色々な路地を巡り歩きながら街にいた
水色のジーンズを探しに出てはみたのはいいものの
過去に訪れたことのあるような 街の中にいた
それは 一体 何故だったのだろう
水色のジーンズを探 ....
雪の上の戦争が生をふみつけにする
街路樹の影という影に湛えられた海が
カラスたちを痙攣させる
水晶は汗をかき
光は素早く分解される
青空めいた少年の白昼夢が
空気に曲線を描く
私は夏の淵 ....
活動しない雲は
たいてい灰色をしている
海の上に
面倒くさそうな
固形物が
存在する
白い犬
がそれを見ている
黒い少年
がそれを見ている
そんな淀みの中の
なんでも ....
あがきを止める
そして融け合い始める内と外
閉じた内は詰まっていく
開く外には主体がない
内と外の融合は
宇宙一体いだき込む
すべてのものは有るがまま
ひいてはすべて ....
誰からも相手にされない。
やはり私は勉強を一生涯する
運命にあるのか?
試験を受け、人の為に使いたい。
来年からは猛勉強します。
また人との関係を絶って
沢山資格をとります。
勉強す ....
朝を彩って間もない星たちが
一枚また一枚と
淡い光を重ねる空へ
微笑みながらゆっくりと溶けてゆく
あの頃は楽しかったねと
懐かしい唄で
結んだ小指ほどいたら
まだ始まったばかりの ....
風が吹けばゆれる
雨が降ればたたかれる
太陽に照らされれば微笑み返す
水が無ければ干からびる
役目が終われば終わりを待つ
命が尽きれば死んでいく
そんな"正しさ"と ....
好きといってもらうことすらできない
まっすぐな目で
否定された1月後に
そいつが
別の男と付き合って
ドライブする
公務員試験におちたらいいと思った
日が暮れる前に家に帰ろう
森の中で夜を迎えてしまったら
僕らはもう家をみつけられない
だれかここまで探しに来て
一滴の灯りを携えながら
気味が悪いほど空に
星が散らばっている
人間の ....
あのね
どうしたら 良いかって
ずっと 考えたんだ
頭だけは 何時も
近くに 有ったから
伸ばせる筈の
手だって
本当は こんな風に
好きな 文字を
打ち込んで
踊って ....
あの時
すれちがった知恵の輪
さすらいの風にふと
さよならって言おうとおもったけれどどうやらはじまりらしいね
ふとわらったよ
いつものように家の近くを散歩して
いつものようにため息をついて ....
光のカーテン
ハープの音
今ひとつ星が降る
美しい空
全てから解放され
全てが自由で
何も縛るものがない
好きなだけ好きな事
私をお許し下さい。
私も全て許します。
癒され ....
あ、義父さん
ハンカチを一枚お借りします
+ + +
初めて会うひとはわたしのすべてを見透かしたあとに
無学なバイトの若造が生活(いちにんまえ)を語るのかと息巻きながらも
そ ....
生徒はある日グレて
朝な夕なに
教師のところへ
暴れに来るの
教育委員会が心配するけれど
愛があるから大丈夫なの
体罰反対とさよならするのよ
ハゲの校長辞めろ ....
昔々のその昔
葛城山の頂(いただき)に
崩落しそうな崖を臨み
奇形な巨岩(おおいわ)に注連縄(しめなわ)が
その巨岩(おおいわ)のその上に
みずらに勾玉(まがたま)
直刀を佩(は)く 弥生 ....
黒い
八肢を載せた
白さが
恰も肌だ
呼ぶな、
呼ぶな。
肌は、
危うさの面だ
息を
潜らせ、
探ってい ....
誰も自分の事しか
考えていない。
人の為と書いて
偽りと読む。
人なんてどうでもよい。
自分の都合の悪い奴は消す。
都合のいい奴には嫌われる。
裏切りや嘲りに生きる。
なんて思 ....
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金魚鉢のそれのように、
一つの世界がそこで完結するとすると、
地球が再現され、
宇宙が再現され、
ついに発生する突然変異に、
ビオトープ ....
高層ビル群の彼方に
鮮やかな青と緑を
見ようとしてしまう旅
虫食いだらけの想い出を
あまりにも流暢に
語ろうとしてしまう旅
すれ違いざまに香った懐かしさに
誰かの後姿を
追 ....
突き刺さった杭の代わりに、あなたたちのその細い骨が刺される。
まだ墓ではない。
杭のために動くことが出来ずに、頭と口を交互に動かしながら、わたしはいた。
水槽に沈められたり、瓶に閉じ込められ ....
わからない
この国の首相が
この国に何をしようとしているのかが
わからない
何を考えているのかが
わからない
この国の破壊を目的とする
北朝鮮側の人間だとすれば
辻褄が合う
それ ....
万事 往還し
命の報せは「我」を啓く
清勤せよ 求めずに
夏の うてな
カーテンから光がもれていて
うごいている ほこりを 照らして きれいだ
光は直線だけど まっすぐなだけではね
いつまでも 寝てないで ぎょうずいでもしんさい
....
あなたとわたしがこうして
殺し合うことで咲く花があるんだよ
がんばっても乗り越えられないものの前で
咲いている花達
がんばろう がんばろう
がんばろうのエールで
しおれない ....
雲の奥には空があり
その奥には星が控えている
その星は何億光年も先で
僕らを暖かく見守っている
僕らは冷たくいがみあっているが
時に暖かくなる一瞬もあるだろう
人々 ....
本当はかくれたいんだ とまりたいの 本当は
深い日のなかに 今もずっと変わらない陰がある
小さくちいさくまっ透ぐ自分に向いたうたは
少し少ししゃがみこんで、見えないように当たらないようにいきた
あなたにはそれが毒にみえるだろうか
眠っている祖母の頬に
桜の花びらが一枚落ちる
そんな季節ではないはずなのに
掌に握らせて
悪戯でしょ?と笑ってしまう
見送るつもりが
見送られているのは私たちですね
....
ブラックニッカをコカコーラで割ったウイスキーコークの
もう氷も解け切った最後の一杯は
まるで泥水でも飲んでいるかのように
ねっとりとしていて生温くて重苦しい
ふらふらした体をなんとか真っ直 ....
ことばは叫んでくれなくて
わたしはいまこんなに叫んでことばを選んでとってえらんでいるのに
言 え
よ
....
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