7年まえもそうだった

心がわりにはじかれて

ぼくは駅の構内で

ひとりぼっちになってしまった

拒否すれば現れる

注げば閉じられる

ぼくはこんなに幸福なのに

7年 ....
秋が好きだ。
それも秋と冬との境目のような、晩秋、とよばれるその季節が、好きなのだ。

とりどりに彩られた秋がおわる頃、色彩は透明へと収束してゆく。
だから、冬はあんなにも透きとおっているでは ....
回線の影が鳴り始める
たくさんのおまじないを用意して
咲かせたい花があった

くるくるとダイヤルをまわす
つながらない番号はないはず

私だけ 年をとってしまったわ

陸橋を運転しな ....
雨の季節が過ぎ
風の中から 川面から きらめく緑の梢から
いっせいに放たれてゆく
夏を奏でる音符たち
それらはゆらめき絡み合い
透明なアンセムになる

その響きに
意識を浸せば
やが ....
新聞によると、都会では 妖怪やむなし が 多く 出回っているそうだ
このあたりでも 妖怪いけしゃーしゃー が、つぶなら瞳を ぎらつかせている
だが、挨拶をかわせるのは なんか妖怪とだけだ

 ....
箪笥の整理をしていて見つけたTシャツ
ぎゅっと胸に抱くと
懐かしいあなたの香りがしました

それはずっと昔、あなたからもらったもの
少し色褪せた白い布地に大きく描かれたオレンジの花
「この ....
  風が吹いていた
  サッカーボールが
  高い網を越えていった
  哄笑と
  悲しみと憤怒が
  蝶とともに群がり
  吸いこまれてゆく一本の樹
  その陰にもたれて
  ....
青く、白く沈む、夜
そしてそれに属するものたち
 
今日は鶴を折った
 
どうして妻に、そんな
嘘をついてしまったのだろう
  
 
薄紅色の風ふく
甘い花の香はらんで
空見上げればきこえる
小鳥たちのうた

紺碧の空に浮かぶ
はちみつ色の三日月
瞳閉じれば伝わる
やさし君の温度

夢を見ているときの
やわらか ....
しなやかな
金属みたいにまっすぐに
子どもは晴れを願います

てるてるぼうずは
それを
聞いたか
聞かぬか
わかりません

けれども確かにそこにいます
子どもが見上げるすぐそこに ....
ちーちゃん
そう呼ばれていた昔のわたし


まま、まま、楽しい夢をみたの。
やっと補助輪なしで乗れるようになったよ。
ねえ、花札かオセロしようよ。
お昼ごはんは、ラーメンがいい。

 ....
もう面倒臭いので

僕を刺して下さい

こんな何もかんも考えるのは面倒なので

いっそ僕をぶっ刺して下さい

そしたら安らかに眠れる気がします

自殺することは禁じられていて

 ....
あなたはただただ文章で、実体をもたぬからだを選り抜きの字面ばかりで装丁した、 みみざわりのよい、そうしてくちあたりのよい、あなたはそのような崇高なる文章で


あなたの形は女子だった
陰鬱とす ....
キミと出会えて本当によかった。
辛いこと、楽しいこと、悲しいこと、二人で分かち合えた。

今、何処で何をしているの。
僕は、今も頑張っているよ。
キミに出会えたから、頑張れる。
キミから貰 ....
とんでもないものを見たと思った
町の灯りなんてほとんどなくて
月だけが半弧を描く
ステージ奥では雲がバックダンスしてるしまるでいつもそうしてるかのように

時がこのまま止まればいいと
一夜 ....
いさかいの中ではあったが
向こうが透けるような男ではなかったか
理を曲げず、筋は通せたか

虚勢の向こうにある
哀しい心憐れむこと
できたか

微かに怯え
震える相手の声憐れむこと
 ....
「僕が働く意味と生きる価値の無さを気づかせてくれてありがとう\(^o^)/」 ゆれうごいては
もがいていた死人が
たしかにわたしだった
となりでふるえているだれかが
だれなのかさえしれない
くるしい、
くるしいとうなだれて
はげしくおうとした
なつのあつさがじり ....
人の気持ちって なんだか変動相場制
高いときもあるし
低いときもある
だって生身の人間ですから

同じ自分なのに
昨日は低く見られ
今日は高く評価される
他人の気持ちも変動相 ....
ソファーの模様が動く
ぼくは向かいのソファに座って人を待っている
周囲を見ても
動かしているものはない
中に軟体動物でも潜んでいるのだろうか
いくら見つめなおしても
模様が左右に動く
ソ ....
とろとろの時間が
大気とうまく混ざり合って
月の周りのぬるい酸素を運んでくれた

動かないで

このままずっととろとろと
月の影となって泳いでいたい
けれど
月はもうわたしの右手 ....
ばっち
ばっちっち
ばちばちのぱんちっち

びっち
びっちっち
ぴっちぴちのびっちっち

ぶっち
ぶっちっち
ぷっちぷちのぶっちっち

べっち
べっちっち
ぺっちぺちのべん ....
助けたい
気持ちはあっても
自分には
助けられない
ときもある

そんなとき
自分が可愛いから
何もしなかった
とは思わないで

救えなかった
ジブンを
責めないで

運 ....
詩の話しをしたことはない…
あまり 詩を読んだことはない…
私自身
あまり 詩は
人に読まれては来なかった気がする
「なぜ僕は生きている」?

体調と呼んだら固体過ぎる
何処かの風邪を抱えて

時には力すら弾きながらも
苦痛の朝を越えた
意識的な口角を上げて
苦痛の昼を越えた
時に流された者を見送 ....
たぶんあのとき
奪って逃げなかったのが
答えだった
ぼくのなかの
ぼくたちの
晴れた日で
季節が傾いて花は咲いていた


たぶんあのとき
立ちすくんだことが
答えだった
わ ....
絶望の寝台の彼方へ夜の水晶
を投げる不可視光線で縁取ら
れた魚の腹をそっと愛撫する
女を私は雪の熱をもってその
首筋を愛撫する鳥たちはやさ
しい磁場をその脳髄に封印し
て牡牛の巨大な乳房に ....
ごくり、
わたしは
きみのたましいをなぞった朝に
虚無感と目が合った

アスファルトがおひさまで埋まり
おもむろに
手のひらでくしゃっとした夏を
あつくて溶けてしまうと言う言葉は
た ....
                   110714


単純な気候に憧れた猫の眼を考案して真空管ラジオに付けてみた
電源を入れるとみるみるうちに緑色に光り、選局する度に眩しそうに瞬く
これは ....
{画像=110715000430.jpg}


陽炎のゆれる炎の一日
草は夏の息をかみしめ
熱く重たい目蓋を降ろす
紅い夕日よ

それは陽炎のゆれる炎の一日の終わりの
時の流れの流 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
冷たい夏吉岡ペペロ111/7/15 22:26
うぬぼれaria28...311/7/15 22:05
半夏生砂木9*11/7/15 21:20
夏のアンセム[group]塔野夏子5*11/7/15 20:54
いま まさにるるりら13*11/7/15 20:45
追憶の唄洞野いちる6*11/7/15 20:13
[group]草野春心111/7/15 19:37
沈む、夜たもつ311/7/15 18:36
berceuse/愛のあいさつaria28...1*11/7/15 16:54
てるてるぼうず千波 一也1*11/7/15 16:46
シャボン玉nick2*11/7/15 16:13
中二病の歌yamada...211/7/15 15:40
傑作を手にするitsuki3*11/7/15 12:31
キミが居たからぺけぽん011/7/15 11:52
真坂木10*11/7/15 10:44
強くあれ、ただ強くあれ西天 龍211/7/15 10:31
謝辞邦秋1*11/7/15 10:00
十九歳の夏長押 新3*11/7/15 9:49
変動相場制subaru...13*11/7/15 6:38
手の届く所に星の光はある殿岡秀秋211/7/15 6:20
とろとろc211/7/15 4:17
ばびぶべぼっち木屋 亞万2*11/7/15 3:31
生き残されて佐和411/7/15 3:04
無意味の詩番田 011/7/15 2:44
No.613 遺書邦秋0*11/7/15 1:42
たぶんそれがはるな211/7/15 1:19
ぎよ111/7/15 1:11
強くなるみい411/7/15 0:32
窒素ガスあおば4*11/7/15 0:05
時の流れbeebee18*11/7/15 0:01

Home 戻る 最新へ 次へ
2976 2977 2978 2979 2980 2981 2982 2983 2984 2985 2986 2987 2988 2989 2990 2991 2992 2993 2994 2995 2996 2997 2998 2999 3000 3001 3002 3003 3004 3005 3006 3007 3008 3009 3010 3011 3012 3013 3014 3015 3016 

【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
3.97sec.