風が吹いていた
  サッカーボールが
  高い網を越えていった
  哄笑と
  悲しみと憤怒が
  蝶とともに群がり
  吸いこまれてゆく一本の樹
  その陰にもたれて
  ....
青く、白く沈む、夜
そしてそれに属するものたち
 
今日は鶴を折った
 
どうして妻に、そんな
嘘をついてしまったのだろう
  
 
薄紅色の風ふく
甘い花の香はらんで
空見上げればきこえる
小鳥たちのうた

紺碧の空に浮かぶ
はちみつ色の三日月
瞳閉じれば伝わる
やさし君の温度

夢を見ているときの
やわらか ....
しなやかな
金属みたいにまっすぐに
子どもは晴れを願います

てるてるぼうずは
それを
聞いたか
聞かぬか
わかりません

けれども確かにそこにいます
子どもが見上げるすぐそこに ....
ちーちゃん
そう呼ばれていた昔のわたし


まま、まま、楽しい夢をみたの。
やっと補助輪なしで乗れるようになったよ。
ねえ、花札かオセロしようよ。
お昼ごはんは、ラーメンがいい。

 ....
もう面倒臭いので

僕を刺して下さい

こんな何もかんも考えるのは面倒なので

いっそ僕をぶっ刺して下さい

そしたら安らかに眠れる気がします

自殺することは禁じられていて

 ....
あなたはただただ文章で、実体をもたぬからだを選り抜きの字面ばかりで装丁した、 みみざわりのよい、そうしてくちあたりのよい、あなたはそのような崇高なる文章で


あなたの形は女子だった
陰鬱とす ....
キミと出会えて本当によかった。
辛いこと、楽しいこと、悲しいこと、二人で分かち合えた。

今、何処で何をしているの。
僕は、今も頑張っているよ。
キミに出会えたから、頑張れる。
キミから貰 ....
とんでもないものを見たと思った
町の灯りなんてほとんどなくて
月だけが半弧を描く
ステージ奥では雲がバックダンスしてるしまるでいつもそうしてるかのように

時がこのまま止まればいいと
一夜 ....
いさかいの中ではあったが
向こうが透けるような男ではなかったか
理を曲げず、筋は通せたか

虚勢の向こうにある
哀しい心憐れむこと
できたか

微かに怯え
震える相手の声憐れむこと
 ....
「僕が働く意味と生きる価値の無さを気づかせてくれてありがとう\(^o^)/」 ゆれうごいては
もがいていた死人が
たしかにわたしだった
となりでふるえているだれかが
だれなのかさえしれない
くるしい、
くるしいとうなだれて
はげしくおうとした
なつのあつさがじり ....
人の気持ちって なんだか変動相場制
高いときもあるし
低いときもある
だって生身の人間ですから

同じ自分なのに
昨日は低く見られ
今日は高く評価される
他人の気持ちも変動相 ....
ソファーの模様が動く
ぼくは向かいのソファに座って人を待っている
周囲を見ても
動かしているものはない
中に軟体動物でも潜んでいるのだろうか
いくら見つめなおしても
模様が左右に動く
ソ ....
とろとろの時間が
大気とうまく混ざり合って
月の周りのぬるい酸素を運んでくれた

動かないで

このままずっととろとろと
月の影となって泳いでいたい
けれど
月はもうわたしの右手 ....
ばっち
ばっちっち
ばちばちのぱんちっち

びっち
びっちっち
ぴっちぴちのびっちっち

ぶっち
ぶっちっち
ぷっちぷちのぶっちっち

べっち
べっちっち
ぺっちぺちのべん ....
助けたい
気持ちはあっても
自分には
助けられない
ときもある

そんなとき
自分が可愛いから
何もしなかった
とは思わないで

救えなかった
ジブンを
責めないで

運 ....
詩の話しをしたことはない…
あまり 詩を読んだことはない…
私自身
あまり 詩は
人に読まれては来なかった気がする
「なぜ僕は生きている」?

体調と呼んだら固体過ぎる
何処かの風邪を抱えて

時には力すら弾きながらも
苦痛の朝を越えた
意識的な口角を上げて
苦痛の昼を越えた
時に流された者を見送 ....
たぶんあのとき
奪って逃げなかったのが
答えだった
ぼくのなかの
ぼくたちの
晴れた日で
季節が傾いて花は咲いていた


たぶんあのとき
立ちすくんだことが
答えだった
わ ....
絶望の寝台の彼方へ夜の水晶
を投げる不可視光線で縁取ら
れた魚の腹をそっと愛撫する
女を私は雪の熱をもってその
首筋を愛撫する鳥たちはやさ
しい磁場をその脳髄に封印し
て牡牛の巨大な乳房に ....
ごくり、
わたしは
きみのたましいをなぞった朝に
虚無感と目が合った

アスファルトがおひさまで埋まり
おもむろに
手のひらでくしゃっとした夏を
あつくて溶けてしまうと言う言葉は
た ....
                   110714


単純な気候に憧れた猫の眼を考案して真空管ラジオに付けてみた
電源を入れるとみるみるうちに緑色に光り、選局する度に眩しそうに瞬く
これは ....
{画像=110715000430.jpg}


陽炎のゆれる炎の一日
草は夏の息をかみしめ
熱く重たい目蓋を降ろす
紅い夕日よ

それは陽炎のゆれる炎の一日の終わりの
時の流れの流 ....
あの子の態度が気に入らないから皆でハブりましょう
あの子は男子に媚売ってるから皆でハブりましょう
あなたがあの子をハブにしないならあなたもハブりましょう
みんなで仲良くやっていくためにあの子をハ ....
その家に入ると
今しがた誰かがいたかのように
明かりが灯されていて
食事までも用意されているのです
でもそこに
人は誰もいないのです

これは深い森で迷った果てに
たどり着くという
 ....
人ってきっとドロドロしてる
液体たっぷんが人なんだ
皮膚でささえていなくっちゃ
こぼれてみんな溺れてしまう

たいていそれはいやな言葉
いやな気持
キタナイ
引き金になって

アフ ....
痛む前からわかってる

夏の陽光(ひかり)は石つぶて

風呂に入ればシリシリと

明後日までは治らない


ふと気がつくと ペロリと剥ける

あの日の僕が落ちていく


よ ....
うすくれないの 浴衣のきみの
片手に提げた ちいさなふくろ
朱色のさかなが たゆたうなかに
夜空と揃いの花が咲く。

ピーヒョロピーヒョロ どっこど・こ・どん、か・か
ピーヒョロピーヒョロ ....
夏の朝は早く光に包まれる
草むらの緑に残る
小さな水滴
頭上では
木々も深い呼吸をしている


夜が明けたら急ぎ足で
太陽の光は強くなる
人々も駆け足で支度を始める
セミが鳴き始め ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
[group]草野春心111/7/15 19:37
沈む、夜たもつ311/7/15 18:36
berceuse/愛のあいさつaria28...1*11/7/15 16:54
てるてるぼうず千波 一也1*11/7/15 16:46
シャボン玉nick2*11/7/15 16:13
中二病の歌yamada...211/7/15 15:40
傑作を手にするitsuki3*11/7/15 12:31
キミが居たからぺけぽん011/7/15 11:52
真坂木10*11/7/15 10:44
強くあれ、ただ強くあれ西天 龍211/7/15 10:31
謝辞邦秋1*11/7/15 10:00
十九歳の夏長押 新3*11/7/15 9:49
変動相場制subaru...13*11/7/15 6:38
手の届く所に星の光はある殿岡秀秋211/7/15 6:20
とろとろc211/7/15 4:17
ばびぶべぼっち木屋 亞万2*11/7/15 3:31
生き残されて佐和411/7/15 3:04
無意味の詩番田 011/7/15 2:44
No.613 遺書邦秋0*11/7/15 1:42
たぶんそれがはるな211/7/15 1:19
ぎよ111/7/15 1:11
強くなるみい411/7/15 0:32
窒素ガスあおば4*11/7/15 0:05
時の流れbeebee18*11/7/15 0:01
女子中学生のうた只野亜峰111/7/14 23:58
マヨヒガ三条麗菜3*11/7/14 23:45
ヒトのカラダ朧月411/7/14 23:15
日焼け加古川少年011/7/14 22:52
まつりうたaria28...311/7/14 21:53
朝露と夜のブルー111/7/14 21:51

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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