しんさいご
しばらくみなかったひとが
かえってきていた
しんさいまえと
かわらず
もうふいちまいで
えきまえでねていた
ひびわれた
ろじょうで
わらうしかなかった ....
脱皮する
ブレザーは自由を解放し
スカートと花開く
赤い蝶が花に止まり蜜を吸う
さよなら、高校生
僕は明日に羽ばたくのだ
東北訛りのひとは
酒飲みで 酒に弱く
東北訛りのひとは
腕が短く便所がながい
東北訛りのひとは
笑いながら 泣き
東北訛りのひとは
鬼のように やさしい
東北 ....
{引用=きみはぼくのこども
ぼくはきみのこども
こどもあつかいしてね
こどもあつかいしてね
ばかってわらってね
えらいってほめてね
おとなになんなきゃいけないなら
こどもあつかいして ....
{引用=粉々になっていく夜。
くだかれていくね、
散り散りになる朝。
そうして舞う昼、
さらさらという音。
照らされる夕暮れ。
消えるひとつの灯り。}
やきにくくったら
することがあるじゃないかと
いやらしいおやじたちが
いうのだが
しんせんなにくを
やいてたべるだいしょうに
あたらしいのちを
にくをうむこういを ....
{画像=110331225208.jpg}
太陽に手を当てて
陽の光を集めてみる
春の力が
僕の冷たい手のひらに
集まって来て
力が集まって来て
風を肩に当てて
春の音 ....
いつものように夜を歩いている
星の瞬きをながめながら高台からくだってゆく
車や帰り道のひとと二三すれちがう
街のあかりは傾いている
最初の信号に出くわすと
すっかり道を歩 ....
むかつく
むかつく、なんて、
うつくしくないことばだろう
もし、このむねのせつめいのつかない破綻を、
正確に、
かつ精妙に、
表現できることができるなら、
むかつく、
....
誰も批判しない箱の中
ぬくぬくしていて気持ちがいいよ
でもね、世界は
箱の外でまわっているの
天の川は決壊しました
あふれた星屑は
流れて地上へ旅に出ます
口を開ける ....
罪悪感を感じる、
生きていることに。
楽しむことに、
幸せを感じることに、
鼻歌を歌うことに。
でも。
いいじゃない。
誰の分だって、かまわない。
天寿を全うするま ....
二人で
ふとんをしこう
最後のニュースが
かなしい話を終えたなら
丁寧に
ふとんをしこう
僕らを責めたてる
光たちにつかれたなら
....
どうして笑っているの
たくさん わたしたちは生きている
どうして泣いているの
たくさん わたしたちは歩いている
どこにいっても
どこにいても
こどうとともに
だれかをおもう
こ ....
墓地の芝生の上を
早春のあかるい風が吹き
ある白い墓標のかたわらで
小さなデイジーの花束が
微笑んでいた
そのことをくりかえし思いだす
私ひとりの影と
しずかな陽射しと
そ ....
熟睡までしばし
左腕はロボットの優雅
無駄を許さぬアルミ色
組立て式安物音楽のリストは以下
・ペーパー・クリップ
・油粘土の緑
・びよよんなバネ
・一応 悲 ....
餌をやると渡り鳥は死ぬ
餌やるひとが死んだら死んでしまう
つぎの地で餌をじぶんで見つけられなくて
死んでしまうのかも知れない
飯食うために命をかけて
何千キロの空をゆ ....
春は冷たく、そして暖かい
旅立つあの人
残るあの人
新しく来たあの人
すべては
すべては
春のせい
旅立つあの人は
私の想い人
残 ....
絵具が水に溶けるように
ゆっくりと変わる空の色
きみのハモニカのブルースと
ぼくのストロークのアドリブ
ねじまき時計は喋るのが大好き
流しの蛇口は促されるまで
ずっ ....
東の街に雨が降る(それがどうした)
西の街にも雨が降る(だからどうした)
北の海にも雨が降る(今日も東京に雨が降った)
南の島にも雨が降る(明日は何処で雨が降る)
チェルノブイリに行きたく無か ....
頭蓋骨が揺れた日
駒落ちのフィルムのように
ストップモーションの連続で
日常と非日常が
サブミナル映像のように
いくぶんずれた頭皮の内側に刷り込まてゆく
恐怖感は突然やってくる。
震 ....
声はひとつひとつ少なくなって
いつのまにか
神様しかいなくなった町で
僕らはヘンなクスリを1錠飲む
今は青い
奪い合った空
死んでもいい日に
誰かが石油をかぶって
血がいっぱい ....
現実は
教科書どおりには
いかない
絶対に確実な理論など
ない
理論を超えたところで
政治生命を賭して
判断するのが
真の政治家だ
どんなに情報を集めても
どんなに道具 ....
人差し指は母
血の匂いがする
家庭を流れる
大きな川
中指は男
山の頂上から
朝日が黄色に
太陽の光
薬指は女
潮が満ちていく
全てを飲み込み
育む海
....
真っ青に疾走する感じがみんな大好きなんですよね
(多分そんな事は無いだろうけど)
その感じが何かピアノジャックを好きになりきれない原因な気がする
まぁそれって言うのは「日本一つになろうぜ」 ....
夜中の2時までスーツ着てネクタイ締めてるなんて仕事はしたくねぇなと
スカジャン背負って煙草ふかしたままそう考えた(中2病の歌詞みてぇだ)
あぁガキの頃はスーツ着てネクタイ締めて仕事する事って夢見て ....
空となにかがうずまっている
そうだこれをこいとよぼう
だだだだだ
きのう庭で生まれた
背中の骨が
まだすこし痛い
鏡を撫でて
まなじりを擦る
靴のひもがほどけた
ここにいるの
ここにいるの
ここにいるの
ああ そこにいるの?
....
夜明け前に隅っこに追い遣られた君は
行き場を失い
長過ぎる時間を持て余し
爪を噛む
ボロボロになった爪の先を揃えようと
また爪を噛む
そしてひとりぼっち
夜の隅っこで
寂しくなんかないよ ....
婆さんが呆けた顔で笑っている
海のものとも山のものとも知れぬ婆さん
老いた記憶をさぐっていけば
そこしれぬものが埋まっているはずなのに
婆さんは呆けた顔で笑って ....
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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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