じんるいが
たんじょうして

はじめて
おまえはこのいしを

みつけた
それいがいに

いしはなかった
かのように
 
 
カナリア

寂れた街で暮らしてる 配役は奪われてしまって
ここじゃもう 本当の君を知る人も居なくなった
賑やかなレコード屋で 隅に追いやられたCDに
救いの手を差し延べるのが趣味 まるで自分 ....
 
 
にんげんかんけいって
なんなんだ

はながさいたとか
むしがうるさいとか

そういうことじゃ
ないのか

はるは
とくにうるさい

さかなかった
はなのこえが
 ....
けものたちが順番に目覚める

芽吹き始めた草木も
長い眠りから醒める

こんこんと湧き出る水に口をつけ
唇を濡らすと
また新しい路に出会う
まだ見知らぬ誰かに出会う
新緑とは、出会い ....
ひととして
といわれても

もはや
ひとではないのだから
しかたがない

ひとさまのたべものを
ぬすみぐいしてる

むしよ
おまえのおやの
かおがみてみたい
 
 ....
さみしいね
そういうと君は黙り込む
まるで口をひらけば終わるみたいに

はっと顔をあげるから
僕はたちあがれない
まるで夜が明ければバラバラになるみたいに

僕らの手はなぜ
こんなに ....
どれだけ君のなかに沈み込めば、君の温かさを感じられるのだろう

僕は
君の胸の上で産まれ腕の中で育ち
まだ、
手を離せないでいる

君が纏う風を
穏やかに感じ
苦しく感じ
嫌悪すら ....
連休の予定・・・全部キャンセルされた。
時間がたらたらと過ぎてゆく。


体調を崩した私を気遣かってくれているからだろう・・・たぶん。

足手まといだから
めんどくさいから  ....
我が国の
女は 懐胎を知ると
結わえられた何本もの糸が ぶちぶちと
引きちぎられていくのがわかる
やがて 星型をした陽だまりを我が手に抱き上げ
母となる喜びを知るのもつかの間
 ....
見覚えのある
トレンチコート
変な液のせいで
染みがついてた
はやい足取りで
近づいて来て
いきなり前をはだけた
あの人なのね
よみがえる恐怖心の一歩手前で
こみ上げる強い怒りに
 ....
それは腕でした

ベッドは空を飛ぶいきものになったので
わたしのライフカードからは
にんげんが外れました


それは腕でした

ブランケットの内でまどろむわたしを抱き
耳を塞い ....
黄ばんだ細い幹の先
辛うじて育む古の緑
枯れ切らない生が
美しい朝を
美しい夜を
何度も
心待ちにしている


如何わしいことばかりの森の奥で
白いワンピースの裾が揺れていた
小 ....
だんだんと 曇る空の下で

力強く、ステップをきかせて

この濁っていく空のもとで

踊る様にして、駆け出したいのだ。

可愛くて実用性のない傘だから

靴が濡れてしまい

 ....
今日は落日は見なかったな
見なかったな。小雨に覆われて
道行くケンタロウも見なかったな
ケンタロウの紐に引っ張られていくおじいさんも
やっぱり見なかったな
観察という行為が
とても少なくな ....
不遠慮に繋がるシナプスが
六番目の感覚を取り戻そうとしている
天恵を得るために
そして悪意は背中を刺す
それはまるで
怜悧な刃物で身を裂かれるような
それはまるで
身体中の神経が外に剥き ....
i
水を撒く、
あなたの地球儀を
絞殺したのは
わたしではなく
わたくし、
であって
緻密に、
ただ緻密に、
あなたは欺かれ
白紙になった
太平洋で
立ち止まった海水は
沈没 ....
制服を脱いだら普段とは違って
タンスの奥の方から取り出して
芳香剤と昔の匂いのする服を着た
その服を着て鏡を覗いてみると
無性に髪を結んでみたくなった

これで準備は整った

でも ....
近所の商店街で買った、
手羽先を食べながら、
ゴールデンウィークの最初の3日間で、
遊んだ女について語る。
ジョン・ウェズリー・ハーディングを聞きながら。

初日。
って、もうおとついに ....
燕の背中で寝そべってたら
太陽が睨んできたので
にらっめこの勝負をした
俺が勝ったので
太陽に筆ぺんで落書きしてやった

それを見ていたボーイング737が
調子こいてバク宙してきた
飛 ....
カキコすることで気が楽になるなら
楽になれる瞬間があるなら
そう思う

カキコできないくらい
思考停止するのも
また あり

そんなときは 眠る
眠れぬときは
無理矢理に 目を閉じ ....
神社はパワースポット
全ての気が 集結する場所だから
全ての気が 終結する場でも
有るのかも 知れない

大きな杉の木に 寄り添い
今じゃあ 誰もが
雄ですか 雌ですか なんて
空を見 ....
  なんだかなあ
  が、
  白い布にしみて
  たやすく
  夜



  かなわんなあ
  って、
  放りなげたこと
  ひるがえって
  雨



  ....
  あのさ。
  なんもなんないよ
  首つったって
  リスト切ったってなんも



  あのさ。
  敬ってみなよ
  盗人を
  そこらのホームレスを



 ....
 

 ピッコロ、コロ、コロ、ポロリンポイ

 朝早く起きて
 
 食事を作る

 パンが焼きすぎ


 ビンボウ、バコロ、バロロン、ポイ

 テレビの少女が

 踊りだ ....
私の胸の
奥に手をいれて風がなく

どこからの風か
不安の風か

震えながら抱きしめる
私のいのちが
かきけされない今は

この震える風が
どこからきていようと
一身にうける
 ....
貰ったキーホルダーを見る度に
僕の心は体を離れる
ずっと遠いあの街まで

丘の上には大きな桜の木があって
公民館と図書館と体育館と
少し行くとスーパーがあった

公民館には児童館がつい ....
わたしが覚えた涙のあまみは
傍らの辞書によれば
もろみ、と呼ぶそうで
カーテン越しの陽射しの匂いは
ときどき広くて
ときどき鋭い


いつか見た夢の数々が
今でもずっと夢なのは
 ....
朝焼けをふたりじめして。
舌に乗せたらいいよ。ひかりのバター。
とけるものは。ぜんぶさみしいから。


すきなもの。屋上にあるもの。
給水塔。ふるい排気ダクト。
埃の匂い ....
盗んできた金庫を開けると
なかから小さな金庫が出て
そのまたさらに小さな金庫。
開けるたびに核心に近づくような
錯覚を覚えながら、
いまだに核が見えない。
何が入っているのかを
暴いてみ ....
起き抜けにchampagne
むしろ浴槽を満たして
煙草の匂いはjazzyに

何て素敵な退廃
絡み合って墜落しましょう
不健康な呼吸

よく分かりもしない上等な言葉で
戯れてるだけ ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
石(意思)小川 葉1*11/5/1 23:48
カナリアitukam...111/5/1 23:35
人間関係小川 葉311/5/1 23:27
ウチュウ−春の嵐within5*11/5/1 23:22
小川 葉2*11/5/1 23:13
よりそいたくて朧月211/5/1 22:55
君遠く、星の奥アオイリョー...111/5/1 22:42
キャンセルポー1*11/5/1 22:26
parents fascismyumeky...111/5/1 22:18
[group]花形新次2+*11/5/1 22:14
レストルーム山中 烏流3*11/5/1 22:10
深い森さき511/5/1 21:28
空の下山岸美香1*11/5/1 20:03
一日理来711/5/1 20:02
僕の戦いジム・プリマ...2*11/5/1 19:58
とりろーぐ雛鳥むく6+*11/5/1 19:30
電話モコ011/5/1 19:28
GWの女たちはだいろ211/5/1 17:06
空での出来事[group]subaru...3*11/5/1 17:00
荒れた音藤鈴呼2*11/5/1 15:31
モスグリーン2*11/5/1 15:27
ブルース草野春心2*11/5/1 14:32
歳をとろう2*11/5/1 14:28
"ピッコロコ”生田 稔311/5/1 14:24
春風朧月411/5/1 12:47
扉の向こう側 (未詩・独白)プル式8*11/5/1 12:04
午睡千波 一也3*11/5/1 11:29
ウォータープルーフねことら6*11/5/1 11:04
マトリョーシカpur/cr...2*11/5/1 10:16
デカダンスれもん4*11/5/1 10:13

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