まぶたをひらいて
まばゆい光がさしたら、
めをひらく行為のいみもしらないまま彼は目覚めるのだった
空っぽの水槽と
水浸しのガラスをのこしたまま
創造のなか
生まれてゆく
....
リサイクルショップで
セイコー5の古いのを買った
お値段は1000円だった
いい買い物をして嬉しかったが
2時間で5分遅れるという
時計としてあるまじき怠慢さに
業を煮やした僕はJRに乗っ ....
吐き出した溜息が
泡のように昇っていけば
まだ心も晴れただろうに
朝のにおい
冬のにおい
夕げのにおい
夏のにおい
かあさんのにおいって
どんなにおい?
春 陽が高く昇っているころ
空はすこーんと明るく晴れて
車が少々走っている道路脇
....
東口
電車
絵
マック
古着屋
カラオケ
ライブハウス
夕立
相合い傘
キツネさん
コーヒー
小川
神社
公園
草笛
かけっこ
焼き肉
少しのお酒
タバコ
触れ合 ....
ねぇDr.
教えてよ
水晶体に描かれた景色
でたらめな人の群れ
電気信号に変換して
サーチ始めるtrigger
その消し去り方を
鼓膜を震わせた振動
空気の波
神 ....
山盛りのスパゲティに
ミートソースをかけ
ぐちゃぐちゃに混ぜて
ひたすら食べる
「人生みたいだ」
と思ったら
1、供述
被験者Αの供述
捨てきった排泄の切れ端
淑やかに私の周りを廻り
新しい道を作り出そうと
押し寄せては押し寄せて
私の道筋を封鎖したのだ
被験者Βの供述
快楽と ....
今夜聖ワルプルギスの為に
父親を百人殺し
その嫁を千 ....
誰もいねぇ誰もいねぇ
歌う4丁目路地裏
餓えた影共と踊る
ドブとアルコール
研ぎ澄まされた熱
ビルと昼を縫う奴
・・・コンコン
黒い瞳白い痂の空
賑やかなガラクタ
火の付 ....
けんかをやめなかったのは
きみのためじゃないのさ
行方不明なんて素敵じゃないか
どんな白いお城で暮らしているのさ
いま、きみは
けんかをやめなかったのは
八重歯にくるおしいおもいが
....
はっぴぃ
ぶぁぁすでい
つぅゆぅ〜
はっぴぃ
ぶぁぁすでい
つぅゆぅ〜
はっぴぃ
ぶぁぁすでい
みすたあ〜
ぽりでええんと
はっぴぃ
ぶぁぁすでい
つぅゆぅ〜
....
軽やかに街を吹き抜ける風が
まことしやかな君の噂を
僕の耳元で囁いていく
騙し絵もどきの日常の水路を
予定通り流されながらも
まだ僕はなくした鍵を探している
散り終えた季節に
....
『壁伝いに歩けば
出口につくよ』
誰かから聞いた
だからずっとずっと
壁に沿って
足が重くなっても
ずっとずっと
ただひたすら
考えずに
ただただ
ひたすら
でもま ....
/午前4時55分の墓場のまえで眠る仔泣きじじい
中途半端/まだコートで出勤する
新聞配達のゆうちゃんは生理を配りながら靴音をころす 。
世の中をタイミングよく滑るには確かな動作と奇天烈な ....
胴体に日の丸をつけた飛行機が
滑走路から飛び立ってゆくのを見送っていた
まるでデジャヴュでもあるかのように
ものを書き
考えることをしてきた
だのに、なにも残って ....
生き残った耳に
今も聞こえてくるのは
見下ろした小さな林から
厳かに流れてくるリズム
目を覚ますと
ぼくは丘の上で
膝から下を切り取られて
地面に突き刺されて
両腕を磔になったイエ ....
こつはすぐそこ
遠くなく
朝、もやは流れて
火だねは赤く
赤く、またすぐ
はいに埋もれる
地下ふかく
揺りかごひとつ
あかんぼねむる
からすがかあと
陽へとはばたくころ
ため ....
目に映る炎には
誰も自分では気づけないように
無意識の園に咲く薔薇の色を
想像することでしか描くことができなかった
もし誰かがその一本を取り
目の前に示してくれたのなら
私は人を愛する ....
私にとってつまらないのは言葉
そこで 物事を吐くのに
誰のためであったとしても 本当に 何にも 聞こえなかった
自分とは違うものなのだと 座り込んでいた
一体 それは 何なのだろう
....
冬なのにヤシが植わってら
起伏ある町の谷間で俺はそれを見上げてる
青い天井の倉庫の中
ジオラマである
ロリコンは嫌いだ
そんな声がタイヌードルの店のヨコを通り過ぎた時
聞こえて
振り ....
→
昨日の雨のつ(いて特に効力発生日が定めら)
づきなんて あの子はいっこう聞(証明する)
き(分けないさ 僕のあげたきれいな赤い(4:24)
靴ど****ろ*******いで***** ....
かなしみを
かなしみ終えたら
ひとは
笑わねばならない
かなしみが居座って
笑いかたをわすれてしまうから
こころがばらばらにちぎれて
もう一つには戻らない
体じゅうの血が流 ....
きっと
当たり前すぎて前景化しない
大事な「大切」と抵触し続けているから。
しこりというには形はなく
重石というには存在感が希薄。
だけど気持ちの辛さは確かにそこにある。
場面場面 ....
休みたいので
コンビニの店員に
すいません
枕とベッド売ってませんか
って聞いたら
申し訳ありませんが品切れです
だと
ふんわりしたいので ....
今年に入ってから、
遊んでも遊んでも、
いい子に当たらない。
(ひとりだけ、お気に入りの子をのぞいて。
でも、もうその子とは遊ばないことにしている。
なぜってわけじゃ、ないけれど・・・。
....
こうていひょうが
わらってる
これでまちがい
ありませんと
できないことは
なんでしょう
ここにかかれた
こといがいに
昨夜も妻は寂しがり屋な夫の手を
両手で包み
その指の温もりはすでに
この不器用な手をゆるしていた・・・
翌日、結婚してから初めて、傷心の街を歩いた。
もうだいぶ昔の春に砕け散っ ....
いすにすわっている
ときのわたしは
いすにすわっている
ときのわたし
ところがひとたび
いすをたてば
いすにすわっていない
ときのわたし
わたしはいすを
....
手を伸ばす
まあるい まあるい
綺麗なものに
大事大事 とっても大事にして
ぎゅっと抱きしめる
ああ、愛おしい
僕のもの
だけど
綺麗にしす ....
3007 3008 3009 3010 3011 3012 3013 3014 3015 3016 3017 3018 3019 3020 3021 3022 3023 3024 3025 3026 3027 3028 3029 3030 3031 3032 3033 3034 3035 3036 3037 3038 3039 3040 3041 3042 3043 3044 3045 3046 3047
【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
5.29sec.