る の形の漏斗へと滑り落ちていくように
ぼくは明るい駅へと吸い込まれる
窓に青蛙が張り付く
濡れた松葉が張り付く
滲むいくつかの家の灯りが
黒い木立に十字を掛けて
すいと横に流れたかと見る ....
いすは
ひとがすわらなくても
それじたい
ひとのようである

だれもすわらないいす
それじたいが
まるでひとのように
みずからにちんざしている

やかれたひとも
まだ ....
今日も病院へ行った
お水とティッシュを買って行った
廊下ではもうお腹の大きい妊婦さんが
痛い痛いふうふう言いながら
旦那さんに背中をさすってもらっていた


彼女は具合がやはりよくないよ ....
街も人もびしょ濡れで
だれもきみにかまうもんか

いいから
こっちに来なよ
休日の朝
ふぅわりとした意識のなか
あともぅ少しだけ

お布団にすがり付く

そんなとき
君の夢が見たくって
心がキュウンと鳴くんです

耳元で意地悪な言葉
囁いて
優しく後 ....
  きみの喉に
  さっきから{ルビ痞=つか}えているものがある



  注意深く
  確かめるんだ
  そうでなければそれは
  ただのつまらないジョーク
  いいかい
 ....
しぜんはとても
ふまじめだ

こどもができたら
そだてるおかねどうしよう
がくれきは
しゅうしょくは
せきにんは

なんて
まったくおもわない

ふりょうほど
し ....
胸の鼓動は止まない

例え君が嫌っても

例え君が叩いても

例え君が殺しても

胸の鼓動は止まない


君が生きている限り

それは止まない
頭を縦に振り
リズムに乗り
拳を振り上げ
声をあげ騒ぐ

めげない
まけない
くさらない
いじけない

c・o・f・f・e・e
気持ちよくなる
興奮を覚える
いぶした快感。
 ....
お笑いは
人を傷つけ
秘密を暴露し
人を不幸にする。

私は嫌いだ。
私はつまらない人かも
しれない
でも他の事で楽しい事がある。

アルフォンス・デーケンは
自分の失敗談で笑わ ....
良い事もあれば
悪い事もある
頑張っても
結果が出ない事もある。

希望を失わずに
笑顔で明日を歩めば
伝わる事もある。
未来を変えてゆく。

愛を信じて
愛に生きて
愛に死ん ....
過去というものは記憶の積み重ねで
時間というベールを幾重にも重ねてゆけば
どんな経験もセピア色に染まり
綺麗なオブジェの出来上がり

過去を溜め込んだ洗面器に
右手を突っ込んでみる
つめ ....
死をそんなに簡単に
書くな
語るな
考えるな

生を受ける困難に
見みえて
負けるな
間違うな

精神の見様は
生を活する
性質もつか

死を見る者は
真なるものを
 ....
夜中になれば静寂の火が灯る
何もかもが去っていき
あるものが忘れられる
時計の規則正しい針の音が響き
時折救急車のサイレン音が割り込んで
誰かを連れ去っていくのだが
私の背中を刺すものに出 ....
できる
できる
なんだってできるもん

田んぼのよこの小川だって
ひとっとび
とんぼだって
つかまえられる

このまえなんか
でっかいたいよう
手の中につかまえちゃった

あ ....
はじめて

おそらに

なりたい って

おもったの


そうしたら

みんなに

あいされると

おもって


だから

おそらに

なりたい
岬の突端にある一本杉
その根元に猫の額ほどの草原
崖下に望める港町は
なだらかな坂のある町で
火の見櫓以外高い建物もなく
斜面にへばりついた
小さな小さな灰色の箱の集落

漁船が停 ....
「僕んちは、4丁目のレゾンデートルの403号室」です。
 君、それって「メゾンデーモン」の間違いじゃないですか?「メゾン」はすみかのこと。「デーモン」は悪魔。でも「悪魔のすみか」というマ
ンション ....
その部屋には

水いろと黄緑いろのセキセイインコがいた

暖かなてのりだった

鳥にも性格や表情があるようで

水いろのほうが人懐こかった

そのさえずりを聞きながら玄関をでた
 ....
ひたひたと雨のふる夜の路地に小さな女の子が立っていた
女の子は少し屈んだかと思うと
黒いアスファルトの上でおしっこを始めた
雨とおしっこは混ざりあい低いほうへ流れていった

マンション三階の ....
青灰色のひかり

彼女のマンション

まだ5時だ

九月のセミが鳴いている

秋が混じっている

手を繋いでいた

ぼくよりも孤独を決意した

若くて暖かい手だった

 ....
どうしてママは
      「痛」みを「陣」獲ったりしたの

どうしてパパは
      「痛」みに「苦」しんでいるの

年長組の坊やの素朴な問いは続く
      「どうして・・ねぇ  ....
一杯のバーボンとブルース

煙草と笑い声

マスターの髭
子連れの君

何故だかわからないが
限りなく
幸せなシチュエーション

何も足さない
何も引かないって
このことかな ....
とばしても とばしても
小さな幸福は しゃぼん玉のように溢れては
淡く 脆く
空まで届かず
はじけて消える

けれど
空が水色に晴れた日には
私は 飽きることなく
幸福のしゃぼん玉を ....
午後の風がきみの髪をなぜる
ああ、とてもいいにおい
ぼくは小さな蜂になって
きみの、ひまわりの笑顔にとびこみたい

甘ったるく歌ったり
背伸びして空をかじったり
きみの気まぐれな野性に
 ....
今日はまあなんとか
明日もやりたくはないけど など
贅沢言って日が落ちる

日が落ちてからの仕事だっても
終わったら明日は明るいから
楽しい


ああ ああ
今日はよかったっすか
 ....
わたしが うたえるのは
あなたが ここでねむっていてくれるから
その細くあたたかい寝息が
わたしの血を走らせて
うたいたい
うたいたい
気持ちにさせてくれている

東京のはずれ
今日 ....
朝から赤ん坊の泣き声がする
お隣は余震を嫌って帰国かと思いきや
出産を控えて出国していたのらしい
ついこの間その家主から聞いた
つくづく万国共通だなと感心する、
不快の解消を訴える声はまだか ....
 小蠅を優しくつぶした
 初めての五十匹目です
 ひとさしゆびの先端で
 薄い壁の向こうがわの
 恋人も眠り続けたまま

サンダルの隙間に砂が
ちくっとしたことを思い出す
切腹よりも
 ....
台風の夜を歩く

俺の傘を貸してやる

孤独を決意した高潔なたましいが

大風をうけて傘にひきずられている

おまえは俺を裏切らない


なつかしい体温のそんなかで

俺の傷 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
お帰りの少年オイタル4*11/9/3 23:06
椅子小川 葉511/9/3 21:40
Baby もうおやすみはだいろ511/9/3 21:21
はるな411/9/3 20:51
_こころゆくま...211/9/3 20:36
注意深く草野春心211/9/3 20:19
自然小川 葉311/9/3 20:03
胸の鼓動yamada...011/9/3 19:32
コーヒーペポパンプ1*11/9/3 19:10
お笑い3*11/9/3 19:10
Live in a love3*11/9/3 19:10
記憶の帰郷なぎね211/9/3 16:13
簡単な困難シホ.N111/9/3 16:07
夜光虫乱太郎20*11/9/3 13:07
こどもマチムラ1*11/9/3 12:58
あいして森未3*11/9/3 12:21
野良猫その0……とある蛙7*11/9/3 11:53
メゾンデーモン梅昆布茶311/9/3 11:46
セキセイインコ吉岡ペペロ211/9/3 10:11
おしっこ夜明けまえの...311/9/3 9:34
吉岡ペペロ211/9/3 9:23
三段跳び信天翁1*11/9/3 8:59
サンクチュアリ梅昆布茶411/9/3 7:28
しゃぼん玉とばそう 白羽411/9/3 3:10
片恋と残暑あまね24+*11/9/3 2:32
会社と時間野澤 尚也7*11/9/3 1:13
童謡伊月りさ511/9/2 23:45
善きサマリア人salco4*11/9/2 23:41
静粛伊月りさ211/9/2 23:39
まわしげり吉岡ペペロ211/9/2 23:29

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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