不遠慮に繋がるシナプスが
六番目の感覚を取り戻そうとしている
天恵を得るために
そして悪意は背中を刺す
それはまるで
怜悧な刃物で身を裂かれるような
それはまるで
身体中の神経が外に剥き ....
i
水を撒く、
あなたの地球儀を
絞殺したのは
わたしではなく
わたくし、
であって
緻密に、
ただ緻密に、
あなたは欺かれ
白紙になった
太平洋で
立ち止まった海水は
沈没 ....
制服を脱いだら普段とは違って
タンスの奥の方から取り出して
芳香剤と昔の匂いのする服を着た
その服を着て鏡を覗いてみると
無性に髪を結んでみたくなった
これで準備は整った
でも ....
近所の商店街で買った、
手羽先を食べながら、
ゴールデンウィークの最初の3日間で、
遊んだ女について語る。
ジョン・ウェズリー・ハーディングを聞きながら。
初日。
って、もうおとついに ....
燕の背中で寝そべってたら
太陽が睨んできたので
にらっめこの勝負をした
俺が勝ったので
太陽に筆ぺんで落書きしてやった
それを見ていたボーイング737が
調子こいてバク宙してきた
飛 ....
カキコすることで気が楽になるなら
楽になれる瞬間があるなら
そう思う
カキコできないくらい
思考停止するのも
また あり
そんなときは 眠る
眠れぬときは
無理矢理に 目を閉じ ....
神社はパワースポット
全ての気が 集結する場所だから
全ての気が 終結する場でも
有るのかも 知れない
大きな杉の木に 寄り添い
今じゃあ 誰もが
雄ですか 雌ですか なんて
空を見 ....
なんだかなあ
が、
白い布にしみて
たやすく
夜
かなわんなあ
って、
放りなげたこと
ひるがえって
雨
....
あのさ。
なんもなんないよ
首つったって
リスト切ったってなんも
あのさ。
敬ってみなよ
盗人を
そこらのホームレスを
....
ピッコロ、コロ、コロ、ポロリンポイ
朝早く起きて
食事を作る
パンが焼きすぎ
ビンボウ、バコロ、バロロン、ポイ
テレビの少女が
踊りだ ....
私の胸の
奥に手をいれて風がなく
どこからの風か
不安の風か
震えながら抱きしめる
私のいのちが
かきけされない今は
この震える風が
どこからきていようと
一身にうける
....
貰ったキーホルダーを見る度に
僕の心は体を離れる
ずっと遠いあの街まで
丘の上には大きな桜の木があって
公民館と図書館と体育館と
少し行くとスーパーがあった
公民館には児童館がつい ....
わたしが覚えた涙のあまみは
傍らの辞書によれば
もろみ、と呼ぶそうで
カーテン越しの陽射しの匂いは
ときどき広くて
ときどき鋭い
いつか見た夢の数々が
今でもずっと夢なのは
....
朝焼けをふたりじめして。
舌に乗せたらいいよ。ひかりのバター。
とけるものは。ぜんぶさみしいから。
すきなもの。屋上にあるもの。
給水塔。ふるい排気ダクト。
埃の匂い ....
盗んできた金庫を開けると
なかから小さな金庫が出て
そのまたさらに小さな金庫。
開けるたびに核心に近づくような
錯覚を覚えながら、
いまだに核が見えない。
何が入っているのかを
暴いてみ ....
起き抜けにchampagne
むしろ浴槽を満たして
煙草の匂いはjazzyに
何て素敵な退廃
絡み合って墜落しましょう
不健康な呼吸
よく分かりもしない上等な言葉で
戯れてるだけ ....
風は空を渡っている
それが人々の視界に入ってゆく
僕の視界はあちらを向いたまま
首はねじれきった状態のまま
今人々の内で蘇生しようとして
人々が許してくれるかどうか・・・ ....
電車
降りる駅の看板が動きだす
見る
睫毛の間に雨粒の影
晴れ
瓦屋根の隙間から雀がでてくる
気配
振りかえると自分の影
授業
突然教師がさしてくる
歩行
つ ....
{ルビ蜻蜓=とんぼ}の眼鏡は言う
「得た、と思ったとたん、うしなっている」
であるから、はなから何ももっちゃいない
少年は、青年になっていた。誰もが年を取る
今は
....
いじわるそうにあなたが笑うと
背中の真ん中がゾクゾクして
どうしてもその唇に触れたくなる
この衝動をなんて呼べばいいの
その長く白い指が私の頬に触れる時
自分の全てを捧げたくなる
これ ....
澄んだ水にウチは住めぬ
これだけは言っとくよ
by ウチ
「1」
誰かいないと
さみしいや
部屋はせまい
壁のヒビが気になる
将来のこと考える
目をぎゅっと閉じる
片思いはやっぱりつらい!
それを知るわたしは
あの子 ....
特に何も意図していない時に訪れる 色々な物事
今回の災害のような出来事を 人はいつも 考えられない
パチンコ屋に入る時の気分のようなものなのか
しかし つまらなく思える 見ている何もかもが
....
どうしたって零れ落ちる。
そこに選別の意思すら介在しないから ぶつけどころすら判らない。
零れ落ちた 気持ち見習いたちは 路上のコンクリに滲みこむこともできなくて。
愛想もない街の固さに ....
私はこんな時代に生きているから、
運命なんて信じていない。
ここに生まれたのも偶然だし、
今こうしてあなたと話しているのも偶然だし、
人として生まれたのだって偶然に違いない。
でも。
....
暗く無残なブルースが、俺の身体を駆け巡る、暗くてむごくて無残なブルース、そいつが俺を作ってる
明るい言葉は、嘘にしか思えない、優しい言葉は、策略にしか見えない、ひときわ笑顔で近づいてくるやつは
....
わたしはついさっき
きみを忘れた
すぐに思い出すこと/その過程/は
随分と、昔から
変わらないのだけれど
ひとびとはそれを指す
{引用=わたしは、たった今も
....
今日 夢を見た
だんだん薄れていく記憶
君の声も 君の匂いもわからなくなって
輪郭だけの絵画のように
現実ではなくなっていたが
確かにあった手応えを感覚として垣間見た
再び抱きしめたが ....
ブランコが
できるようになっていた
そのかわりに
わすれてしまった
ブランコが
できないということを
できないことの
くやしさを
はじめから
ながいみちのりが
あるのではない
きょうといういちにちの
くりかえしなのだ
たとえにちじょうでも
ひにちじょうでも
のりこえて
ふりむくことができた ....
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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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