さびしくなったらわたしをよんで
すんすんすん”と自分勝手に時間が流れる
ものだから
と と と
て ててと
追いかける
颯爽と走りぬけるきみと
恋をし ....
フォークで人を殺すことはできるか?
午前2時のグラスは汗をかいている
伝えたい言葉
伝えたい人に
ちゃんと 伝えられて いますか
ちゃんと 伝わって いますか
なんてコトを 考えるよね
伝えられる時に
ちゃんと伝えておこうって
いつも 思うんだ
....
やがて来る引き波の底
陽気な友達は俺の両足をつかみ
俺は自分で築いた砂の城の城壁につかまるが
靴は一体どこへ行ってしまったのだろうと
考える間もなく城壁は崩れる
八月の光の中
誰も気付 ....
もしかして
こんな夜は
流星群が
くるかもしれない
いつか休みの日があれば眺めたい
好きな娘にふられた時はちょっと
いっしょに
流れたい
宇宙の友だち
星って自由だよなと ....
かげに入ると消えるよ
あまい香りなびくよ
そして、山をのぼろう
低い木立続くよ
かくれんぼは負けだよ
蜂は蜜をみつける
肩に落雷
肩に落雷
ころされそうな扉をひらけ
....
たましいが汚染された
失ってはじめて気づく汚染だった
この汚染から
学ぶべきことなどなにもなかった
あとすこし汚染されつづけよう
仕方がない
半減期はもうすぐだ
....
庭のつばきのあしもとに
ちろちろ光る晴れ色を
わたしたち 雑草なんて呼んで
きみに叱られてしまった
雨上がりでもないのに
つまむだけですんぽと抜けて
糸くずみたいな根っこ
かわいいね ....
昔むかし あるところに
とても優しい おじいさんと おばあさんが住んでいました。
おじいさんは山へ芝刈りに行きました。
おじいさんは山で不思議体験をしました。
そして、たくさんの小 ....
夜が夜を動く
ふたつの音
ふたつすぎて
削れる音
緑の鍵盤をひとつ呑み
崖を歩く
植物園
火のなかの釦
かけてはほどく指
前へ 前へ 過去ではなく
....
お願い、
ドアを閉めて。
その椅子に座って。
涙のギター、
スライドして。
出来るだけ、
音を伸ばして。
歌うなら、
....
日曜日の11時
生き延びた僕らは
模型機関車の運転会に出かけた
会場のツインメッセは
石炭や油の排気ガスの臭いが立ち込めてきつかったが
子供達を乗せたC56型やロケット号が快走し
....
話しかけても顔をそむけて
そっけない返事をするのは
なんか
愛ゆえのことで
千尋の谷に
つきおとして
ようすをみるてきな
かのうせいが
ある
と
おもっ ....
暑中お見舞い申し上げます
いっさいの躊躇がない貴女に
私は憧れやまぬ者
楕円構成完璧のフォルム
速度が流れるプロポーション
一撃必殺モチベーション
蒙昧と狡知の渾然一体
周知の行動原理に ....
観覧車が太陽と同じ様に空にへばり付いている。観覧車、観覧車の籠が、観覧車の車輪状の手足が、回転している。
辺りは太陽が燻っているかの様な厭な匂いがする。或はオレンジ空にありありと浮かぶ籠が燃えた後な ....
つむる左目から駆け昇る刃
羽を断ち空を断ち 花に降る
重なりすぎて見えない重なり
かき分ける拙い手
背を散らし 背を散らし
また夜は来る 夜は来る
....
人生の醍醐味
楽しまなくては
苦しまなくては
オイシイ時代
早く行け
慌てずにゆっくりジックリ
詰めて行く
もはやお前は逃げられない。
暗中模索
五里霧中
貴方的中
白発 ....
月見に一杯
猪鹿蝶
赤短
五光
リバース
スキップ
ワイルド
ドローウ
貧民
年貢
しばり
どんでん返し
羊羹をよう噛んで
高島田の反対はと聞いたら
怒られた
反抗はできない
絶対である。
おいしい所を持ってかれて
黙って我慢する。
自分を譲る。
なぜか怒れない。
嫌いなオヤジさ ....
空気を裂く鞭の音が
耳の奥に快感を残す
その音に従うのは
野生を忘れたライオン
鼻先にこすりつけられた餌の
血の匂いに抗えず
むなしく光る牙の隙間から
唾液をたれ流す
録音されたテープ ....
電柱の蛍光灯は黄なく 痙攣している
物売りの笛が 硬直するなかで
アベニューの水銀灯は白く 動揺している
いとおしい片蔭が 逍遥するなかで
あてにならない「骨」の呻きごえ
あてに ....
何階層かの留め具の連なり。
入り組んでいく前の
ほんの少しの間で
正気であると一押ししなければならなかった。
本当は見えていない留め具の事も
正気が通る間には
そこにある材料として使わ ....
どこに行くかを決めていなくても
走り出すことはできる
足の動くままに
一歩踏み出すごとに
近づいていく街並み
過ぎゆけば潔く
視界から消えていく風景
足の動きが自動化していく
肋骨 ....
日々草が咲いててね
とっても綺麗だったから
花言葉ってあるよねって
とつぜん思ったりして
調べてみたら
なるほどって思った
街中の大きな花屋さんにひまわりがあってね
ビックリする ....
照りつける太陽は年下の男
歩いていく
カバーオールにサングラス
汗もみえない
なんちゅう おんな
夜はミニで跳ねまわる
サングラスの女は綿くさい
オープンカーなんて
興 ....
山すそに嫁いで間もない頃は
会社から帰って玄関を開ける前に
そっと結婚指輪をみつめた
関所を越える前の通行手形
新姓と共に 自分で選んだ道
でも まったくなじみのない夫の家族達
ただいま ....
ヨウ素、セシウム、ストロンチウム
体内に入れば
なんにち、なんかげつ、なんじゅうねん
悪さをしつづける
ということは
その逆の現象もあるだろう
体内に入れば
....
おしつぶされて割れたはしばみの実が散乱している野のはてに
まだ泣かない人が立っている
私たちは割れた実を喰うでもなく拾うでもなく
この実の硬さをしりたいと
辺りをみまわ ....
雨が降れば身を隠し
雪が積もれば寝て過ごす
土が乾けば潜るだけ
ちいさなものの抵抗は
耳を掻き掻き 目を瞑り
匂いがしたならそっぽを向いて
口を結んで逃げてやる
だれかを ....
一段階
たましいが階段をあがろうとするとき
自然界は
ごくふつうに邪をほうり込んでくる
邪試験だ
いつも赤点だ
そのたびに誓う
清濁あわせ飲む人生なんて糞だ
....
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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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