歌よ、
  さようなら。
  みずみずしい言葉の列を
  かつてはわたしに注ぎ込んでくれた
  歌よ、さようなら
  これでおしまい。



  わたしよ、
  さよう ....
金魚鉢に金魚
上から覗き込むと金魚
胸鰭を動かし
尾鰭を動かし
背鰭を動かし
何となく静止する金魚よ。

夏だけ生きている金魚
ほんの数リットルの水に漂う金魚
横から観ると大きく見え ....
「私」という少年の、なめらかに刻まれた、とめどない夏の血流の跡に蒼がゆっくりと続いてゆく。

鳥たちが空にへばり付いているころには、いつかの母の乳房が錯乱して海ぼうけ。

景色から突出している ....
ただ無性に好き勝手に綴ってみたくなった

ただペンが握りたかったんだ
金属質特有の冷たさが欲望を更に煽って

宿題のワークを放り捨てて
原稿用紙をばらまいた
宙に舞ったレポート用紙


いるのは紙
な ....
毎夜毎晩黙々と
オナホ洗いに取り組んで
合成洗剤さわっていたら
手指の甲に湿疹が出て
皮膚科にいったら
汗疱だってよ
オナホの洗い過ぎで
かゆいなあ畜生
乳房をすう、
くらげを、ほどいて、
山のような女の、
小指が歩く、

水の底は、
虹がかかり、
馬がめぐる、
足のない、

テーブルで、
首を吊った、
青空が、
しずんでいる ....
踏んでいく、
鳥のかげ、

貝の、ねむりを、
ちぎって、

また、
植えて、
海を、まぶして、
足もとへ、

ふとんで、
生まれたての、
両親を、
ジュゴンのように呪って、 ....
あの子、読み込みが止まると
一気に喚き出すのです。

家の場合、何かの理由で
しょっちゅう読み込みが止まるものですから
その度、慰めなくてはいけません。

私は、このまま待つか、再読み込 ....
がんばればいいことあるかなあ
そんな気持ちも
太陽の下にでたらどうでもいい

あるく
あるく
あるく

それ以外の武器もなく
一日の終わりに
想う自分の気持ちなんて

遠い太陽 ....
  クロッキー帳に僕は絵を描いた
  麦藁帽を被ったあなた
  はにかむように微笑んで
  そのとき僕が目にしたすべて



  あなたは絵にインクを一滴こぼした
  ワンピー ....
いつも見ている山が、きょうは近い。
そんな日は雨が降る、と祖父が天気を予報する。
大気中の、水蒸気がいっぱいになって、レンズみたいになる。と誰かに聞いた。
山の襞が、くっきりと見えたりする。
 ....
今日…
君から届いた…
春の便りを…
読みました♪

嬉しいのに…
なぜだか…
涙が頬を…
つたうよ…。

おめでとう!
良かったね!

季節は夏…
流れる汗を…
そのま ....
一体誰と何をしに行くのだろうと思った
私はこれからどこに行くのだろう
私は きっと いつも 知らない誰かと手を繋ぎたかった
いつもそこでぼんやりと流れる時の中で
ぼんやりと立ちつくしていた ....
脚の線を、
ことばの女の、
くちびるへ、並べる、

埋め尽くす、

カーテンを閉じて、
無限の、
飛行機が、金属の、
かみのけを、残す、

誘う、
窓へ、
吹きか ....
息を大きく吸って
深い青の底にもぐる
珊瑚も見えない暗闇を
なおざりなばた足で進んでいく

もう今度こそ
息が足りなくなるかもしれない

もう今にだって
冷たい水を飲み込んでしまいそ ....
僕は今から体内を洗練する
温度を感じぬ裸足で外に出る
海に向かい血の付いた右手で空を切る
許しを得るために
残虐の対価として僕は
上記のように清らかに生きなければならない

 ....
暇な休日の午後は静かだから
通りを走る車の音と
入ってくる風のゆらめきが
時折 妙な空白をつくってくれる

不思議な夢から目が覚めたら
何度も記憶をなぞるように
おぼろげな記憶を
 ....
アスファルトが隆起して
改竄された曖昧を破壊する
眠気と吐気に堪えながら僕は
ドグマチールを噛み潰した


張り巡らされた配線が内臓を嘗めている
コールタールを胃袋に流し込み  ....
 
【今日に泣き、明日に笑う。】
 
 
 
 今日に泣き、明日に笑う。
 
 寂しそうに佇んでいたあなたの背中も、それは昨日見た景色。
 
 今日に泣き、明日に笑う。
 
 泣 ....
なんとなく突発的なことをいわれて

あの日も遠ざけられた

七年まえの夏だった

ぼくはあの頃よりつよくなった

それでも失言したり

気持ちが暴れないようにするには

時間が ....
見上げると
大きな夕月が青空に透けていた
東北の沿岸部が沈下したという報道のせいか
月面のいつもの痣がパンゲア大陸に見えた
再た大震災となりましたが、Sくん
どこかで元気にしていますか
君 ....
俺の空は 曇り
明日も 明後日も 一週間後も 曇り
1ヵ月後も 1年後も 10年後も 曇り
雨も降らねば 日も差さず
予報士要らず

「いい加減に国民年金払ってくださいよ」
 ....
本格始動した蝉しぐれが
午睡の怠惰を誘う
  あちらの世界の あのひとが
  つきまとうのも 忘れさせて
 
「時」にこだましている
    リグレットの呪文
「空」に映っている
   ....
夕やみ歩く猫
のし
のし
人ごみと並んで歩いては
立ち止まり
都会が鼻歌まじりに風を歌うのを じっ と聞いている
夏はまだ長い
今日もずいぶんと蒸していて
建物からこぼれる冷気とごちゃ ....
「きっぱり」
という名前を
つけたい朝
痛いほどの勇気が
背中を押す
老人施設とは
終着駅のようなものとおもっていたが
通過駅にすぎなかった

口をあけたままの老女も
うつろにみえる老人も
どこかへゆく途中だ
雄々しく背中をふるわせて

幼児にむける
 ....
道に転がる石

気づかれずけられる石

水中の石

それぞれみんなちがうけど

みんな自然
カキ氷

食うべし食うべし

頭にくるべし(いたっ)

この繰り返し
くべられた思い出の
立ち昇らす影


天を焼く記憶
遥か古代からの


捧げられる供物は
二つとなく二度とない―



胸を焦がす影を
作り出す光


背 ....
仮面の奥に秘めた
笑い声は
人を嘲るように
胸をえぐる

楽になりたいか?
苦しむのだ!
桃源郷は
地上のどこにもない

はく製の目玉のように
ギラギラ光り
隙を見つけている。 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
おしまい[group]草野春心411/7/25 16:49
金魚 パートⅠ……とある蛙14*11/7/25 16:41
ゆうさく411/7/25 15:42
衝動詩月2+11/7/25 15:23
オナホ洗いセガール、ご...111/7/25 12:36
おぼれうたリンネ311/7/25 10:46
踊って211/7/25 10:44
Enterな日々yuugao2*11/7/25 10:09
真夏の朝に朧月011/7/25 8:26
草野春心111/7/25 8:25
あしたの天気yo-yo8*11/7/25 8:00
笑顔の君へ清風三日月111/7/25 4:34
物語の浜辺の中で番田 111/7/25 1:57
水遊びリンネ011/7/25 1:43
酸欠naru011/7/25 1:32
物忌散布すべき薬...311/7/25 0:46
ミントティーと懺悔311/7/25 0:45
我が忘却散布すべき薬...011/7/25 0:44
今日に泣き、明日に笑う。綾瀬たかし011/7/25 0:22
目に見える世界吉岡ペペロ611/7/25 0:21
食人野salco3*11/7/25 0:18
俺の空yumeky...5*11/7/24 23:15
骨の軋み(四)信天翁211/7/24 23:10
ゆうぐれゆらら凛々椿1111/7/24 22:43
blue411/7/24 22:35
郷に住む人朧月5*11/7/24 22:33
メガネ011/7/24 21:50
カキ氷011/7/24 21:45
千夜一夜キヨカパパ111/7/24 21:39
ダルメシアンペポパンプ3*11/7/24 21:36

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