{引用=――Morrisseyに}
音楽の
無遠慮な激情のあと
きみの足もとで
タンバリンが死んでいる
おしとやかな君の
パンツが見たい
純白が似合いそうな
君のパンツが
紫のレースの
シースルーだったりしたら
あるいは
Gストリングだったりしたら・・・(ゴクッ)
ああ
どうし ....
ないないないと
自分の足りないをおもうのは
余裕のあるときと知る
いそいでいそいでの
時を過ごしていればどんな自分も
自分なりにやるだけ
あやまりながらも
ふと触れあった人もまた ....
手のひらの
指紋をみたら
のっぺらぼうだった
鏡をみてたら
右とひだりが
わからなくなった
君と話してたら
とても
悲しくなって
それでも
静かに笑っていた
本当はキ ....
あなたの額縁は とても大きくて
真っ青な世界を 描くのに 相応しい
重さも 兼ね備えている
こじんまりとした 人間の心は
時に 丸め込まれたまま 眠る
猫のように
寂しいよ ....
また朝が巡ってきて
僕らは波打つシーツの海から
再び生まれる
自分が何者か知ることもない一瞬が
シルル紀の珊瑚虫の記憶から始まって
母の乳房の感触まで辿ってゆき
白く洗い清められた光が
....
理由もなく泣いたんだ
夕暮れの頃
蹲る背中を撫でる雲影は
声を消してはくれないくせに
そっと優しく抱いてくるから
泣いて良いかと聞いたんだ
雲は答えてくれないが
....
歩み進んでも
先は見通せなくて
道は丸まっているのだと知った
ぐるぐると続き
次第にぴったりくっついて
わたしはひとつの幹になる
....
穴あきのポケットのことを
いたく懐かしむ。
あえて
口を閉めようとしなくたって
逃すことなく
いつだって閉まっている。
かといって
年がら年中、閉まっているわけではない。
その ....
ひとの一生ははかなくて
ふいにやぶけてしまう
ぴんとはった
うすがみのように
3月11日
がんを患うあなたの目の前で
おそらく数千の一生が
一瞬にしてやぶけてしまった
....
わたしは どこにもいない
せかいのどこかに いることを
だれかが ゆるしてくれないようで
だから りそうのなかに
とじこもることに したの
くうきが すごくきれいね
....
汗ばむ いいぢゃないか
エナジーの確証がとれて
エロスの引き回し いいぢゃないか
タナトスに怯えるよりも
鳥肌がたつ いやぢゃねぇか
カルマにがんじがらめにされて
....
自分を殺し
自分の死体を
自分で捨てにゆく
光も闇もない
密かな墓所へ
自分を捨てにゆく
人目を逃れて
死体を隠して
何くわぬ顔をして
死はもとより
生すら
なか ....
母さん
あなたより先に死ぬ事が親不孝でも
あなたの顔を見ながら
死ぬ事の幸福に比べたら
男としてそれはとてつもなく寂しいことだ
ああ、せつない
それは煮えたぎる憎しみにもかわるだろう
情熱を信じてもらえなくなれば
いのちの交換なんてできなくなる
男と ....
溢れる光が やさしく ふたりを包む
頬に触れたあなたの指先
くすぐったくて 思わず笑った
春の陽だまりの笑顔で
あなた いつだって泣き虫なわたしを救ってくれたの
さくさくさくら…… ....
平気なことばかりなら
忘れることもできたのだろう
傷つくのがこわいのは?
たいせつ過ぎる人だから
平気でいられないのは?
ずうっと1番だったから
平気なこと ....
さびしいこころがひとつ
道におちていた
拾わなかった
ぼくももっていたから
さびしい命がひとつ
歌をうたっていた
いっしょにうたった
さびしいさかなが
店先に並んでいた
....
感情を伝える。
難しい事
中間の思い
曖昧な気持ち
でもはっきりした
意見もある。
そうして欲しい
して欲しくない。
ダブルバインド
二重拘束は困る。
おっぱいを上げる
....
愛している生活があるんだ
雨がふったら
傘を差しましょう
ワルツ、
そう、ワルツ。遠いところ
ふたり笑って
置きわすれたもの
雨がやんだら
傘は捨て ....
何もかもが面倒くさい 嘘だ
脳を溶かすその熱と光は
膿が固まってしまった瘡蓋(かさぶた)を愛撫する
汚れちまった無垢な2次元から
遠投の3次元の空の向こうへ
そして「5」と言う力へと志向 ....
やる気のスイッチは結構すぐに見つかって
勉強も部活も人間関係もそれなりに頑張ってる
でも本気のスイッチは見つからない
だから僕はいつも空回りで中途半端で
何一つモノにできてやし ....
さようなら、
夏の日の空のした
遠く旅立つ君の後ろ姿に。
何度もさようならを
繰り返してきたけれど、
このさようならが最後なんだね。
いつか、また会える日があるなら
馬鹿みたいな一言を言 ....
夜の遠くから
僕を引き寄せる引力が
静かなおしゃべりのようで
ひとりぼっちの空に誘い出す
誰もいないはずの
夜の遠くへ
メッセージを僕は返信している
夜の遠くから
ほんのりと吹 ....
彼はもうすぐ29歳になるそうで。
あんなにあどけなく笑い
猫みたいな目をしている
訳を原因を私は知った。
心配性だ。不安がりだ。 ....
お陽様に向かって
あれほど笑顔を
見せていた…
ひまわりが…
今は大地に向かい
頭を垂れている
まるで…
『今まで育てて
くれて、ありがとう』
と言っている
かのように ....
ひざしが
丁寧にものごとを区別している(明るいところと影と)
かたむいてみている窓のそとがそうされるのを。
床はすこしつめたくて、かたくて、いい。
すこしずつ、ものごとは遠のいていく
....
夏に実った果実は
その夏が暑ければ暑いほど
甘く、またみずみずしい
だからたくさんの輝く甲虫たちは
夏の果実に鉤爪を食い込ませて取り付く
夏の果実がとりわけ腐りやすいのはそういったわけで ....
?
百年の時が流れても
緑におおわれる事のない
荒れ果てた灰色の大地
小石まじりの砂が
地表に渦を巻いていく
叩きつける雨
照りつける太陽
数え切れない夜と昼が
淡々と ....
2921 2922 2923 2924 2925 2926 2927 2928 2929 2930 2931 2932 2933 2934 2935 2936 2937 2938 2939 2940 2941 2942 2943 2944 2945 2946 2947 2948 2949 2950 2951 2952 2953 2954 2955 2956 2957 2958 2959 2960 2961
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