人の気持ちって なんだか変動相場制
高いときもあるし
低いときもある
だって生身の人間ですから

同じ自分なのに
昨日は低く見られ
今日は高く評価される
他人の気持ちも変動相 ....
ソファーの模様が動く
ぼくは向かいのソファに座って人を待っている
周囲を見ても
動かしているものはない
中に軟体動物でも潜んでいるのだろうか
いくら見つめなおしても
模様が左右に動く
ソ ....
とろとろの時間が
大気とうまく混ざり合って
月の周りのぬるい酸素を運んでくれた

動かないで

このままずっととろとろと
月の影となって泳いでいたい
けれど
月はもうわたしの右手 ....
ばっち
ばっちっち
ばちばちのぱんちっち

びっち
びっちっち
ぴっちぴちのびっちっち

ぶっち
ぶっちっち
ぷっちぷちのぶっちっち

べっち
べっちっち
ぺっちぺちのべん ....
助けたい
気持ちはあっても
自分には
助けられない
ときもある

そんなとき
自分が可愛いから
何もしなかった
とは思わないで

救えなかった
ジブンを
責めないで

運 ....
詩の話しをしたことはない…
あまり 詩を読んだことはない…
私自身
あまり 詩は
人に読まれては来なかった気がする
「なぜ僕は生きている」?

体調と呼んだら固体過ぎる
何処かの風邪を抱えて

時には力すら弾きながらも
苦痛の朝を越えた
意識的な口角を上げて
苦痛の昼を越えた
時に流された者を見送 ....
たぶんあのとき
奪って逃げなかったのが
答えだった
ぼくのなかの
ぼくたちの
晴れた日で
季節が傾いて花は咲いていた


たぶんあのとき
立ちすくんだことが
答えだった
わ ....
絶望の寝台の彼方へ夜の水晶
を投げる不可視光線で縁取ら
れた魚の腹をそっと愛撫する
女を私は雪の熱をもってその
首筋を愛撫する鳥たちはやさ
しい磁場をその脳髄に封印し
て牡牛の巨大な乳房に ....
ごくり、
わたしは
きみのたましいをなぞった朝に
虚無感と目が合った

アスファルトがおひさまで埋まり
おもむろに
手のひらでくしゃっとした夏を
あつくて溶けてしまうと言う言葉は
た ....
                   110714


単純な気候に憧れた猫の眼を考案して真空管ラジオに付けてみた
電源を入れるとみるみるうちに緑色に光り、選局する度に眩しそうに瞬く
これは ....
{画像=110715000430.jpg}


陽炎のゆれる炎の一日
草は夏の息をかみしめ
熱く重たい目蓋を降ろす
紅い夕日よ

それは陽炎のゆれる炎の一日の終わりの
時の流れの流 ....
あの子の態度が気に入らないから皆でハブりましょう
あの子は男子に媚売ってるから皆でハブりましょう
あなたがあの子をハブにしないならあなたもハブりましょう
みんなで仲良くやっていくためにあの子をハ ....
その家に入ると
今しがた誰かがいたかのように
明かりが灯されていて
食事までも用意されているのです
でもそこに
人は誰もいないのです

これは深い森で迷った果てに
たどり着くという
 ....
人ってきっとドロドロしてる
液体たっぷんが人なんだ
皮膚でささえていなくっちゃ
こぼれてみんな溺れてしまう

たいていそれはいやな言葉
いやな気持
キタナイ
引き金になって

アフ ....
痛む前からわかってる

夏の陽光(ひかり)は石つぶて

風呂に入ればシリシリと

明後日までは治らない


ふと気がつくと ペロリと剥ける

あの日の僕が落ちていく


よ ....
うすくれないの 浴衣のきみの
片手に提げた ちいさなふくろ
朱色のさかなが たゆたうなかに
夜空と揃いの花が咲く。

ピーヒョロピーヒョロ どっこど・こ・どん、か・か
ピーヒョロピーヒョロ ....
夏の朝は早く光に包まれる
草むらの緑に残る
小さな水滴
頭上では
木々も深い呼吸をしている


夜が明けたら急ぎ足で
太陽の光は強くなる
人々も駆け足で支度を始める
セミが鳴き始め ....
何度も目が覚めてぼやぼやした頭

着信を告げる点滅

張り付いた前髪

浮遊感

返信

落ちる意識

点滅

返信

ぴかぴか

かちかち

夢なのか
 ....
冷めた目で見つめるから
月が青くみえるのだろうか
ひんやりしてるね
の あなたの言葉に
どきっとしたのは

透き通ってしまったのかしらん

そんなわけはないと知りながら
胸元に触れて ....
あおぞら
とうめいな鍵盤に
ちいさな指 滑らせた
まじり気のない風に乗り
どこまでも飛んでゆく旋律
まるで あの夏の日差し、
みたいに
 
うすめたインク、
キングズブルーのかき氷
 ....
 
 
影を連れて出かける
ふとした拍子に
私と繋がっている唯一の
糸のようなものが切れて
影はどこかに飛んで行ってしまった
影の無い私は
午後三時くらいの腕時計を見る
 
 
  透明な空に
  透明な取っ手



  空を開けると草原があった
  草原を開けると発電所があった
  発電所を開けると僕があった
  僕を開けると藍色があった
  藍色 ....
捧げるほど
じゃない
いくつもの縁で絡み合ったこの地で
たまたま
出会ってしまって
今日は地球の重力がいくらか強い
だから
すこし伝えてみたい

月が見える
冷えた夏の夕刻に浮 ....
ひとり ただ唄っていた
どこのだれに 宛てるでもなく
きみに出会えたから
大切なこと、わかったの。

またね、って言えることが
どれほどまでに幸せなことか
わたし 今まで生きてきて
こ ....
火宅、忍土、穢土 

憂き世、苦界、六道界・・・

現し世を表す言葉の群れ
生きることはすなわち
耐え忍ぶこと



包丁を左手首に当てた時は
そんな言葉達も忘れていた
何も
 ....
「死にたきゃ死ねよ」と声がする

本当に死ねば哄笑が起こる

僕はそのことを知っている

それで僕はどうしようもない

僕は書斎にいて夢を描いている

夢の中で君は輝いている
リンネルを着たバイオリン弾きが

ゆったりとフォオクを取って月をうかべてゐます

ああ、

そうしてきょうも月が出て

そのぼんぼりのやうな薄明かりが

わたしとわたしのミニマリズ ....
寄る辺なく
君を想うことなかれ
寄る辺なく
君に恋することなかれ


朝露零れて
透いた柔肌の朝顔
吐息に揉まれし


けふ
文月小暑
忘れがたき
夕でるまでの


 ....
九橋街道六時半
本当のぼくを探して歩いた
自分探し六時半
ぼくは空っぽだっただったのだけれど
なんの問題もなく生きていた

九橋街道六時半前
空っぽを支えて限界がきた
自分探し前夜 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
変動相場制subaru...13*11/7/15 6:38
手の届く所に星の光はある殿岡秀秋211/7/15 6:20
とろとろc211/7/15 4:17
ばびぶべぼっち木屋 亞万2*11/7/15 3:31
生き残されて佐和411/7/15 3:04
無意味の詩番田 011/7/15 2:44
No.613 遺書邦秋0*11/7/15 1:42
たぶんそれがはるな211/7/15 1:19
ぎよ111/7/15 1:11
強くなるみい411/7/15 0:32
窒素ガスあおば4*11/7/15 0:05
時の流れbeebee18*11/7/15 0:01
女子中学生のうた只野亜峰111/7/14 23:58
マヨヒガ三条麗菜3*11/7/14 23:45
ヒトのカラダ朧月411/7/14 23:15
日焼け加古川少年011/7/14 22:52
まつりうたaria28...311/7/14 21:53
朝露と夜のブルー111/7/14 21:51
熱帯夜るい011/7/14 21:48
青い月朧月111/7/14 21:00
ラストノートaria28...3*11/7/14 20:40
腕時計たもつ511/7/14 18:56
抽斗草野春心6*11/7/14 17:49
りょうかんな8*11/7/14 17:36
わかれのうたaria28...1*11/7/14 16:15
「自殺未遂」桐ヶ谷忍10*11/7/14 16:08
君はyamada...011/7/14 15:55
夜をよく眠る甲斐マイク2*11/7/14 14:26
七夕乱太郎14*11/7/14 14:01
九橋街道六時半竜門勇気011/7/14 12:29

Home 戻る 最新へ 次へ
2924 2925 2926 2927 2928 2929 2930 2931 2932 2933 2934 2935 2936 2937 2938 2939 2940 2941 2942 2943 2944 2945 2946 2947 2948 2949 2950 2951 2952 2953 2954 2955 2956 2957 2958 2959 2960 2961 2962 2963 2964 

【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
4.73sec.