目に映る炎には
誰も自分では気づけないように
無意識の園に咲く薔薇の色を
想像することでしか描くことができなかった

もし誰かがその一本を取り
目の前に示してくれたのなら
私は人を愛する ....
私にとってつまらないのは言葉
そこで 物事を吐くのに
誰のためであったとしても 本当に 何にも 聞こえなかった
自分とは違うものなのだと 座り込んでいた
一体 それは 何なのだろう

 ....
冬なのにヤシが植わってら
起伏ある町の谷間で俺はそれを見上げてる
青い天井の倉庫の中
ジオラマである

ロリコンは嫌いだ
そんな声がタイヌードルの店のヨコを通り過ぎた時
聞こえて
振り ....


昨日の雨のつ(いて特に効力発生日が定めら)
づきなんて あの子はいっこう聞(証明する)
き(分けないさ 僕のあげたきれいな赤い(4:24)
靴ど****ろ*******いで***** ....
かなしみを
かなしみ終えたら
ひとは
笑わねばならない

かなしみが居座って
笑いかたをわすれてしまうから

こころがばらばらにちぎれて
もう一つには戻らない
体じゅうの血が流 ....
きっと
当たり前すぎて前景化しない
大事な「大切」と抵触し続けているから。


しこりというには形はなく
重石というには存在感が希薄。
だけど気持ちの辛さは確かにそこにある。
場面場面 ....
  休みたいので
  コンビニの店員に
  すいません
  枕とベッド売ってませんか
  って聞いたら
  申し訳ありませんが品切れです
  だと



  ふんわりしたいので ....
今年に入ってから、
遊んでも遊んでも、
いい子に当たらない。
(ひとりだけ、お気に入りの子をのぞいて。
でも、もうその子とは遊ばないことにしている。
なぜってわけじゃ、ないけれど・・・。
 ....
こうていひょうが
わらってる

これでまちがい
ありませんと

できないことは
なんでしょう

ここにかかれた
こといがいに
昨夜も妻は寂しがり屋な夫の手を 
両手で包み 
その指の温もりはすでに 
この不器用な手をゆるしていた・・・ 

翌日、結婚してから初めて、傷心の街を歩いた。 
もうだいぶ昔の春に砕け散っ ....
いすにすわっている
ときのわたしは

いすにすわっている
ときのわたし

ところがひとたび
いすをたてば

いすにすわっていない
ときのわたし

わたしはいすを
 ....
手を伸ばす

まあるい まあるい

綺麗なものに

大事大事 とっても大事にして

ぎゅっと抱きしめる

ああ、愛おしい

僕のもの

だけど

綺麗にしす ....
ツェッペリンが墜ちたのは、
俺の所為じゃねぇの。
君の話を聞く奴は、
俺じゃなくていいの。
世界を救うのは、
俺の仕事じゃねぇの。

グッバイ・モーニングニュース。
天気予報は俺の ....
フロントにギターケース。
寒さに凍えた午後9時。
中途半端な時間。
電車の音、ゴォゴォ鳴る。

山手線のアナウンスは時々何言ってんだか解んねぇ時があって。
駅名しか解らん。

黄色 ....
春がくると、みんないっせいに
春の詩を書き出す。
夏がくると、みんないっせいに
夏の詩を書き出す。


くるもの、こばまず。
過ぎてしまった季節のことなんて、
忘れて。
さむい間じゅ ....
棺の風呂で呼吸をする
革命児がうまれた 分娩室
「着床したころが懐かしいね」
「枕もとにクッキーを置いて夢をみた人のことも」
直に循環アダプターと排水溝は痩せるのだろう
タナトス ....
限りなくなっていくのだ
地平っていう足場はもうなくなった
息できるけれどここは水中です、溺れます、泳げます
イメージは身体をさいていく


神様ー
なんて叫んでもだめ
一握りの空を降り ....
 
 
小さな虫を追いかけて
少年がどこまでも走っていきます
窓の内側でも外側でもなく
ガラスの中に広がる草むらを
何も持つことなく

私はいったい何時
ガラスの中から出てきたのでし ....
「お花見がしたい」

君がそう言ったから、街へ出たんだ。

四月も半ばなのに風が冷たくて、
いつも薄着の君は、
淡い色のストールを身体に巻きつけて、
細い肩を何度か擦った。

かつか ....
正義面をして
弱い人を決めて、悪い奴を決めて
どちらにも心の底から軽蔑をする。

それでも子供はいつか
名前を持たない悲しみに
追い詰められて、
自分を守ろうとするのだから
もう追い詰 ....
ただぼんやりと
気にもせず

いつもの席の
いつもの光景
手元が止まると
眺めるところ

ただぼんやりと
いつもの人が

声も知らない
いつもの人は
姿勢正しく
画面を見つ ....
原発反対と言うデジタルな絶叫の3分の1は原子力で出来ています
3分の1は恐怖と愛で出来ています
残りの3分の1は何となくと言うノリで出来ています
みたいなだらしない冗談が口から溢れ出る
 ....
春は車で

微風吹く
春の午後
曇り日なれど
折々に、陽は照りて
車は走る
彼女らは
病人の噂する
野山に緑の木々と畑
幸いなり吾らの日々
共に聖書を学び

見あぐれば
白 ....
生まれながらに海にして
私は誰も待っていない
浮かべて揺れる大きさを
舟も陸もが優しさと
讃えはするけど繋がれず

生まれながらに陸にして
私は誰にも出会えない
在り続けるこの風体 ....
幾重にも重ねられた
朝霞の様に
私は青く塗られた
何かが蠢くカンバスに
薄く薄く白を塗る

決して無理をしては
いけない
分厚く塗り込めば
いずれ割れ、剥がれ落ちる
薄く薄く白を塗 ....
  くちびるを貸してください
  そらの絵を描いてあげる
  そらは
  すべての言葉がひびくところ



  心臓を貸してください
  そらの絵を描いてあげる
  そらは
 ....
少女だった私が 紡いでいた唄は
大人になる私に 届かないで消える

全てをもう何もかも 過去にしてしまいたくて
あの頃握り締めていた 嘘を嘘に返し
踏みしめていたはずの 現実は未だ見えず
 ....
たとえば 会話はキャッチボールなのに
     いきなり暴投されたときのひとの戸惑った瞳

     それでもボールをひろいに行って
     丁寧に返球するひとの思いやり


     ....
空白の日々
大地は揺れ、海は押し寄せた
人間達は誰一人、抗う術を持たなかった

空白の日々
誰もが一人で生きる事を認めた
そこには表層的なコミュニケーションしかなかった

空白の日々
 ....
スクリーンの少女が吐き続けている青いゼリーを唯一の光源とした地下室の底を 全身の血を逆流させるようなシンセサイザーの息づかいが 脈々と這い擦っている 水槽に閉じこめられたおまえは ガラスの壁を両手でひ ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
乾いた薔薇の住まうところ瑠王5*11/4/20 2:41
手の中の何を思えば番田 211/4/20 2:30
倉庫の絵植田心也211/4/20 1:50
四月十九日古月211/4/20 1:20
かなしみをはるな811/4/20 0:46
半端の効用電灯虫3*11/4/20 0:32
売買草野春心7*11/4/20 0:16
ほくろだらけの女はだいろ211/4/20 0:16
工程表小川 葉111/4/20 0:11
銀の指輪 服部 剛211/4/20 0:08
椅子小川 葉211/4/20 0:03
大事一酸化炭素011/4/19 23:45
グッバイ・モーニングニュース。菊池ナントカ111/4/19 23:31
死人の星占い。111/4/19 23:17
春がくると八布111/4/19 22:36
双子の致死量ayano911/4/19 20:50
かみさまの間取り図しもつき七1911/4/19 20:44
忘却たもつ811/4/19 20:10
さくら茅野ゆき311/4/19 19:54
一つの念こぼす山岸美香111/4/19 19:04
りり1*11/4/19 18:59
そういう日常虹村 凌4*11/4/19 17:24
春は車で生田 稔111/4/19 16:23
たびびとはるな411/4/19 16:06
白を塗るプル式10*11/4/19 10:41
そらの絵草野春心211/4/19 9:04
春色の死曳舟211/4/19 5:03
おそくても佐和311/4/19 5:01
Empty days田無011/4/19 4:35
クラゲチアノーゼ魚屋スイソ811/4/19 2:31

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