僕の恋人は人とは違う瞳を持っている

昼間に輝く星の間を、夜のカーテンを付けた鳥が自由に飛んでいる
じわりじわりと侵食しては、誰かがナイフでその暗い布を切り裂く、らしい
僕には見えない空を、僕 ....
さようならは
言うのもするのも簡単で
儀式の魔力にとりつかれた

きみがどこにいて
わたしがどこにいて
そういう二人の居場所の
重なりあいで
やっと
世界の輪郭がぼんやりできあがる
 ....
緑色が波打って
濃くなって
育まれている
数えきれない夢たちを
数えてみる試み

1から10まで
10からまた1にもどる
5、くらいでたいてい数を忘れるから
また1にもどる
本当の ....
きみのことを
よく考えているけど
きみは男と同棲してるから
考えれば考えるほど
自分の首を絞めることになる

言った場合

笑顔でこたえてくれて
手の甲に口づけとか
させてくれる ....
骨のビーズを貯えた八の字ガラス管をくぐり
放鳥された鳥が遠景に入門してゆく
道なき道の道標が乱立しているが
信号機信仰 おおまかに車に分類される運動体だけが
迷走していないかのような速さで運動 ....
夜はおもいだされる
はがれおちる瓦を
煌々としていた青の炎でてらして
泣きさけぶこどもたちが
いっそう悲しみをました

手を
つかんで、はなさないで、でもあたたかさはつたわらないで
五 ....
今から出発したら
どちらが早いだろう/着くのは
今朝と明日の朝

できれば戻りたいさ
あなたはきっとそう言うね

月をみながら歩いたら
きっと明日へたどりつける

真っ黒な木々がこ ....
雨が上がり
虹が出れば
人々は家から飛び出して
泥を捏ねて塑像を造ります
雲間から漏れる光で 塑像を乾かし
虹の絵の具で 自在に彩ります
そうして出来上がったものを
人々は ....
Yes or No

じゃなくて

Yes and No


そうであって、そうでないの。
いつまでもぬるま湯に浮かんでる。
小学生で
ざりがにを釣ることを
おぼえるために
川ぞいへ
連れて行かれる

えさとかばしょとか
理由はよくわからないけれど
釣果には差が生まれて
移動をしても
変わらないものは
 ....
苦しみ悶え
泣き笑い
のた打ち回る。

疲れ果て
息もできず
眠りにつく

地獄の底に
足をつけ
3遍回って
ワン!
連番の悲しさでした。
私たちは、順を振られた日から兄弟でした。

順が有ったからの兄弟なのに
連番の定めが、ちらつき始めた頃には
私たちは、順のことを憎み創めていました。
可笑しな話です。 ....
水浸しの裸を抱いた。夜のどくどくと凪いでいる日々だった。



川はあかるく光を受けて、真っ赤に血液のようにきっと球体をはこ
んでいく。すべての一過性がここで収縮している。看取り、看取ら
 ....
調子悪くなっても
へこたれない
Never give up!
全力疾走

歯を食いしばって
踏ん張って
傷を負っても
歩いてゆく

失うものなんて
何もない
ドンキホーテと言わ ....
夢を諦めないで
夢を捨てないで
必ず叶うさ
夜明けは必ず来る

全てが静まり返り
川だけが流れ
一人立ったまま
風が吹き付ける

生きているなら
自分の証を見せてくれ
自分にし ....
泥が沈むのを待って
上の澄んだ水だけを飲むことができます
時間がないんだと言われたら
濁った水を飲むことくらい
もちろん できますとも

ヒール高7センチの
先のとがった靴を履いて走るこ ....
鈴虫が鳴く頃
あなたは現れる

月が欠ける頃
あなたは身を潜める

日が昇る、真上へと

そこにあなたは居なくて

影だけが、深く深く

アスファルトを焦がした
思ったよりも 世界はきょだいだった

わたしの知っている世界はちっぽけで

まるで うすいぼろを着ているようだった

さむかった


ほほをつたう涙だけが 温かかった

やさしか ....
今日、秋葉原の、
コインパーキングの前で、千円札を拾った。
ぼくが拾わなければ、
ぼくのうしろのやつが拾うのだから、
ぼくは迷わず拾ってやった。
千円札を拾うのは、小学校の、5年生の時以 ....
 
 
植物群が眠っている
僕の知らない言葉の中で

息を吐き出すように
近所の商店街は
ゆっくりと潰れていった

帰りたい、と父が言う
他にどこに帰るの、と母が言う
帰りたい、 ....
貴方が深い底に落ちかけたなら

私は貴方を全力で突き飛ばし

代わりに

喜んで沈みましょう


後で何と言われようと

一瞬、悲しみが見えたとしても

喜んで沈み ....
ボーダーの七分袖を着た長い髪の女の子は
その長い髪とふくらんだスカートを置き去りに
横断歩道に溶けていってしまった
帰ってはこない
風は丘を越えて吹いている
丘を覆い尽くす向日葵は
風に吹かれていくらか首を傾げ
黄色い丸顔を撫ぜる風

道の下は荒れ地
昔昔その昔
そこは大きな畑 だった
広大な綿花畑 だった
コッ ....
キャベツむくとき
裏がわの水分があるでしょう
それをすくいとるように
いつも触れてくれた
あなた
晴れわたるほど影は濃く
それにかくれて口づけた

陽のもとでなく
影の落ちる場所に恋はあったね
頼りなげな黒い煙は
空に還ることもなく
密閉された風景の中へ
呆気なく取り込まれていった

昨日の端から一刀両断に
切り離された時空に
冬物の黒い服を着せ
ひたすら透明な汗をかいて ....
ハリーポッターを用意して

あなたはぼくとお話しした

つかれているから

ハリーポッターを用意して

つかれで応対できなくなるまで

あなたはぼくとお話しした
 (崩落する車輪
   から滲み出た
暗い空 が二つに
   わかれ
   水星の前輪と金星の後輪で
   疾駆する 子盗りの
   群れ)

お ....
{引用=  ――Raymond Carverに}

  男の頭を
  少し傾けるとレイに
  もう少し傾けるとアル中患者になる



  注意深く
  あなたは頭を傾ける
  朝
 ....
ぼくたちは知らないうちに だれかの心をふんずけている

ふんずけられた人は たくさんの血がでて怒ってる
これだけ流れたら どれだけ辛いかわかっているのかと
そうだ あんなやつ殺してしまおうと
 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
悲しいこと紡歌011/7/24 1:17
きみとあの人とみぞるる311/7/24 0:25
七月を数えるあまね1211/7/24 0:03
鎖を解かれなかったプロメテウス6011/7/23 23:53
大下水道ふなむし011/7/23 23:41
燐光、そのよいんマナ111/7/23 23:21
分岐点朧月211/7/23 23:08
yumeky...4*11/7/23 22:21
こたえこきたきせ011/7/23 21:40
ざりがにの住処[group]中川達矢4*11/7/23 21:36
煙草にしようペポパンプ1*11/7/23 21:35
相互の相互にyuugao1*11/7/23 21:34
殺りく愛しもつき七9*11/7/23 21:11
プリテンダーペポパンプ2*11/7/23 21:00
夢を諦めないで3*11/7/23 20:46
おんなblue511/7/23 20:35
焦がすala1*11/7/23 20:21
独りになった時くろきた411/7/23 19:18
金運はだいろ611/7/23 19:08
帰ろうかたもつ911/7/23 17:22
一酸化炭素211/7/23 16:42
ひと夏nm6111/7/23 16:21
上を向いて歩く……とある蛙8*11/7/23 14:28
あなたはるな311/7/23 14:01
快晴411/7/23 13:56
モラトリアムの夏nonya15*11/7/23 13:38
ハリーポッターの用意吉岡ペペロ011/7/23 12:07
野球の規則DNA311/7/23 12:02
傾ける草野春心6*11/7/23 9:34
優しくありますように麒麟211/7/23 8:55

Home 戻る 最新へ 次へ
2915 2916 2917 2918 2919 2920 2921 2922 2923 2924 2925 2926 2927 2928 2929 2930 2931 2932 2933 2934 2935 2936 2937 2938 2939 2940 2941 2942 2943 2944 2945 2946 2947 2948 2949 2950 2951 2952 2953 2954 2955 

【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
4.12sec.