観覧車が太陽と同じ様に空にへばり付いている。観覧車、観覧車の籠が、観覧車の車輪状の手足が、回転している。
辺りは太陽が燻っているかの様な厭な匂いがする。或はオレンジ空にありありと浮かぶ籠が燃えた後な ....
つむる左目から駆け昇る刃
羽を断ち空を断ち 花に降る


重なりすぎて見えない重なり
かき分ける拙い手


背を散らし 背を散らし
また夜は来る 夜は来る


 ....
人生の醍醐味
楽しまなくては
苦しまなくては
オイシイ時代

早く行け
慌てずにゆっくりジックリ
詰めて行く
もはやお前は逃げられない。

暗中模索
五里霧中
貴方的中
白発 ....
月見に一杯
猪鹿蝶
赤短
五光

リバース
スキップ
ワイルド
ドローウ

貧民
年貢
しばり
どんでん返し
羊羹をよう噛んで
高島田の反対はと聞いたら
怒られた
反抗はできない
絶対である。

おいしい所を持ってかれて
黙って我慢する。
自分を譲る。
なぜか怒れない。

嫌いなオヤジさ ....
空気を裂く鞭の音が
耳の奥に快感を残す
その音に従うのは
野生を忘れたライオン
鼻先にこすりつけられた餌の
血の匂いに抗えず
むなしく光る牙の隙間から
唾液をたれ流す
録音されたテープ ....
電柱の蛍光灯は黄なく 痙攣している
物売りの笛が 硬直するなかで

アベニューの水銀灯は白く 動揺している
いとおしい片蔭が 逍遥するなかで

あてにならない「骨」の呻きごえ
  あてに ....
何階層かの留め具の連なり。
入り組んでいく前の
ほんの少しの間で
正気であると一押ししなければならなかった。

本当は見えていない留め具の事も
正気が通る間には
そこにある材料として使わ ....
どこに行くかを決めていなくても
走り出すことはできる
足の動くままに
一歩踏み出すごとに
近づいていく街並み
過ぎゆけば潔く
視界から消えていく風景

足の動きが自動化していく
肋骨 ....
日々草が咲いててね
とっても綺麗だったから
花言葉ってあるよねって
とつぜん思ったりして

調べてみたら
なるほどって思った

街中の大きな花屋さんにひまわりがあってね
ビックリする ....
照りつける太陽は年下の男
歩いていく
カバーオールにサングラス
汗もみえない
なんちゅう おんな

夜はミニで跳ねまわる
サングラスの女は綿くさい
オープンカーなんて
興 ....
山すそに嫁いで間もない頃は
会社から帰って玄関を開ける前に
そっと結婚指輪をみつめた
関所を越える前の通行手形
新姓と共に 自分で選んだ道
でも まったくなじみのない夫の家族達
ただいま  ....
ヨウ素、セシウム、ストロンチウム

体内に入れば

なんにち、なんかげつ、なんじゅうねん

悪さをしつづける

ということは

その逆の現象もあるだろう

体内に入れば

 ....
おしつぶされて割れたはしばみの実が散乱している野のはてに

まだ泣かない人が立っている


私たちは割れた実を喰うでもなく拾うでもなく
この実の硬さをしりたいと
辺りをみまわ ....
雨が降れば身を隠し
雪が積もれば寝て過ごす
土が乾けば潜るだけ
ちいさなものの抵抗は
耳を掻き掻き 目を瞑り
匂いがしたならそっぽを向いて
口を結んで逃げてやる

だれかを ....
一段階

たましいが階段をあがろうとするとき

自然界は

ごくふつうに邪をほうり込んでくる

邪試験だ

いつも赤点だ

そのたびに誓う

清濁あわせ飲む人生なんて糞だ
 ....
 
 
魚屋に雪が降る
並んでいる電信柱たちは
パンのように沈黙する
台所の窓辺にサボテンを置いて
今日は何をして過ごそうか
外のアスファルトが
小さな音をたてる
きみの体温も静かに ....
生意気な時間がすぎて
冷静沈着が
鎧になって

ぼくはいつから
夢を見なくなったかなあ

昨日スナックで
好きな娘を
誰かが
誘ってた

彼女とはメルトモ
でも
ちっとも
 ....
「もしあたしがゾンビになったらどうする」
「うっかりちんこから食ってもらう、じゃあもしおれがゾンビになったら」
「ぶち殺す」

おまえの人生テクノポップ!おまえの人生チルアウト!おまえの人生ド ....
朝焼けに
一羽のかもめ
雨上がりの黒い砂
足跡がひとつ
ざらつく視界

限りなく打ち寄せる
あったことと
なかったことの
波打ち際

灰色の雲間から
淡い光が染み込んでくる
 ....
見えてくるものは伝説にちがいない
…死ね… と言われないのが何よりもつらかった
誰も彼もが煙りのなか幻と消えて
夜が遠く、淋しい季節には熱い珈琲がよく似合う
湖を見つめている
波はい ....
風通しのよい現場
ここからは池が見渡せて
石碑もある
ラジオ体操もある

小学校は半休
午後は快晴

資料館に人はなし
殺人もどこかのどか
井戸に霊落っことしたって
死ぬわけじゃあるまい
死ぬわけじゃない

彼女はおしゃべり
触れなば落ちん文月の月

世界で最初に本とよばれたものは紙の束ではなく、粘土でできた焼き物だった。渇いて固まった土のようなみすぼらしいものを想像してはならない。それは白くて半ばガラス化した陶磁器である。本という字がきざみ ....
泣きたいのなら雪の中

泣いていたいのなら氷の中

笑いたいなら拡声器の前
怖いだろ?
怖いだろ?
制御できない感情は怖いだろ?
言いようのない激情は怖いだろ?

じゃぁ、じゃぁさ
理不尽に振り上げられる手は?
無秩序に飛んでくる足は?


そして2時間ド ....
つぎ

ぼくのこと大好きなひとと

別れよう

そのひとが

ぼくのこと大好きなうちに

いなくても過ごせる練習をするんだ


そのひとは

ぼくになんどもすがるだろう
 ....
若者 とは
めいわくを掛ける ことである

わざわざ 悩まねばならぬ
わざわざ 泣かねばならぬ
わざわざ 憤らねばならぬ
わざわざ 遠回りせねばならぬ
わざわざ 大きな荷を背 ....
かわず
井の中 水の際

にんげん
地の上 大気の中

せまきにおごる
生の限界

未知の世界へ
思いをはせる心をもとう

眠っている
脳の部分をはたらかせ

もてる ....
 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
観覧車長押 新1*11/7/31 20:54
いない かたち Ⅳ木立 悟211/7/31 20:45
この年はなんでもできるペポパンプ1*11/7/31 20:21
E感じ1*11/7/31 20:21
羊羹をいずれば2*11/7/31 20:20
サーカスblue211/7/31 20:11
カレンダーの鞭(五)信天翁211/7/31 20:09
入り組みyuugao011/7/31 19:26
Sugar!!木屋 亞万1*11/7/31 19:10
プレゼントささやま ひ...6*11/7/31 17:36
サングラスの女アラガイs1*11/7/31 15:43
縁族砂木23*11/7/31 14:38
見えない邪吉岡ペペロ111/7/31 14:30
十月遙洋7*11/7/31 14:06
チキュウジンアラガイs3*11/7/31 13:43
邪試験吉岡ペペロ111/7/31 12:29
静かに熱たもつ211/7/31 11:28
梅昆布茶111/7/31 9:15
ゾンビポップ魚屋スイソ811/7/31 7:55
ふたつの足跡餅月兎611/7/31 5:51
黄昏にアラガイs2*11/7/31 3:49
七ツ森殺人事件春日線香311/7/31 3:22
落果011/7/31 3:21
瀬戸物ああああ411/7/31 2:29
広がり一酸化炭素111/7/31 1:56
火曜サスペンス三上あず111/7/30 23:58
つぎ吉岡ペペロ111/7/30 23:45
若者yumeky...2*11/7/30 23:26
開く世界シホ.N211/7/30 23:14
三日月は曇天で暗転の段取りだろ普通TAT1*11/7/30 22:57

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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