僕の頭の上では
さやさやと木々のささやく声
風はやさしく髪を撫でて行き
時折聞こえる鳥のさえずりに
僕の夢は{ルビ現=うつつ}をさまよう
僕はいつもここで夢を見ている
心地良い木の肌の ....
つまんない 反吐が出る
落ちこぼれ アホが見る
どうでもいい 嫌になる
薬が無い 金も無い
仕事も無い 守るものも無い
どんどん自分から遠ざけて
孤立させて死んでいく
死にたい季 ....
ずっと話してないから
気持ちが分からなくなる
ずっと話したことがなかったから
気持ちは分からない
わからなくていい
気持ちはもう、なくていい
気持ちは、いらない
引き剥がされた半 ....
お前の漫画
顔だけな
だけどこれ
エロ漫画なんだろ
そのうえ表情が微妙っちゅうか
神秘の微笑み
アートじゃねんだろ
それに
表情変わっと
キャラクター ....
今日も誰もいない部屋の中で
私は眠ろう!
暗い部屋に 今日も 風が吹いた気がした!
だけど 今日も 私は眠かったのだ!
歩き出すほどに
だけど 何も そこから 見えなくなった
....
三度目の引っ越し
場所
家賃
色々あるけど条件はただ一つ
四方を囲む真っ白い壁の部屋という事だけ
何も飾らないし
決して誰も来ない部屋
ここに帰って来て
部屋の中心に座る
....
嘘しかついたことがない少年の
嘘をつく顔のまま
ずっと走り続けていた
地球がだめになって
火星も金星もだめになって
木星にようやく足跡をつけたとき
ぼくは笑っていた
光は遅すぎて話になら ....
僕はナイフじゃなかったけど
高校時代に還っと僕は
だけど
今│はもう少し前向きだし
は│あとの火事は消しはしないし
君│の心を信じているし
に│るなりやくなりされたっていいし ....
空が濁って汚れている
でも、そんなものだと思って都会の人々は行き過ぎる
僕は普段空を見上げないが、たまに見上げる
辛いことがあった時などに
・・・・今、僕は辛いんだ・・・・
ことばにしなければ
なにもつたわらないなんて
そうなってしまったら
にんげんはおしまいだ
ぼくらはすこし
きようになりすぎた
ありがとうといえば
ありがたいという ....
見捨てられ
見守られている
みなしごのはだしの歩みで
ちろちろ歩く
ああ僕らは本当に
時代の縁を歩いてきたんだな
そして時代という言葉が
うすっぺらくなった時代を知っている
....
おい太田
邪魔しに来たんなら帰ってくれよ
いや
ワリいワリい
でも
懐かしくってさ
薬師丸ひろ香ちゃん
これ
誰から回って来たんだっけ
木村だろ
おい ....
にんげんひとり
にんげんひとり
よかったね
おそろいだね
おとこがひとり
おんながひとり
かなしいね
ふぞろいだね
....
{引用=こうして綴るべきものたちは
とめどなく巡りめぐって押し花となる
慌ただしい時の合間に見つけた
ひそやかな灯りを
四季からの贈り物としよう
望むならば
手が届くほど近くに
揺らいだ ....
やみよのむこうに
とおいよあけを
まってけている
ひとがいる
わたしのこえが
そこさとどくの
まってけている
ひとがいる
えがおも ....
手のひらが
土を打つ数
雨は聴きとどけ
遠去かる
短刀が
街の周囲を切り取り
顧みる場所さえなく
たたずんでいる
つづくようにと
想うだけですべて ....
心の隙間を埋めるように
むさぼった、みんなで
流れていく
体内を巡る液体に同化して
それでも
蒸発していくの
たばこの煙
汚い笑い声
何もかもバカみたいで
染みていくアル ....
ほりたてきりかぶ
けずってつまもう
あまくておいしい
さしみでくおうか
かわごとむしやき
たきこみごはん
てんぷらとさに
こならのもりでは
あみがさたけ
ふしておげめよ
ほめた ....
キビタキが鳴く
森の中の梢で
黄と黒と白と
震える喉の橙が
新緑を溶け入らせ
森は内側から喜びの歌を聴いている
そして私も
国を越えて
ウルルン
滞在する番組の
ナレーション
するぞアトム
声続く限り
感動的
ウルルン
正巳の子
力はなさそうだ
下條アトム
鯉のぼりが
羨ましかった
『鯉のぼり』
我が家には
江戸時代から受け継ぐ
鯉のぼりがあった
もう骨董ものの古さなので
額に入れて飾るだけで
実際に吊るしたりはし ....
背中の波が剥がれて泣いて
海が誰かを呼んでいる
あなたのことを考えてみる
体を循環する器官のひとつひとつを
ていねいに洗う
みずの流れに臆病になると
腰にひびが入るんです
ゆるや ....
眠れないオバケが僕を襲う
暗幕が強制的に教室を隠す
真っ暗闇のインスタントな森
ここはオバケ退治には効果なしだ
むしろ僕は 目が冴えてしまってる
眠れる子は 1,2,3でスヤスヤ
....
一本の線をひいては
また消して
ひとつの点を描いては
また塗りつぶし
汚れたページの
白を
じっと見つめる
ため息
わたしがえがく すべての絵に
わたしの魂を すこしずつこめていこう
わたしは
わたしの魂をえがいて えがいて えがいて
さいごの絵をえがいたときに
えのぐのかおりがた ....
わたしがやりたいことは 数え切れないほどあって
わたしがおもうことは こぼれ落ちそうなほどあって
わたしの”中身”は きっと無限にあるのに
どうしてわたしの”外身”は 無限じゃな ....
きのう、よく晴れて、
成田山新勝寺まで、
数え43歳の厄払いに、
職場で、3月まで、派遣で隣に座ってた、
37歳の女性と、
日暮里から、京成線に乗って出かけた。
途中をすっ飛ばすと ....
Gertie smiles
もしも私が死んでも 私の魂はスクリーンの中
ずっと生き続けるの 誰に触れられないまま
人生はジェットコースター 楽しい時もあっと言う間
叫んでいるうちに すぐに ....
「時」は戸惑っているのに
「空」は踊り狂っている
「音」は気持ちがいいのに
「声」は気根が欠けている
そこは閑静と言うより
寂寥と言うほうがふさわしい街通り
一台の車が・ ....
はいよー!シルバー!
ローン・レンジャー!
いつも兄のおさがりの
少し大きな上着を着せられていた
洟を拭ってペカペカした袖の先に
確かに有ったアレは、何だったのだろう
家の手伝 ....
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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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