昨日A君と久し振りに会った
少し立ち話をして電車どおりの角で別れた
そう言えばB君から残暑見舞いがきていた
彼岸花の絵模様だけだったが

A君とB君とも
長い間行き来が途絶えていたから
 ....
{画像=110812064713.jpg}




           不純結晶さ
           おれたちは


       ただ座っているだけで汗を出す
       ....
サイトでは

見たくない情報を

フィルターでブロックできる

いちばんのブロックは

忘れることか

憎みきることか

嫌悪することか

大きな愛になることなのか

 ....
冷水を飲み干し
今夜も
こんがらがった
青い糸だけの
世界を想像する
おまえはまただ
胡座のかきかたを
間違えて
さいしょから
骨のありかを
確認しだす
忘れてしまった
香りと ....
夏の夜がひとつずつ明け
きょうもまた
薄ら笑いで迎えた

なにが可笑しいのか
闇雲に過去を
終わらせてみたい
と思った

断ち切るには
じゅうぶんに
必死の顔つきだが
ことばと ....
俺自身にとってはパウルクレーの絵ですらどうだっていいことだ。彼の絵を参照するのなら、マレービッチを拝んでいた方がより懸命である。シャガールだとか、ルノワールは嫌いだった。ミロもルオーもイラストレー .... 一昨日の夜更け
妹から電話が入る

21時に危篤状態になったよ

これからなら行けないよ

素っ気無く答えた

今日になって夕方に
車を飛ばした

ゼロゼロと絡まる痰い
酸素 ....
かつて、
さよならをしたこと
あいしているよ

それはむかし
わたしがにんげんらしかったころ

いまはある

いまがある
 息を止めて苦しくなって初めて生きていることが実感できる、みたいなのを描いたら一日置いて思っている以上に近いところに本物の死が笑っていることに気がついた。本物、っていうと偽物がいる気がしてアスファルト .... 恋とはそうだ

宇宙の実相

そのカラクリの

甘美なものまね


わたくし以外の魂に固着した肉を

わたくしのように感じる

それはひとつのテキスト

わたくしのように ....
14時の白昼夢に
ひっきりなしにおとずれる一期一会たちを
欲ばりな身体がぜんぶ受け入れようとして
はちきれて
あふれていくものを追いかける
追いつけないのはわかっているけど
手をのばす
 ....
久しぶりに実家でゆっくり過ごし 
今は亡き祖母の和室に坐り 
夕暮れの{ルビ蜩=ひぐらし}の音を聴いている 

掛け軸には富山の姪っ子の 
書き初め「広いうみ」が 
悠々とクーラーの風に揺 ....
手をあわせていたときだろうか

ホテルにいきたいと言ったときだろうか

それともずっとそうだったのだろうか


手をあわせて並んですわってお喋りをした

ホテルにいきたかった

 ....
せみが
ものをいっている

ぎえ
ぎいぎぎぎい

いったい
どんないみなのだ

いみをしって
どうするというのだ
せみのことばには
あいうえおも
かきくけこもありません

さしすせそも
たちつてとさえ
いみはありません

ただ、ぎぎぎとか
ぎゃっぎゃっとか
なきながらとびながら
 ....
夢の中に美人女優が現れたので 
ふら〜りと吸い寄せられていったら 
ぱっと姿が消えて、目が覚めた。  

隣には、妻が小さい{ルビ鼾=いびき}をかいていた。 

起き上がって、ソファに腰を ....
まよいのもりで
まよったまよった

まよってすぐに
わかったわかった

もりなんて
なかったんだ

まようことも
なかったんだ

ここにはまだまだ
なにもない
 ....
ためらうことはワルイコトじゃない
そう言い聞かせる
未然の指に

震えない人なんているだろうか
どんな時も決定させることは
こわくなくてはならない

どんなスイッチも押す三秒前は
記 ....
遠く渚の白波が
さよなら告げるよにさざめいて
町の子どもの線香花火
夏を焦がして昇る思い出

古里は離れて尚もここにあり
暗い微熱に慕情が火照り
振り向けば妖しき街灯
誘う別れの一夜露 ....
幕開け前の誰もいない舞台に 
一つの卵が置かれている 
(あの中に、瞳を閉じた胎児の私がいる) 

ぴしっと殻を破り 
世界に顔を出す瞬間を夢見て 
(胎児の小さい心臓が、高鳴っ ....
仕事帰りに、
お茶の水に寄り、回転寿司を食べて、
ディスクユニオンで、
今日もすごく嫌な思いをしたから、
レコードを1枚だけ、買おうと、
あれこれ見ていたら、
彼女から、電話が来たので、
 ....
あなたはどこにいるの

目の前にいるような 彼方で泣いているような

あなたはなにを見ているの

同じものをみているような 目をつぶっているような

寄り添うように 離れていくような
 ....
              110810




わたしのだいすき
わたしのすきなわたし
だいすきなわたしがわたした
わたしがすきなわたしは
 わたしもりがすきなあめんぼう
 ....
変態は
ああ
私の趣味
おお
それを許さないのは
あんたの罪

エロかった
ああ
何もかもが
おお
あのストーカーを
もう忘れたかい

昼間のストーカー
見つからないよう ....
夕陽が燃える
コンテナが揺れる
私の町から少し遠く

涙はかげろうの向こう
あまり簡単なものではないって
わかっている

けど

そこはかとなくこみあげてくるよ
これは何かな
 ....
酔っ払った言葉に
含まれる独特の
熱を持ったアルコールが
次々と、
次々と次々と、
虚ろな目を横に
動かしていく
眠り込むあたりに
こぼれ落ちてしまう
転がる目玉を踏まないようにと
 ....
ソリッド!

砂浜を駆ける女子男子
明日みたいな陳腐な思い出よりも
永遠に続くモラトリアムを
(信じていたい)
目隠しをして希望を叩き割り
絶望につかまって海を泳ぐ
日々大地を揺らす裏 ....
芯と同化して立体となる。
直立するための平地の上で、立体となる。

直線が曲がった軌道を描くように
この芯もまた
曲がった軌道を描くことができるはずだ。

(幻の引き手の人)
芯の曲が ....
僕は草むらの中を

一人で走っていた

時々、転んで夜虫と出会い

「やあ」と声をかけて立ち上がった

あれきり夜虫は追ってこない・・・

あの日出会ったのが最後だったのか・・・
 ....
  奪いたかったのは
  肉体ではなかった
  きみの内側にひそむ
  薄暗く丸いものでもなかった



  それは概念だった
  女だった
  ぼくが
  命をかけて奪い ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
初秋の頃に花キリン1*11/8/12 8:27
純粋さの定義 / 渇きと純化の関係beebee1511/8/12 6:54
大きな愛吉岡ペペロ211/8/12 5:06
ウロング・サマー (2)DNA211/8/12 4:01
ウロング・サマー (1)111/8/12 4:00
私の関心事番田 011/8/12 3:04
板谷基雄の危篤板谷みきょう1*11/8/12 2:47
象潟211/8/12 2:44
デートは延期になりました。士狼(銀)211/8/12 0:18
恋とはそうだ吉岡ペペロ111/8/11 23:59
35℃あまね811/8/11 23:45
夕焼けの詩 服部 剛311/8/11 23:36
現精吉岡ペペロ111/8/11 23:25
蝉の言い訳小川 葉211/8/11 23:17
蝉の言葉211/8/11 23:12
妻の寝顔 服部 剛511/8/11 23:11
まよいのもり小川 葉011/8/11 23:10
スイッチ朧月111/8/11 23:05
暗夜行飯沼ふるい211/8/11 23:00
誕生 服部 剛211/8/11 22:58
めんどうくさい女はだいろ311/8/11 22:12
道のりのはなし加古川少年211/8/11 22:10
わたしがきらいなわたしがだいすきあおば8*11/8/11 21:03
2時のストーカーだった頃[group]花形新次1*11/8/11 20:51
待ち合わせas011/8/11 20:02
祝杯長押 新2*11/8/11 19:46
プシュケピッピ511/8/11 19:39
矢芯yuugao3*11/8/11 19:09
歯磨きyamada...111/8/11 18:47
奪いたかったのは草野春心3*11/8/11 18:27

Home 戻る 最新へ 次へ
2938 2939 2940 2941 2942 2943 2944 2945 2946 2947 2948 2949 2950 2951 2952 2953 2954 2955 2956 2957 2958 2959 2960 2961 2962 2963 2964 2965 2966 2967 2968 2969 2970 2971 2972 2973 2974 2975 2976 2977 2978 

【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
4.68sec.