CERNそれはちょうど赤い夕暮れのうつりこんだ道路の水溜まりだった。道路わきの草むらにはおそらく子供たちが忘れていったであろう白い野球ボール、水面にはちょうどあのときのCERNたしかにこんなあかい夕暮 .... 暗がりに落ちていく
想い、重いなぁ
ざらざらした手触りの
荒れたディストーション
そのサウンドに否応なく
惹き付けられ引き込まれ

誰かが自殺する夜明け前
赤ん坊の様に眠るあなた
夢 ....
窓を開けると五月の風と一緒に
校長先生が入ってきた
自分で握ったんだよ、と
おにぎりを食べてみせ
そのまま駅のプラットホームに並んだ
太陽の高さや空気の感じなどで
今日が午後であることはわ ....
○「死にたくない」

朝トイレに入っていると
近所の一人暮らしの伯母さんから
今朝急に胸と背中が苦しくなったと電話が来た
行くと今度で二度目だという
かかりつけの県立病院に行く車の中で
 ....
 出立は二十一時零八分
 塩のために歩く
 明くる十二時四十三分
 塩のために命を失わないよう歩く

 扉のすき間から一条を頂く
 それに拠ると本日未明
 私は既に虚しかったそうだから
 ....
すべてから
解放され
すべてを
開放し
広大な大地に
遊ぶ

  *

気分、沈み
気分、盛り上がり
まるで大海原のうねり

(自我 佇みひたすら静観し)

天空に銀河の ....
私は
優しい人間ではない
ただ
自然で
ありたいだけです


自分の弱さを
自分で認められる人は
ほんとうは
つよい人だ
そこに道がある


私は無知だ。
ここにこころが ....
そんな中、ドラゴンたちは何を望んでいたのだろうか。
ヨースマルテの混乱だろうか、それとも、
エランドルの望む世界の再編だろうか。
ドラゴネイアスは人の形を取ることもできる。

世界の改変を望 ....
マリアノスは、そこで女千人隊長のガイゼル・マーガセルに声をかけた。
「もう、ファシの街は持たないのではないか。わたしは遷都も考えている」
その遷都先は、ファシブルの南方にあるヨーミルノスという街で ....
ヨーラ・テルは、もっとも簡便にして優れた魔法である。
この雷撃の魔法によって、アースランテ軍はファシブルの兵士たちを葬っていった。
建物の物影に隠れて、ファシブル軍は反撃を試みる。
しかし、今や ....
小径にすぅと鬼やんまが消える時も、
林のひんやりとした木陰にある草はじっとしている。

座椅子にふんわりとすわる。
自室の窓から入ってくる光が淡くなっていく夕方。
今日死ぬかもしれない私。
 ....
新じゃがいもをたくさんもらったので
ご近所さんにお裾分けした
お返しに、と
果物をいただく

蜜柑のようでちょっと違う
きめ細かいすべっとした黄色い皮は薄く
手でむけそうだ
現れた果実 ....
 京都駅構内のアスティロード商店街を抜けて
 おもてなし小路を行くと連れの彼女が独りごちる
 「うわ、六百十五円やて!」

 何事かと 彼女の視線みると
 老舗珈琲店の店先ショーケースにはり ....
行きそびれた 五時
帰りそびれた 五時



もうそんなに刺激が欲しい年頃でもない、
とつぶやいたあなたが、カットハウスへ
消えてゆく。それでも、歌はどうですか?
それを詩に込 ....
気持ちが焦るのは
自信がないからだろう
いや
焦っているのを
誰かに悟られたくないのと
自分で認めたくないのと
どちらにしても
楽観的になれる要素は見当たらない
そしてまた自己嫌悪に陥 ....
ビスカッチャになった私は
眩しそうに目を細めている

ただ ひと目でお疲れなのだろうと分かる
それがなんとも言えない いい味わいなのだ

植えたばかりでも
水田では風を見ることができる
 ....
私はもっと
だい好きなぬいぐるみの眷属を
掬いたいと希った
草場に印した手形
乳児の横顔 綴りながら
吊り革ぷらり
四股てっぽう

思うが 存分 炙り返しながら
虫を好きになったり
 ....
瞳のなかに
広がる砂漠
お舟は進む
青い水平線

花の無い世界、開けて
貴女は索漠と、泣いて
浮き上がる文字の輪郭、
まるで意味を欠き
ただただ輪郭の羅列
ひたすら哀しみ、

 ....
自称詩人を殲滅するには
核兵器しかないと
結論付けたとして
誰が非難出来るだろう
悪いのは自称詩人であって
核戦争を望む私ではない
太平洋のど真ん中
人っ子一人いない場所に
全世界の自 ....
白い巨人、大股で
光の天空、過ります
ゆっくり流れ
両手を開き
現の夢、ぽっかりと

この世界は比喩で充ち溢れ
この世の未知なる表れに
次々形象の輪郭、浮き彫りにして
輪舞奔放な言の ....
 電線に冬の風がやって来た夜
 その女と逢いました
 赤い上衣も黒いスカートも
 くたびれて見えました
 デブッチョの男の腕にすがりながら
 女はキャラキャラと笑いつづけていました
  ....
  美しいもの


 今 光のなか
 美しくなる夕べ
 風の川に

 鳥も 花もあって
 私もゆっくり
 とけてゆく

 とけた私を見ると
 どうしても 幾つかの
 悪くて  ....
さっきから何を探してる
SNS片っ端から使って

ただ静電気のような胸の痛みが
どこかを意識してるから
やめることができない

思いがけないエメラルド
それが小さな画面のどこかにあ ....
「生まれてきたのは
俺の責任じゃないけれど
生きていくのは
俺の責任になる」

僕たちの子どもの頃は
貧しかったけれど
まわりも貧しくって
みんなで頑張っていこうという連帯感があった
 ....
心配事や悩み事は
たくさんある

それでも
今日一日を愛し
この一瞬を愛おしみ
生きていくしかない
今から
ここから
はじめてみよう
希望は
必ず見つかる
幼い頃から崖があると
覗き込む癖がある
特に興味があるわけではなく
崖の下に何があっても
それはそれでよかった
街中
路線バスの中
会議の最中など
崖はいたるところにあって
時々 ....
 コーヒーを飲み終えられたベルゼバブさまは、机の上に置かれたアルコールランプを手元に引き寄せられると、指を鳴らして、火花を発して火を灯されました。すると、ベルゼバブさまの前に坐らされておりました老人が ....  比良の山を
 汲みあげようと柄杓星
 ゆったり横たわる りゅう座の下に

 カシオペアの東には
 アンドロメダがのびやかな弧をえがき
 めぐる星座は三百万光年の彼方の大銀河を抱いて
  ....
浮かぶ言葉は
「死ねばいい」
そんな発語は
安易すぎるとは思うけど

死ねばいい
死ねばいい
って自分
自己同一性なんか
死ねばいい

自分の中の
他人消えて
他人の ....
 
 ボードレールの作品世界に通底している美意識は、詩集『悪の華』(堀口大學訳)に収められた詩の題名によって捉えることができる。たとえば、「不運」、「前生」、「異なにほひ」、「腐肉」、「死後の悔恨」 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
CERN本田憲嵩3*23/5/23 23:53
未知ひだかたけし3*23/5/23 17:47
失投たもつ423/5/23 17:43
独り言5.23zenyam...2*23/5/23 16:57
塩のためsoft_m...123/5/23 16:54
覚醒の遊戯ひだかたけし423/5/23 16:06
※五行歌 四首「私は 優しい人間ではない」こしごえ2*23/5/23 14:33
ファシの戦い(九)[group]大町綾音1*23/5/23 13:01
ファシの戦い(八)[group]1*23/5/23 13:00
ファシの戦い(七)[group]1*23/5/23 12:59
そして私は静かに狂うこしごえ3*23/5/23 12:36
到来物そらの珊瑚9*23/5/23 11:36
アップルパイリリー8*23/5/23 9:14
五時のニュースですAB(なかほ...3*23/5/23 8:49
意識の芽生えか、ふ坂本瞳子023/5/22 23:01
田植えのあと日朗歩野9*23/5/22 21:29
或る聖画soft_m...023/5/22 19:06
ビートひだかたけし323/5/22 18:54
私たちの責任花形新次023/5/22 18:27
白い巨人(改訂)ひだかたけし323/5/22 15:58
寓話リリー3*23/5/22 15:58
美しいものsoft_m...323/5/22 15:54
エメラルド木葉 揺523/5/22 14:40
ああ!人生zenyam...3*23/5/22 13:16
生活渡辺亘023/5/22 12:10
夜空を見上げる理由たもつ623/5/22 12:09
ベルゼバブ。田中宏輔13*23/5/22 11:02
銀河リリー4*23/5/22 9:15
最後のフレーズシホ.N0+23/5/22 4:20
『斎藤茂吉=蠅の王(ベルゼバブ)論』。田中宏輔13*23/5/22 1:00

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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