震えた先に或る
わたしのこと
雨の打つ音
鬱がれた血
異常を知らせる
信号を拾う
神経、
苛立ち
消失希望
騙せない時過
うつくしい響き
何かが溶けるような
うつくしい響き
風にとばされながら
うたい続けている
うつくしい響き



鳴るよ
君は鳴る
その奥に潜むグロテスクな塊を
うつくしい響 ....
よくわからない今日が
静かに終わって

明日は
よくわからない今日を
引き摺って歩む

時々振り返っては
首を傾げ苦笑う

そんな今日を幾重にも積んだから
私は私が
よくわ ....
もう一度だけ胡乱のうたを重ね合おう
いいかげん取扱注意の荷札ははずしてもいいだろう
わたしは泣きもせず手の掛からない子だったといい
扁平したおまえの瞳孔がおれをなお酷薄にする
おれはひ ....
小鳥は唄を愛していなかった
故に、彼女が唄の力を信じる事は無かった
鳥籠からは祈り無き声が
今も響く

「翔びたかったのは私だ」


――つめたくなって床に堕ちた
この部屋には空が ....
寝て起きて食べて
時々ジンジャーエールを飲んで
また寝てまた起きて

繰り返しの中に潜む
倦怠と安心と拘泥
恐ろしくもあり
いとおしくもある

宇宙飛行船は
静かに飛んでいった
 ....
ふたりはともだちの



 ....
  月の光に飽きてしまい
  深く眠りにつくと
  君が
  僕の手を切断し
  それを使って一篇の詩を書いた



  朝、
  それは元通りに
  手首にくっついている ....
濡れた髪は ずっしりと重く
何か 不吉なものでも
背負ってしまったかのような
切迫感に 駆られる夜

ドライヤーで 乾かすと
スッキリ 軽くなるから
何かを 失ってしまったような
不安 ....
お気に入りの歌
「シクラメンのかほり」
オリビアといったら
ニュートンでも
ジョンでもなく
ハッセーなのよ

ジャパニーズの
歌唱力抜群の男と
どんな経緯かは知らないけど
結ばれた ....
〈その1〉
乳首の無い乳房をどうすれば良いか
それは一体何になり得るか
これほど寂しい物体はない
これでは彼が愛撫を飽いてしまい
―― この上で赤ん坊は死ぬのだろうか
そんなの嫌だ
そし ....
五頭の、
眠る牛に誘われ、
赤子は、へそに、
ブランケットの、
ざわめきを、聞いて、

受話器の発信音に、
埋もれた、
五人の母は、
近づいてくる、
ダイヤルに、

鳴きだす、 ....
何が伝えたいの
何が言いたいの
ちょっと待って
小出しに話して

人は心を閉ざすと
戸の外では
話を聞いてくれない
悪い事をしていないのに

日本人は島国根性
よそ者を受け入れな ....
ベッドの下に
もぐりこみ
驚かせる
あれいない?

布団に入り
愛の言葉を
囁く
誰もいない

焼酎を始終飲み
タバコを吹かし
今日も電話をかけ
相談する。
ハイ・ソサエティーに
いると自慢話ばかりで
人を馬鹿にして
居心地が悪い
愛がない。
優しさがない。
見栄と偏見の吹き溜まり!

貧乏人は
温かい
助け合い
気づかってくれる
 ....
出会ったかずと

別れたかずは

さいごおんなじになる

いくら別れがあろうとも

すべて出会ったかずなんだ

どんな別れがあろうとも

たんに出会ったかずなんだ

出会っ ....
集めていた木目の景品。
たったひとつから始まって
今では、もうたくさん。

並べてみたら壮観で
とても心強いのです。

多少は、思い入れが分散してしまったけれど
そんなことはもう問題で ....
  このソファーで母が寝ていた
  昼に
  半刻ほど
  低い音で鼾をかいて



  その後は僕が寝ていた
  このソファーで
  黄昏時
  ふたつの眼を
  天井 ....
僕とお前らで罪をわけあって
あそぼーぜ
政治ごっこはたのしーなー
みんな楽しんでるぞ
俺はノンポリだからわかるぜ
お互いにチャンスを奪いあいながら
結局それは役立たずだって気づいてんだろ
 ....
自分のためにがんばれなくても
あの人のためならがんばれる
でもあの人ともいつか別離の時がくる
その時どんな顔で泣けばいいんだ
悲しみが止まらない
悲しみが止まらない
諸行無常の鐘の声
盛 ....
君との時間…
色んな事があったね

その時間で…
僕は沢山の事を学び…
僕は沢山の物を得た…

久しぶりに…
君に逢ったとき…
本当に言いたい事の…
『ちょっと』も…
言えなかっ ....
絵の具のにおい
月に触れる指
何処へもいかない


うたの行方は
異なる星
燃えおちる 燃えおちる


ひとりの内に ひとりは増し
さらにひとり
さらに緑
 ....
どれみふぁ
どれみふぁ

かなしいうたをうたっていても

あなたが現れると
笑い顔になってしまう

こまりましたどれみふぁそらしど

背の高いあなたと並ぶと
子供になった気持ちで ....
真夏の図書館では
人の歩く音や
本のペエジを開く音
キイをならす音などが
美しく
混ざり合っている

サリ サリ サリと
新しい音を作っている

サリ サリ サリ サリ
キリ キ ....
あたしがみる夢は
いつも
途中で真っ黒になる
それは空から突然
真っ黒な布をはらりとかぶせられたように

やっと 電話が通じた途端
やっと あの人が現れた途端
やっと 抱きしめられた途 ....
望んでない炎
炎に{ルビ塗=まみ}れた稲わらが強引に{ルビ傾=かし}げる 
カーテン越しから囁く者たちは
そこから離れなさいと
ただ 唇を動かす

ありえない色
塗り替えられた あの土地 ....
おまえのこころに

見つけた刃物は

七年まえとおんなじで

虫けらみたいに冷たかった

そうだおまえは

体温のない

虫けらのいのちを有していた


首を振ってはみた ....
蟷螂は交尾を終えると雌が雄を食べてしまうという
そんな恐ろしい話を聞いたので調べてみたのだが
厳密に言うと交尾の有無とは関係無く
雌には雄が餌にしか見えないらしい

自然界で捕食される事は滅 ....
骨、骨、骨
みんな、わたし
うれしい
どこまでもとおくて灰色をしたへや
てのとどくあしもと、あたまよりたかいところ、みえるかぎりのむこう、そのずっとかしこに
まわりじゅうたくさん ....
おなじ牛でも飲食店の経営者を

あんなに叩いていたのに

彼らをそんなに叩かないのは

どういうことなんだろう

カンニングをした東北の若者を

あんなに叩いていたのに

彼ら ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
落下111/7/29 0:31
君の鳴る2*11/7/28 23:57
膝を抱えてもずず211/7/28 23:32
エトワールの向こうでは帽子が似合わない[group]凪名木なぎな111/7/28 23:16
蛍光灯の唄光井 新211/7/28 22:27
ジンジャーエール葛西曹達211/7/28 22:25
0728TAT0*11/7/28 21:47
滑らかさ草野春心311/7/28 21:30
濡れ髪藤鈴呼3*11/7/28 21:28
オリビア・ハッセーは一時オリビア・フッセーだった[group]花形新次2*11/7/28 21:26
切除・2salco4*11/7/28 21:23
夜のたわむれリンネ111/7/28 19:58
集団と個性ペポパンプ3*11/7/28 19:20
車が来る間2*11/7/28 19:20
ニッチが違う2*11/7/28 19:20
別れ吉岡ペペロ211/7/28 18:24
五目並べyuugao1*11/7/28 17:50
ソファー草野春心111/7/28 17:41
るめ竜門勇気011/7/28 17:23
悲しみが止まらない渡辺亘211/7/28 17:02
君との時間清風三日月111/7/28 16:57
いない かたち Ⅲ木立 悟411/7/28 15:43
lovely小鳥遊儚411/7/28 14:39
人と季節塩崎みあき5*11/7/28 13:38
blue4*11/7/28 12:21
稲わらの火[group]subaru...17*11/7/28 12:17
虫けらのいのち吉岡ペペロ111/7/28 10:46
蟷螂の理只野亜峰3*11/7/28 3:23
2011/7/28鎖骨211/7/28 2:47
世の中よ吉岡ペペロ011/7/28 1:42

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