さっきまでエアコン
入れてたのに

夜風 また
涼しく

網戸にし

数多病んだ肉体精神
はぁと深々ため息つき
耐えながら

相変わらず

夜闇の静かさ響き
安らぎ感受す ....
月の光 白銀
垂直に落ち伸び
形態と色彩、
この上なく曖昧に
なりながら
境界 保たれ
在るもの、
輪郭浮き立ち
深みの畔にて
自在に移動し

飛び立つ様に
在る者と在る者、
 ....
春を抱いた人たちが 次々と壊れていく
濡れたり 乾いたり さまざまに傷んでいる
摘んだせいだよ、摘んだせいだよ
って 言っている
人々は
私を抱いては
くれなかったのだ
錆びた針金と緑青の浮いた貨幣とを交配した、はらばいの。まだわかい蕾と水仙の足がな
い。解けやしない知恵の輪の/いっそ/解毒作用を知りませんよ。触れずしてまやかしだ
と 悪戯だと、眩しくて言いようの ....
凝集の一点、
新緑の照り返し

忍び寄る青い闇に
天真爛漫を失わず、

光を眼差し深みに沈む
月がきれいな夜
ゴンドラに乗って
ドラッグストアに
買い物に出かける
カビ取り剤が
20パーセント引きのクーポンで買える

「カビ取り剤を買いに来ました」
「カビ取り剤をください」
 ....
ことばが増えていた
ことばを手に入れた

たまに 点検するじゃないですか
ことばを隠す
個人的な理由や理解が濁ってく中で
だって あんなに仲良かった語句が突然禁句
そんな そんな横やりや ....
ホームセンターで
小さな紙袋に入った花の種を買い
土を入れたふかふかのプランターにまいた
ねずみ色の日々の傍らに
きれいな花を咲かせたかったのかもしれない

庭のひなたに置いたプランターに ....
新しい童話ができました
美しくて優しいお話でした
子供たちは喜んで読みました
けれど一番夢中になったのは
大人たちです
雨上がりには虹が出ると
いつまでも信じ続けました
どこから ....
 六月はもう
 むし暑く
 医療用コルセットを巻くと
 腹部が汗でむれる

 窓の外を見ても
 空はどんよりと深い水の色
 濃すぎる緑に
 むせ返りながら
 ものうく

 大気は ....
うさぎさんとカメさんが
かけくらべ

うさぎさんはあっというまに見えなくなりました

カメさんがノコノコ歩いていくと
途中でうさぎさんがおひるねしていました

しめしめ‥‥
カメさん ....
 
まどい

まぐわい

まどろむ


 
チンとくりゃ
ポンと鳴く
その名も
チンポコの唄

悲しいときには
剥いてごらん
苦しいときでも
剥いてごらん

剥けない人でも
剥いてごらん
幸せきっとやって来るから

 ....
 自分が 今
 何を 話しているのか分らない
 どんな顔をして

 すこしづつ
 すこしづつ積みあげてきたものを
 何故つき崩す必要があるのか

 私は怒っていた
 泡がぶくぶくと脹 ....
 欠けた器の思い出
 揺れるしっぽの影
 欄干がつかむ 空を見れば
 交すことばだけ難しく

 雲も 風も
 どれもめずらしく
 川面めがけて 飛び立てた
 君と回転した
 夏はいく ....
おかえりなさい おかえりなさい

旅先から帰って来たばかりの僕に
いきなり届く声の響、

おかえりなさい
おかえりなさい

夕に傾き燃え上がった太陽が
一日の最後を焼き尽くし
暗紫 ....
言葉をひろげるためにはどうしたらよいのだろう ○「老老着信」
着信があると
また葬式かあ?
と思ってしまう
今度は親友危篤の着信だった

○「あとどのくらい」
僕は
あとどのくらい
生きるのだろうか
避けられない死なら
天気 ....
自家中毒のなれの果て、日常の澱の中で、粘着いた息を吐きながらのたうち回る断末魔の蛇のような精神世界、床に食い込んで剥がれた爪に赤い軌跡が続いている、服毒に似た衝動、あらゆる歪みの中で、真直ぐな線こ .... 早苗田の美しき 竹林がそよいで

黄昏の昏き 夕陽の赤 鷺の佇む

宵の口 山楝蛇(やまかがし)は顔をもたげ 虫と蛙のさんざめく 


窓の灯り 夜の帳り


この頃は男梅雨のよう ....
涼やかな夜風、
網戸から流れ来て

私は病んだ肉体の苦、
抱え耐えながら

己を委ね預ける

流れ来て触れ包む、
風の優しさに精霊に

内なる魂 ふと目醒め燃え立ち

雨だれのリズムで
「晴天だけが良い天気とは限らない」
なんてぼんやりとつぶやいて
自室の窓の外へ目をやる

その人の人生を私が生きることはできないので
私は私の人生を生きるしかない。 ....
やっぱり微笑っている、ヒト。
肩が震えたあとで/羽根が生え落ちたときに/ここに滑り込んだのだと。
閉苑間近の映画館の待合室のゆったりとしたソファーで(今震えている。)
冷ややかな水族館で/賑やか ....
道端の草が
不思議に綺麗な花、
咲かせたよ

白くて卵形の
小さな花 無数

僕は思わず立ち止まり
見入ってしまったんだ、
不思議に綺麗な花の群れ

なんて謎に満ちた存在だろう
 ....
悲しい と
言った時に
走る痛みを
こころに感じる
いのちの声を


草はそよそよ
風色
光る
あなたが
ほほ笑む


ありがとう
と言えることにも
ありがとう
みん ....
夕陽、ほとんどかなえられなかった恋、
その間、わずか一分たらずの、
あかく燃えあがる、いのちの巨星、
生きてきた、日中のおさらいをして、
ただ、果実のように、膨張してゆくばかり、
水平線の、 ....


どの、骨で
鳥をつくらうか。

どの、骨で
鳥をつくらうか。

{ルビ手棒=てんぼう}の、骨で
鳥をつくらう。

その、指は
翼となる。

その、甲 ....
 いく本かの 樹が
 チロチロ陽を洩らす太い枝に一羽きて
 また二羽が来る
 小さな頭を左右に振って
 最初にきた小鳥が身を投げ出すように低空飛行
 今し方 私達が登って来た細道へ向かう
 ....
雨の中 お弁当を食べた

山積みの木の枝を燃やす
離れられない仕事だったから

雨にぬれていくご飯 おかず
服に染みた煙の臭いは
ぬれるとちょっとおえってなる

思いがけず惨めさがこ ....
足元に散らばっている
枯れた言の葉に描かれた
思い出たちはもう見えず
呆けた笑いが溢れ散る

ささやかな喜びも
忘れ得ない悲しみも
気づけば声もないままに
寂しさだけが遺ってる

 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
夜風2ひだかたけし5*23/6/7 21:05
月の光 白銀223/6/7 18:28
摘みはるな123/6/7 17:44
あらい123/6/7 17:44
夜にひだかたけし223/6/7 16:05
混ぜるな危険チアーヌ423/6/7 16:04
数える月にはこと欠かないsoft_m...123/6/7 15:57
アカザそらの珊瑚5*23/6/7 12:57
童話(童話)[group]たもつ523/6/7 7:48
身じたくリリー4*23/6/6 20:22
うさぎとカメのち僕の現実日朗歩野2*23/6/6 20:10
まどう殿上 童123/6/6 19:13
チンポコの唄花形新次1+23/6/6 18:20
それは きっとsoft_m...123/6/6 17:58
ふさぐ夏123/6/6 17:55
おかえりなさい2*ひだかたけし2*23/6/6 16:12
記憶の断片足立らどみ223/6/6 8:44
独り言6.6zenyam...3*23/6/6 8:06
ダムド・ライフ・シカエルボクホロウ・シカ...2*23/6/5 21:39
さなぶり短角牛3*23/6/5 21:34
夜風ひだかたけし3*23/6/5 20:28
誰かこしごえ4*23/6/5 19:22
アイボリーの椅子あらい123/6/5 18:07
道端に咲き誇るひだかたけし3*23/6/5 17:03
※五行歌 四首「いのちのために」※再掲。こしごえ3*23/6/5 15:07
墓碑銘本田憲嵩323/6/5 0:25
骨。田中宏輔14*23/6/5 0:07
リリー7*23/6/4 20:17
蛙とお弁当日朗歩野5*23/6/4 18:35
枯れた言の葉松本 卓也023/6/4 18:17

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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