アングラ・ファンタジーをまだ異性に濡らされたことのない性器で歌っている
社内でよくものがなくなる
ふつうのときは入院している
アングラ・ファンタジーをまだ異性に濡らされたことのない性 ....
こころの場所を探してみましたが
結局、わかりませんでした
たましいも
いのちも
しも
どこにあるのか
いまだにわからないでいます
さっき電線にとまっていた
たくさんの鳥 ....
ようやく決心がついた
顔に無数のしわが出来るほど
髪に無数の白髪が生えるほど
それくらいの時間をかけて
ようやくそうしようと思った
裏庭にシャベルで
出来るだけ大きく
土を掘り返 ....
屋内退避地区とは
外でなるべく活動せず
屋内にいることを勧めますということ
だれも訪れずひっそりと
家の一部となり過ごすこと
それでもマンションの家賃は請求され
社員の給料も支払わなけ ....
頑張ろうと
肩にばかり力を入れても
腰はひけている
仕方がないと
諦め顔で薄笑いを浮かべても
目は出口を探している
雨のような運命を
受け止めるのは
傘ではなくて腹の真ん中 ....
20年くらい前だろうか
菅さんの講演に行ったことがある
感心したのは質疑応答
質問への理解の早さ
明晰な回答
こういう人がいるならば
政治に希望があると思った
あれは幻覚 ....
優しい目で
どこまでも
温かく深いもので
きみは撫でる
残酷さや
死のもつ暗闇さえ
あるいは鋭い目で
銃弾のように
まっすぐ届いてゆ ....
110416
ヒメジョオンとハルジョオンの相違は
人体には影響有馬線のことばに圧倒されて
桜が散るまでは気軽に聞くこともならず
いつの間にか不 ....
痛々しいカルマのヘドロで
埋めつくされた胸のぬかるみに
重々しいリグレットが渦巻き
不気味にフェードインする
ギロチンの陰影があった
そして あぁ なんと ....
今すぐ結婚しないひとの
いのちの心配をしてはいけない
花びらがすき放題に散っている
桜木も見あたらないのに
どこからか来て巻きあげられている
雨のあとの曇った朝だった
....
かつて二人は湖を持っていた
水は濃い翠で穏やかに波を立て
畔には湖を取り囲むように
世界から隔絶されるための勇気が植えられていた
その白さが危ういほど 純潔を保った花が咲き誇り ....
眠れることは 良いこと
眠ったから 安心しているとは
限らないけど
寝てる間だけは
忘れていられることが
いっぱい あるから
★,。・::・°☆。・:*:・°★,。・:*:・° ....
白鳥は十字が似合うと言う錯覚
一等先の 空を照らす 特攻隊長は
恐れ知らずの 頑固者
雁は どんな形で 飛来するのか
考えたことも なかった
今冬は 随分と 小ちゃい虫ばかりと
遊 ....
腐った夜。隣の部屋で愛を営む学生カップルの残虐性は情状酌量の余地がない。今夜僕はあまりに寂しく気付いたら死んでいそうなのでとりあえずウイスキーをグラスになみなみと注ぎ貧乏ゆすりで下の階の住人の睡眠を妨 ....
いつも通りに立っている街路樹とお店
青と赤の信号も一仕事終えて
夜勤の黄色だけが道路を照らす。
いつもの塾帰りにリュック背負って帰宅中
市役所前の街灯の下
そのでっかい足場に腰を下ろす。 ....
色のついた絵の具を買って
窓に町を描きたい
雲を描いて
煙突を描いて
笑っている人を描く
指先がどこまでも自由になって
僕のつまらない話を聞いては
頷いてため息をついて
また透 ....
時の風をくぐり抜け
現代に戻る
過去に戻る
タイムカプセルで
現代に送られ
過去の戻らせ
陽射しが温かい
今宵一杯いかが
クーラーの下で
読書に没頭する
明日は合気道の審査である
深夜に寝汗をかいて
眠ったのか寝ていないのかわからないまま
眼が冴えた
今年の一月から
この日のくることを告げられ稽古を重ねてきた
その間寝つきの悪い夜は
....
ゴーサイン、そうあるべきでないこと、線路の交差、乗換え案内、小型化、軽量化、構造の繁雑化.....
冗談、胃袋みたいな鞄、鞄みたいな小部屋、小部屋みたいな恋愛、恋愛みたいな冗談。
腹痛、睡 ....
それがまるでさいごだってみたいにせつないかおしてくれよ。
願うだけせつなくなることをなんでもして
*
いろいろな噛み心地のプラスチックを食んでいる感覚
自分自身をつみあげた先 ....
獲物がいなくなった 空の下で
収縮に喘ぐ動物が 叫んでいる
「方向」はどこにあるのか
生彩に富んだ街を歩くと
猫たちは既に女性のものでなく
棺は死人のみを納めてもいない
両の手で社会を ....
始原の時を想わせる煌めく土や眩しい空の濃さが生々しく匂いたち、
かけらは、怖ろしく深い渓谷を穏やかな春に渦巻くつよい風にはこばれて渡る
その惨く美しい花の乱舞を無邪気に、遠くパノラマに見渡して ....
ひしゃげた白い空に
ひしゃげた日暈が架かっている
とりどりのチューリップは群れ咲き
金属的に笑っている
その笑い声の中を
黙示録に腐蝕された心臓がひとつ
歩いてゆく
果たされ ....
壁に壁の絵を描きます
そのうちにどこからどこまでが
本物の壁かわからなくなります
途方に暮れていると
ゴミ収集車が最後のゴミを積んで
走り去って行きます
わたしはあれには乗れま ....
死が
眠りのようだったら良い
いつもの眠りのように
目を瞑り
深い夢の中へ行く
それはとても深くて
なかなか目が覚めることはない
そうして意識だけが残り
肉体は土へ還る
....
錦糸町へ行かなくちゃ
錦糸町南口のエイコっていうスナックへね
あの子に逢いに
何!
好きなバーボンアンドソーダを飲みに行くばかりだけど
かわいいな
ほんとにかわいいな
汗に濡れた肌を ....
付き合い始めてから
決めた合言葉
長さは関係ない
お互い幸せを感じられたら
それでいい
どんなに大変なときでも
笑顔にさせる合言葉
心を結びつけてくれる
水の子ども
鏡にしるしを
つける子ども
今日は 離れて
泡の手と手
ひともとの
すべてがすべてに
あきらかな夢
青と 次の色
半分の径
仕草 ....
何も持たない夕暮れに
二度書きの日の生き死にの
近すぎる礫と礫の声
何も持たない波と波
どこまでも
誰も居らず
どこまでも
羽と羽と羽
空洞の
明 ....
遊びにきてよ
窓はがたゴトゆれるけど
月はさかさまにみえるけど
(誰も知らない夜の色)
遊びにきてよ
雨がふっていないのに
雨がふっているような気がする夜は
(それは一人だってこと) ....
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