けんかしてるときも
仲直りのときも
同じ場所にいるじゃん
月は空にあるじゃん
ぎりぎりのときも
よゆうのときも
届かない場所にあるじゃん
月は空にあるじゃん
うたたねして
あ ....
佐野元春の「日曜日の朝の憂鬱」を聴いていたら
自然に泣いていた
寂しいと感じていることに
今更ながら気がついた
今まで一人で戦ってきた
暗闇に向かって拳を突き続けるみたいな
手ごたえのな ....
病的な雨音が
日ようびをぬらしていく
あの雨にあたれば
きっと細胞の何千個かでも
溶かされてしまうって
そう思っている
雨なんか降ってないけど
恐怖に首輪をつけて
わた ....
古い連れに暴走族の集会に来いと誘われた
面白そうだから行ってみた
古い連れは十五の夜にバイクを盗み 補導された
僕は十五の夜に 他人の物は盗めそうになかったから
親父のワープロを盗んだ ....
夜が辺(あた)りの色を奪うとき
灰色の濃淡だけの風景の中
独り佇み窓の外
悲しみだけの夜道を歩き
とぼとぼ何処へか歩き出し、
夜が心も奪うとき
沈む気持ちのその先に
灯りがぼーっと点 ....
どんな言葉だって食べてやる
そう思ったけどあたしって
すき嫌いが激しいの
食べたくない言葉が多いの
とりあえず食えってあなたが
いうからちょっとなめてみる
ほらやっぱり苦いね
ほ ....
失って初めて知る愛しさなら
愛しさなんて要りません
もう戻らない
かけがえのないものだったと
教えてほしくなんかありません
繋がれて初めて知る自由なら
自由なんて要 ....
そういえばあなたは 春が嫌いでしたね
春は余計に淋しくなってしまうからと
いつかぼそっとつぶやいてたのを
ぼんやり覚えています
今でもやっぱり 春は淋しいままですか
気がつけ ....
杉林 針葉の緑をすり抜け
どこからか 舞い落りた白い花弁が
木蓮の紫の蕾近くを行き過ぎ
日陰に残る雪より先に 土に落ちた
山の 日が射す場所は暖かく
雪で登る事が難しいと思っている間に ....
朝に残っているものは
足跡だけなのに
そこから香りがするとおもえて
そっと口びる寄せる
夜が忘れていったのは
羽ばたけなかった想いだけ
まわりなんか見渡さない
同じ姿しかいない
....
転校
見かけだけでも明るい子になる
新規入社
しばらくの間仕事好きになる
妻
朝晩マッサージをしてあげる
自分
肯定する
天気予報
ふざけるな
髪の毛
他人の ....
犬も歩けば棒に当たるそうです
眠ることが下手な人が
こっそりと教えてくれました
でも、僕は何もしてあげられません
犬が棒に当たる様子を黙って見ているか
背後にその音を聞くくらい ....
{画像=110515043203.jpg}
ぼくは夕方の景色が好きだ
建物に夕日が当たって輝き出す
( と直ぐに )
周辺の空気が藍色に染まり出す
( それでもまだ ) ....
iPod nanoを買った
僕は音楽をイヤホンを使って
フルボリュームで聞くと
身体の真ん中、丹田の下から
頭のてっぺんまで通路が開き
身体の中の気が噴出する
この気には二種類あって
ひ ....
ははにてをひかれて
いえをでていく
ぼくがかぜを
ひいたことにして
びょういんへ
びょういんには
ここちよいくうきがながれていた
まちあいしつで
いきてることやしに ....
雛菓子をつまむ指先の
その感触は
母さまの温もり
ひとつまみ
もうひとつまみと
雛の飾りから拝借する君の
{ルビ当=あ}て{ルビ所=ど}ない{ルビ戯=たわむ}れは
長き ....
私の娘に出会ったら
どうか伝えておいてください
何一つ伝えるもの残すものはないのだと
ただそれだけを伝えてやってください
私が道のそこかしこに置いた石に
あのこが躓こうとも
教えられよ ....
土手の切れ目が1本のラインに見えるから
平らになってる地面ギリギリまで 後方にバックして
50m走でそれなりに女子に褒められた 足の速さをもって
ホップステップで 夕陽に煌く川面に行ってみる。
....
多少の不自由こそあれどそれなりに充実して過ごし。
面倒なことは投げ出して、逃げ続けようどこまでも。
平均台でバランス取ったら中心線からよれないようにぶれないように。
そんな風に過ごしていって大体 ....
おまえがねむらなくても
かわりはいくらでもいる
といって
すいまがおとずれます
ああ、ねむることも
いきることなのだと
ゆめのせかいで
きがつくことができたなら
....
聞きたいことはやまほど
心の中で復唱
本人を前に
フリーズする思考回路
息の合わない電話
誰か修理してよ
私の頭と心
....
語るべき理想は何であったとしても
人に何も語ろうとはしない
いつであったとしてもそれは確かなのだろう
私自身であったとしても
誰であったとしても
それは きっと その場所にあるがままなの ....
今日も目を閉じた
夢の中で 私は
私の望んだ誰であれば良かったのだろう
流れ続ける この 幻の中で
多くのものが 消えていた
思い出さえも だけど
今日は自分の誕生日なのかすら ....
がんばって
いきてるねと
ほめられたかったのだ
すずめは
こめをぬすみに
ちかづいてはにげていく
ひとなれしたはとなどに
なりたくなくて
わたしがシャープと言えば
きみはフラットと言う
いつだってそういうことになっている。
わたしはあがり調子の躁状態で
うきうきとよく冷えたビールをあおる
きみはどん底に停滞して
苦虫 ....
世界中で170万人が死んで行く日々に寝たり起きたり仕事したりする
170万人が死んでいるから生きているのかとかそういう自覚は無く
かと言って140人ずつ増えて行く人間を育てる気も無いまま
眠たい ....
そして3ヶ月経ち
もし誰も小さな声なき声の歌に耳を傾けないなら
緊急地震速報のアラームをギターで鳴らす
という笑えないイタズラをして目を合わせジュテーム!
愛しているぜと笑いかけよう ....
昨日までは
元気だったんだ
すいすい泳いでご機嫌で
私を追いかけ
ちょうだいえさ!
はらへった!
って。
なのに今日は
なんだかのんびりで
草むらでゆぅらゆら
してるもんだから
....
いやいや作る節約のためのお弁当
しょーもない話ばかりの同期
お局たちのでかい態度
1日中見るPC画面
なんのために生きてるんだろ
なんて、
今まで考えもしなかったようなこと
....
こころの中に
一つの家を建てよう
どんなに激しい嵐にも
どんなに揺れる地震にも
決して消えることの無い、一つの家を
地面に膝を落とす、日も
涙の絞り落ちる、夜も
....
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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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