカ、六パカパカ。

アルパカバカバカ、三バカバカ。
陰口サイテー、六バカバカ。

アルパカカパカパ、三カパカパ。
入れ歯がズレたよ、六カ ....
いつものように 教室までの階段を
タンタンと駆けあがってくる君の足音を聴いたとき
先に来て 私物を整理していた私の心臓が急に高鳴った
ポッと頬が染まったろうと客観的に感じた
客観的にというのは ....
  朝
  青空のなかに



  すべて
  揃っているのに
  一つだけ欠けている



  つぎの朝のために
  ぼくは
  生きてゆける
あなたを俯瞰している

数百キロ離れた高速道路のうえから

日差しだ

寝息だ

静謐だ

寝巻だ

匂いだ

体温だ

掬いとる

なめてみる

髪の毛と肉と ....
むかし
むかし
あるところに


それはそれはたくさんの
こどもをかかえたおうちがありました


おじいさんと
おばあさんと
おとうさんと
おかあさ ....
)誰もいない磯辺で釣りをしている老人がいる
餌は野菜の切れ端だったがクーラーの中はいっぱいだった 。
( なにか釣れますか ?) 」ガードレールを跨ぎ岩場に近づいてゆくと、クーラーのひと ....
明けない夜はないのだという言葉は
果てしなく長い夜を過ごしているときには
何の役に立たないのだということを
知っている人はあまりいない
と、憂いている人は少なくない

もしも眠れないまま
 ....
古新聞を 枕にしていた
全て 人間として行く場所は 決められているのだ
ああ たぶん 人間というものは幸せにはなれないだろう
群衆をなして女子高生が脇を通り過ぎていく


なんとなく そこ ....
何万人死んだって種としては生きながらえている

だからこれは種としての悲しみとは言えない

種の悲しみというものがあるとするならばそれは

生き残った種たちの妄想にすぎない

だから何 ....
石ころなげた

頭がわれた

いたいいたいのとんでいけ

抱えられた帰り道

痛みは涙に変わらない

心の痛みを思い出す

体の痛みは忘れても

何が痛いかわからない

 ....
失敗しても 明日は晴れるや

めげても泣いても 明日は晴れるや

穏やかな青空に 心は晴れるや


つたない文章しか書けなかったけど

傑作は 明日生まれると信じて

晴れるや  ....
{引用=どんなに遠くを見つめても
そこは一面のブルースカイ

「青」は

けしてきれいな色じゃない
少なくとも
けしてきれいなだけじゃない

無邪気に微笑んで
悲しみを忘れるために ....
 「南瓜の煮物ってほっとする味ですよね」と言った女が居たんだけど、よく考えてみるとこの発言はとても嫌な感じがした。

 小市民的な健全さとバランス感覚をアピール、しかし自分に不利益な振る舞いはせ ....
{画像=110327223341.jpg}

薬を整理するだけで大変だぞ、と言う

手には赤や黄色、白色の
錠剤が20個ほどばらばらあって
手で握っている
色々分けて、朝昼晩の3回分にす ....
笑われたから
撃つ
ゴムで

ひとさしゆびを
前につきだして
おやゆびを
ひきがねにすると
とぶから

撃ったら
頭部が爆裂して
吹き飛んで
四散して
しぬから
龍因果さ ....
春が来る・・・
全ての鬱屈吹き飛ばして・・・
俺らの限界チョー超えて・・・
あまたの敵をうち滅ぼしてさえ

思えばいろいろありました
予期せぬピンチもありました涙の別れもありました
魅せ ....
ちょうむすびも
おりがみもない

とおいところで
そのこはまだ

だれもしらない
てあそびしてる

おかあさんが
だれかもしらずに
露が蝋燭の揺れる光を閉じ込めて凍りつく刻


オリンポスの崖の左下
珊瑚の馬に乗って
パンデモニウムから一人の歌い手
ローブを靡かす
痩身にビロード
ファルセットで風をも泣かす ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
空と川(火)木立 悟511/3/28 21:09
ハナミズキ吉岡ペペロ411/3/28 21:02
復興小川 葉111/3/28 20:32
飽和111/3/28 20:25
花見蒲生万寿0*11/3/28 20:22
朧月211/3/28 20:12
眠れぬ森のロミオ / ****'01小野 一縷5*11/3/28 20:06
素股ローション[group]花形新次2*11/3/28 19:37
傘をさすひと恋月 ぴの20*11/3/28 19:33
空虚な夢ジム・プリマ...3*11/3/28 18:42
四月______...1*11/3/28 16:00
[芽なし種]東雲 李葉0*11/3/28 14:50
早口言葉 アルパカ編敬語011/3/28 13:49
卒業式西日 茜4*11/3/28 10:14
[group]草野春心3*11/3/28 9:37
朝の静謐吉岡ペペロ211/3/28 7:43
めでたし めでたしホロウ・シカ...3*11/3/28 6:41
/オキアミ色の空/アラガイs3*11/3/28 3:56
眠れない夜、止まない雨、励まさない詩木屋 亞万3*11/3/28 2:24
ライラック番田 211/3/28 2:13
この悲しみは吉岡ペペロ311/3/28 2:04
痛み短角牛011/3/28 2:00
夜に011/3/28 1:57
「青空」ベンジャミン311/3/28 0:33
南瓜の煮物にほっとする人間は嫌い61+11/3/27 22:32
時代劇と処方箋 / 印籠には薬が入っている?[group]beebee6*11/3/27 22:20
ラビ・ソマタミス6111/3/27 21:51
クル☆ハルかめたろう111/3/27 21:40
ちょうむすびとおりがみ小川 葉411/3/27 21:36
Siren master / ****'99小野 一縷4*11/3/27 21:28

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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