童話の蟻とキリギリスのお話は
もともと蟻と蝉だったんだと知った

この童話が発端で
キリギリスってチャラ男の代表だと思っていたけれど
凄い勢いで快楽のみを追求するのが
地上に出て1週間
 ....
ちりちり、ちりん
しゃりしゃらん

秋のはじまりの夜は澄んで
いくつもの水面に映し出される
まるい光を数えて歩きます

ふくらんでいく気持ちが
ぼくの肋骨を、内側から
甘く、うずかせ ....
ゼロ弾きのはな
悲しい歌を歌っている
あの感動をもう一度

追い詰められた
文化祭室
逃げ出した僕

水の音
ピアノの声
野球部のない高校
雨の中
一人で傘を差し
涙の声
初めてじゃない
温もりを求めて

彷徨う眼
移ろう視線
優しい声の
方を向く

振られた明日を
振り向き
えられた昨日を
抱締める
一人でトボトボ
道を歩いている
焦点が合わない
ふらふら千鳥足

誰も振り向かない
孤独な一人旅
地球が回る
時間が回る

コバルトブルーの空の下
虚無を感じる
砂粒のように
 ....
 
 
カマキリ会社のカマキリ社長は
用件が済むと電話を切る
鎌で電話のコードを切る
以下、カマキリ専務、カマキリ部長、
カマキリ課長、カマキリ平社員
みんな電話のコードを切る
だから ....
灼熱する夏の大地に
長くつらなるアリの行列
その列をたどると
いっぴきのセミの死にゆきあたる

地上にこぼれた命を
食らいつくすアリの集団

哀しみはなく
厳かさはなく
叫びはきこ ....
人一倍寂しがり屋なはずなのに
気がつくと、いつもひとりぼっちになってしまう

これも運命ってやつなのかな




みんなはひとつの輪になっている
それなのにわたしだけ一歩後ろに下が ....
本当に好きだったんだって

手をつないで歩く

後ろ姿を見て思った
 
言葉でなく物でなく
金の有無に関わらず
愛撫でなく交わりでもない

絶えてしまう前提を排し受け伝える試みか?

可視化された愛に
気付けたらの話し

可視化された愛が
存在るならの ....
いらない人など
どこにもいないと云うのなら
いらない悲しみもきっと
どこにもない

いらない人というものが
もしもどこかに在るならば
目の前の喜びに怯える日々は
ずっと積もってしま ....
さなぎの原はそらの土地
とうめいな樹木のつづらおり
千丈の根にうおの骨、
絡まるたおやかなうおの骨。
おまえを祝ってしんだのです。

さなぎの原は海のそら
わたる針金の雁の群れ
うすみ ....
一ヶ月の自由をもらった子供たちが

真っ黒になって 川を渡っている

学び舎があるからこそ

八月の子らは 輝いているのでしょう


どんなに澄んだ空気であっても

風が吹かなか ....
庭木ょ ごめん
   手術の破目にあわせてしまって
     たとえ ひっそりとでも
     隣家をお前さんが 覗きこむから

お前さんの将来をおもって
   居場所を決めてやっていれば ....
森へ
つづく道は
つめたくて
きもちいいんだ
冬の
シーツみたいに
白くないし
深く
濡れているけど

たとえば
ビリジアンって
色が好きだった
絵の具
 ....
走って行こう、どこまでも

この世の境を見極めるまで

走って行こう、どこまでも

人々が無理だという敷居を越えて

走って行こう、どこまでも

今、この瞬間を走ることに意味がある ....
さわるな
しゃべんな
息すんな
息はくな
息抜くな
ぼーっとすんな
歩くな
走るな
わらうな
泣くな




ほんのちょっとでも触れるなよ
汚いから
目を合わせることす ....
玄関の中には母が待っている。大きな声を出し始めたので、急いで玄関の扉を開けなければならないのだが、鍵が見つからない。ぽっこりと膨らんだ小銭入れの奥深くにしまい込んでいるのだが、慌てているから手許が .... 広いベッドに残された淋しさを
埋め尽くす事なんて出来るわけが無い
八月の夜は不潔すぎて
僕のナイフは錆びている
母が泣いていて
父が笑っていた
テレビが光っていた
日曜日は誰もいない
消えない傷について考えよう
せっかくなら背中に知らない誰かの名前 ....
納得いかないことが

いっぱいあっても

わたしは31個並べて

片っ端から食べるの。

時々頭がキーンとするけど

ママが怖いから

半分だけお話するの。



いつ ....
この男
牛車の番人にして
我詩人と名乗る


牛は立ち止まり
男は押し引きするが
びくともせず


飼い葉を与えれば
食い尽くし動かず


流行りの歌を唄えば
聴き入り眠 ....
素直によが明けて 本当の朝を新しい風が連れてくる
外へ出て 足下には影がうしろへと伸びる
いつも旨いことしてこようとしてきたと思う
ふとした時々に 忘れものが ある

それが思い出せないこと ....
タクシーの車窓から…
慣れ親しんだこの街を出る
バックパックには
使い古したメモ帳
何の気無しに横たわる筆記具達
暗さを彩る子供染みたお菓子達
……
大した物は無い


何だか馴染 ....
今日も太陽は僕らを照らす
それは第一声から始まり
僕らは走り出す


流れる街を横目に
意気揚々と飛び出したのも束の間
嫌気がさして早々に棄権する仲間がいる
悪く言う奴もいるけど
ア ....
そうだ

禁煙なんだ

脳が気持ちよかっただけなんだから

魂ではなかったんだから

禁煙なんだから

生きているあいだ

ずっと

禁煙できてるひとなんか

いっぱい ....
手紙の花
咲いては咲き
見えなくなる
花の花のなか


山すその音
読めない文字の
背を伝う音
すぐに 冬が来る


蒼に臥したまま
朝が来ていた
盲目の昼 ....
薔薇色が
咲くべき場所は
薔薇のなかだから

薔薇色に
飽きたければ
薔薇として咲き誇りなさい

深紅の香も
深紅の刺も
深紅の愛も
深紅の涙も
嬉々として示しなさい
 ....
きらきらひかる
ほしをさがした
ありがとう

わすれてないよ
こうして
あたたかいてを
うばわなかった

おほしさまは
ふりそそぐ

なかないで、
暦は秋に変わっても 空気は蒸し暑さを残していた
遠くで蝉が
近くでコオロギが啼く

時計の針が かしゃり かしゃり
普段は気にならない音が 勘に障る
暑くて 煩くて 眠れない
 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
キリギリスと蝉なぎね111/9/12 22:46
明月によせるあまね811/9/12 22:08
昔々のその昔ペポパンプ1*11/9/12 21:44
オルゴール5*11/9/12 21:43
一人旅5*11/9/12 21:25
カマキリ会社の皆さんたもつ1011/9/12 21:16
夏の葬列寅午211/9/12 19:47
許されたひと恋月 ぴの28+11/9/12 19:38
今更素直になる自分を疎む19時26分の私徘徊メガネ311/9/12 19:29
愛の可視化111/9/12 19:07
メロウ千波 一也3*11/9/12 18:51
さなぎのはらつむ4*11/9/12 18:37
純夏甲斐シンイチ211/9/12 14:29
贖罪信天翁211/9/12 11:12
ビリジアン水町綜助16*11/9/12 10:53
走って行こうyamada...011/9/12 10:36
ぶらっくす ...311/9/12 10:11
玄関花キリン4*11/9/12 6:02
フェアリーミニれもん211/9/12 2:31
リストカット日和竜門勇気211/9/12 2:10
サーティワンあきひめ111/9/12 2:02
牛と番人三之森寛容111/9/12 1:23
淋しさの帰る場所唐草フウ6*11/9/12 1:22
あなたにもわたしにも…三之森寛容111/9/12 1:18
喝采への道程は遠く短い011/9/12 1:14
禁煙吉岡ペペロ011/9/12 1:13
ノート(庭と風)[group]木立 悟311/9/12 0:38
薔薇色千波 一也5*11/9/11 23:55
夜鷹111/9/11 23:53
眠れない夜アマメ庵011/9/11 23:45

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