抱いて

あなたが
海を渡ってしまう前に

強く
優しく

あなたの印を
いっぱいつけて

あたしを
ふるわせて

ねぇ
抱いて

身支度をする前に

とろける ....
肌に吐息を
響かせる

指に匂いを
響かせる

声に憂いを
響かせる

そのようにして

生に命を
響かせる
メトロ降りてガードくぐり歩道橋を渡り
平らな道は地図にしかないと語り
それでも景色を破る血気なんてなかったろ

上滑りする言葉がいちばん大嫌いだからさ
水たまりにかすれてしまった声で ....
目の前の何でもない風景は 
独りの画家が絵筆を手に取れば 
真っ白なキャンバスにあらわれる 
一枚の美しい夢になる 

たとえばそれは 
{ルビ陽炎=かげろう}揺らめく夏の坂道を 
杖を ....
{引用=
韓流賛成音頭

さあさ皆さん聞いとくれ  韓流賛成音頭だよ
これなら文句はないだろう みんな大好きチャン・ドンゴン

それ 韓流賛成(韓流賛成)

嬉しい韓流楽しいなあ 日本 ....
ゴッホが描いた「{ルビ向日葵=ひまわり}」の 
地上に堕ちた太陽に 
人は感動するのではない 

今にも動き出しそうな 
何かを語りかけそうな 
「向日葵」の背後に視えるのは 

瞳の ....
  いいよ
  枯れるくらい
  たくさん話したし



  いいよ
  もう、涙が
  こぼれなくなるくらい
  たくさん笑ったし



  疲れたし
  決めら ....
フェイストゥフェイスで
かるめのばりぞうごん
セックスの前戯だよね、わかるよ
フローリングはクーラーが効いていて冷たい
綺麗なお墓みたいだ
そこでぼくらは同棲生活を演じてままごと ....
みずうみへ
冷蔵庫から取り出した氷たちを口いっぱいにつめこんで走った
夏休みのティーンエイジャーはただただ暇だったのである
ウェディングドレスは溶けだし足手まとい管理職就任
主人はストーカ ....
東京は小金井市に生まれて
横浜で育った
浅草寺を知らずに
僕等は育った
おとなになって
銀座線に乗っても
別に降りる理由もなかったから
僕等の名前を
覚えてほしい
浅草寺を知らない
 ....
{引用=小さな風はどうしたの 鈴虫さんに道聞いて 迷子になってしまったの}


お母さんが歌ってくれたその唄にはいつも続きがなかった。
子供の風がどうなってしまったのか誰にも分からない。

 ....
 
 
透明人間が
影ふみをしていた
人数はわからないけれど
楽しそうな声が
風と風の隙間から
聞こえてくる
影がないので
いつまでも終わらない
いつまでも終わらない遊び
終わら ....
通りの向かう側に
白い花が揺れている
横目で見て
それで終わり。
その後の人生に
君と出くわす事は
あるいは、
もう無いかもしれない

だから、
想像する

僕は君の
花弁を ....
問題が解けてしまえば 
夢の続きを観る楽しみが
半減しますから…

そう思い込ませながら 次の夜も 
眠りに就くのですね

*

幸子ちゃんと言う女の子が二人
両方とも 同級生なの ....
タイムマシンは
ないけれど

あるんだよ

にじゅうねんぶりに
ふるさとへ
かえってきた

もうもどれない
タイムマシンにのって
中空に浮かんだ茶室
山の麓の回廊から眺む
山門をくぐった時から降り始めた
しぐれ雨
下界と山荘の次元を断ち切る結界のような様に
主人は爬虫類のような横顔を魅せ
染みと皺だらけの表情は
客 ....
一滴が
先端から
こぼれ落ちる


わたしは
きっともう
その痛みに耐えられない


耐えられない
1.

可奈子、
僕たちは罪人だ
はだけた白いシャツ
現れた薄桃の素肌
汚れたのは唇
罪悪に苛まれた視線が交差し
重なり合った手と手
温もりを感じる資格もないほどに
僕らは罪を重ね ....
中途半端な才能
中途半端な実力
中途半端な努力
中途半端な誇り
中途半端な身体
中途半端な不幸
家族関係の悪化
主張しないから孤立した。
何度も話を聞かないフリして
色のない生活 ....
僕の恋心は入道雲のようにむくむくと膨らんで
世界を覆い雨を降らす
あの娘はあいつと相合傘
私は私を
やり直したいとも思うし
捨ててやりたい
とも思う
どちらもできっこないから
安心して悲しめるんだ
君に甘える
そんな夢がみれるんだ

同じ空の下で
なにが起こったのか知っ ....
詩を書いていた
詩人になりたくて

口はうまくないから
ペンを持つ、握る

歌もうまくないから
ペンを持つ、握る

絵は好きだけど、
賞を貰うのは
いつも他の子だったから
 ....
サル

さぁさぁご覧 世にも珍しいしゃべる猿だよ
ってのはどれだ 回りを見ろよ至るところに


おんなじ動画に釘付け みんなニコニコしてる
著作権なんてのは あっても無くても同じようなも ....
柑橘類が口の中で甘く香っている。心の片隅では炭酸が甘くはじけ飛んでいる。グラスの中のひと欠片の氷を競い合うようにして、夕暮れが喉もとに下りてくる。縁側の置石に手酌するように水をまく。ラムネ色の短い .... あなたは指で狐を作る

狐の唇が
狐の唇に触れる

百年が過ぎて

そっと離れる
六時の
時報を聞いたからあと300秒で天井が落ちてくる。部屋番号の素数には意味がない。棚に飾られているフィギュアは四肢を切断して並び変えておいたのだが、部屋の上下側面はコンクリートで覆われている。
 ....
 夜の湿り気が
ぬぐいきれずに
わたしのゆりかご
あなたはそっと
うしろむきで 

雨を吸った
風が吹いて
胸に空洞
わたしができることは
ただ、毎日をすごすことだけ?

 
 ....
用意

出来ました

丈夫な紐と
足を乗せる台と
遺書を書くための
紙とペン

紐を
電球の傘にくくり
丸いわっかを
下の方で作る

準備万端

そして
遺書 と言 ....
送れないメール
センスのない文章
わざとらしさだけが鼻をつく

溜め息一つ
膝抱え見上げる
切りとられた夜空は群青

思い通りにならない葛藤
暗中模索
がむしゃらに君を想う
どう ....
赤烏が赤いのには
特に意味は無く
ただ赤いから赤いんだけど
決して黒くは無いのです


赤烏が好んで食べる物は
絶望とか孤独とかって推測する人も多いけど
赤烏の好きなものは
とりあえ ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
抱いて森の猫13+*11/8/15 0:28
響かせるはるな211/8/15 0:02
のらのしろ[group]凪名木なぎな311/8/14 23:49
白いキャンバス服部 剛411/8/14 23:41
韓流賛成音頭只野亜峰2*11/8/14 23:29
ゴッホの瞳 服部 剛211/8/14 23:27
いいよ草野春心6*11/8/14 23:06
木洩れ日の数え方ねことら111/8/14 22:42
ユニヴェールを探してayano4*11/8/14 21:26
浅草寺を知らない子供たち[group]花形新次2*11/8/14 21:13
[小さな風]東雲 李葉0*11/8/14 19:00
終わらない夏たもつ511/8/14 18:24
通りの向かう側にopus011/8/14 17:01
幸子ちゃん藤鈴呼2*11/8/14 16:20
タイムマシン小川 葉211/8/14 15:35
隠居……とある蛙8*11/8/14 15:21
鈍痛はるな011/8/14 15:03
罪人は夢を見る五月(gog...111/8/14 12:59
半端な人間山岸美香211/8/14 12:49
ぎよ111/8/14 12:46
あおぞらのむこう朧月311/8/14 12:38
_ZIO011/8/14 12:17
サルitukam...111/8/14 7:09
ラムネ色の短い時間花キリン2*11/8/14 6:44
春日線香211/8/14 4:18
フラジールnico211/8/14 3:31
つたえて唐草フウ8*11/8/14 3:29
日曜朝、七色カフェにてぶるーびっと411/8/14 3:02
『彗星(コメット)』こちらに名前...2*11/8/14 2:51
赤烏(あかがらす)ぶるーびっと111/8/14 2:45

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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