履き違えた破壊衝動にプラスアルファで誰かの肩書きが消えていなくなる
その言葉に騙されたのならば油断していた彼らが悪いのだ
編纂する余裕もない灰色の脳みそたち


暗号化された社会に押し込めら ....
洞窟をでると

セミが鳴いてくれていた

五感がやわらかく戻ってゆく

夏の朝風が耳もとでほどけている

ロータリーではバスが唸り

日傘の若い女がなぜか微笑んだ

きのう関東 ....
チューインガムは
ぷうっと 膨らむので
機嫌の悪い夜には
もってこいですが
持って来い! などと
命令しては イケマセン

忽ちに 彼等は 結託し
余計なコトは 言わせんとばかりに
 ....
  かあさんのあいしてるは
  おつきさまみたい
  やさしくつつんでくれるから
  こんやもぐっすり



  とうさんのあいしてるは
  とうさんのせなかみたい
  しんぶん ....
生ぬるいカフェオレを飲んでいた
あめが
ぽつりぽつりと
窓を叩いて
私に何かを伝えていく
内容などわからない
感触のない
あいのようなものだろうと考えていた

君が
冷たい氷の ....
おとなになればなるほど
母親からはなれていく気がする

きょう、わたしはかれの妻になるけど
ほんとうは母親にハグしてほしいと思っている
ほんのこどもなのだ

天国だとか
ほんとうもうそ ....
誰も僕を知らない
カウントされない
でもね
君を好きになることで
僕はちょっとはかわれるんだなって

仲違いばかりの絵にもならない恋人同士でも
いっしょに落とし穴にはまる喜びはあるよね
 ....
{引用=
ぼくがぬぐえたはずのなみだで
かみさまのいちびょうをかう

どうせ
あなたはむげんのときがあるのだから

ぼくがぬぐえたはずのなみだをぜんぶ
さしだすかわりに
かみ ....
あの子に囁きかけようとして
椅子から転げ落ちちゃった
ぼくは
今でもおぼえてるんだ

みんなで作ったロケットを
こわしたのは達也じゃない
ぼくだ
今でもおぼえてるんだ

こそばゆい ....
泳ぎ疲れて
クジラの胃に泊まる
窓から見えるのは
昔の日々

未来のいつか
彼らもここに来た

彼らもここで
消化されていった
雨の中で
人だけがいない
獏園

時が経つと
美しい観光地になる
浮気をするのは僕じゃない

僕のなかの誰かが楽しみたいだけ

(意味)なんてないわ
意味なんて(ないよ)
女性キャスターのあたまの中にはいつも見られている(わたし)が居て
イン ....
私はいつも 流れる時の中で
何にも言わないだろう きっとそこに何もないから
いつも自分で ぼんやりと考えていたことが
私がいつもそこでやらなければならないこととして
ぼんやりと 輝いていた ....
 

あたいは線香花火

絶頂をすぎてもチリチリ感じていたい

火球 果てるまで




 
君との事は
今でも思い出すよ

楽しかった事も
悲しかった事も

君はケジメを
付けに来たと前回
話してくれたね

私に大切な人が出来て
ようやく君も
自分自身の幸せに
向き合えると思うから

長くな ....
このへやは
にしびがまぶしくて
とだれかがいった

だれかはもはや
ひとではなくて
それでもひとのつもりで
あるようだった

にしびだけが
つよくそのあたりを
てらし ....
こんなに悲しみで

汗だくになって

振り子になって

たっぷたっぷとしたまま

きょう死んだら

この悲しみは

永遠になってしまうのではないか


嫌いになるより
 ....
病院待合室に警報音が2度鳴り響く
何処で鳴っているのだろうと音源を探す

と、待合室の片隅に置かれた冷水機から
誰も触っていないのに水が出始める

誰も居ないのに放物線を描いて噴出する水
 ....
ガタンゴトン帰り道

ほろ酔い気分のお隣さん

アビシニアンな夜に

とおりすぎるよ家々

あの橋越えて あの池こえて

車掌さん 最寄り駅はまだですか

家へ帰るよあ ....
ちッちゃな子供が
こちらを見上げてしゃべるのだ
まだたどたどしくて意図がくめず
まるで異邦の言葉
大人は子供の
言葉の一つ一つをやさしくつむいでやるが
二人の伝え合いはあまりうまくいか ....
 
 
誰かが僕の名前を呼ぶ
はあい、と返事をして
中に招き入れようとするけれど
この部屋にはドアも窓もない
外は秋が始まっている頃だろうか
何度か名前を呼んで
声は聞こえなくなり
 ....
雨は
縦からやってくるのに
雨のにおいは
横からやってくる

ボブ・ディランが
教えてくれた
「Blowin' in the wind」
その答えは
風に吹かれているだろう

雨 ....
右のマスの滲み。
まさかと思っていたら
左マスにも滲みがあった。

利き腕に嘘をつくようなことは
右と左の両方が許さない。

主体と主題が、慰め合いながら
互いに肩を並べてしまった時か ....
私は傲慢でした

生まれた折より、愛され、甘やかされ、自我もなく与えられるものを咀嚼するだけでした
それが愛だったのでしょうか、それとも私が無理やり愛だと思い込んでいたかったのでしょうか
人に ....
その箱のなかには夢が溢れていた

幌馬車に乗っていたり
早馬にまたがり二挺拳銃は火を噴いて

またあるときは電話ボックスから秘密基地へと飛び込めば

誰もが海の向こうの豊かさに憧れた
 ....
  突然
  女の胸が
  扉のように開き
  細く
  こわばった
  いくつもの指たちが
  ぼとぼとこぼれた



  モネの指
  キースの指
  アルゲリッチ ....
いずもふるねの かなしさは
まことは きびのえいゆうに
まけたじじつを かくされて
かなしきいりねの だましうち
そのうち いずものへいていと
おうと をうと たまのやまわけ
きびと やま ....
どうやって?

どうやってと問われたら
下を向いて黙り込むしかない
戸を閉めて
羽根を言葉に紡ぐ訳でもなく
サギにもマジックにも縁がない

日頃の蛮行が明るみに・・・

隅っこを目 ....
卵は
白身が透明でいるのが礼儀正しいことだと思っていて
黄身は水毬のようにやわらかくあるのが正直だと信じていた
あの日々のわたしは
うまく立てない殻のまるみを遺伝子のせいにしていた

好き ....
誰かの不正を突っつけば
てめえの理性が名を上げる
そんな寝言を信じる馬鹿が
今日も角立つ声を出す
断罪はあらかた
裁く側の罪を
どれだげ棚上げ出来るかという、いわば ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
存じません笹子ゆら111/8/2 13:55
生きている吉岡ペペロ111/8/2 13:43
モスキート藤鈴呼2*11/8/2 12:47
あいしてる草野春心4*11/8/2 11:42
あめとあいかんな7*11/8/2 11:29
水無月のころpoco7*11/8/2 10:56
和解梅昆布茶111/8/2 7:07
かみさまのいちびょう凪名木なぎな711/8/2 7:00
はずかしいnick3*11/8/2 3:56
ミュージアム春日線香311/8/2 3:55
圏内211/8/2 3:55
隠用紙アラガイs3*11/8/2 3:27
そして一人で番田 211/8/2 1:34
線香花火殿上 童16*11/8/2 1:20
忘れないちゃんこ211/8/2 0:37
西日小川 葉811/8/2 0:18
悲しみ吉岡ペペロ111/8/1 23:49
意図しない効果kauzak5*11/8/1 23:37
夜はお幸せに加古川少年211/8/1 23:33
怖るべき子供たちシホ.N311/8/1 23:26
平日たもつ111/8/1 22:32
雨のにおい[group]中川達矢9*11/8/1 21:53
調和の予定yuugao2*11/8/1 21:02
傲慢な孤独紡歌111/8/1 19:35
箱のなかのひと恋月 ぴの22+*11/8/1 19:13
イストの指草野春心411/8/1 17:44
ふるね[group]……とある蛙8*11/8/1 17:27
返事の代わりにwako211/8/1 16:47
未成年の主張伊月りさ511/8/1 16:31
扇動者ホロウ・シカ...3*11/8/1 15:54

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