なんでおまえが
あんなおまえになれたんか
おれわかってん
おまえのこと
おれが愛してるからやろ
おれの愛につつまれてるからやろ
だからあんなおまえになれたんや
....
曲がり角でぶつかるみたいに
言葉たちに出会って
だからページはいつも
四角くなっている
その扉をあければ
いつかゆけると信じ
夢を手放さないよに
手のひらぎゅっと握る
あの ....
人の事は考えない
自分が良ければいい
威張り腐り
仰け反っている
権利を主張し
自分は義務を果たさない。
文句ばかりいい
必要以上に求める
感謝、お礼、労いも言わず
人を命令 ....
道路を誰も歩かない
灯りは全てを照らさない
私は少し後ろめたい
自習室から、逃げ出して
空には蝙蝠
お前だけ
地には人間
私だけ
悲しい訳じゃないけれど
苦しい訳でもない ....
芝生の匂い
犬の毛
麦畑
太陽の光
パンケーキの
メープルシロップ
BGMの音
テレビの声
シオカラトンボ
I'm good.
You're wrong.
You must change!
I don't change.
I'm supervising you.
I'm exceeding y ....
エンマサマに舌を抜かれて一番困ることは
ともだちの味がわからないこと
手が勝手に増えたり
シナプスが複雑になったり
全部 ひとりぼっちになること
おじぎをおしえるおかあさん不足
そんな ....
一輪のすみれを
花のところだけ切り落とす
いとしい{ルビ女=ひと}よ
きみの優しさが
どこまでも悔しかったからです
コーヒーカップ
ポケットに挿したペン
ネクタイ
鞄
ワイシャツの裾
目なんて、
見れないの
錆の浮いたガス栓を少し捻ったのは
標本が見ていた
リノリウムの床を上履きで踏みつける
よそよそしい靴音
思い出の中にある理科室では
夕方がひどく長引いていて
折れてしまうんじゃないかと ....
君は花火をみましたか
背中にかくれてりんご飴
綿菓子クレープかき氷
金魚はうしろで掬えない
君がいて夏のよる
お祭りさわぎの胸のうち
花火がしずかに打ち上がる
....
誰かに手紙を差し出したい
秘めた恋心を
白い便箋の罫線の間にそっと忍ばせて
誰かに手紙を差し出したい
今朝咲いた朝顔の欠伸が
黒いインクの文字から聴こえてくるように
誰かに手紙を差 ....
兎よ 緑野を駆けよ
波頭を思わせる草の中を矢のように
丘の向うにある青空の方へ
我等の屍は地層の奥に
罪の証は幾星霜を経ても消えず
ああ せめて夢見る事を許されるなら
兎よ・・・
....
こころの中に海がある
いくつかの海流も流れている
灯台へ続く道は
岬を縫うように走っている
海峡を渡る風は
わずかに強く吹き雲を散らす
僕は背中の軽い荷物を感じながら
ゆ ....
彼らはその砂場にしゃがんで砂をつかんでいた。だれに聞いても、いつから彼らがそこにいたのかは分からなかった。それほど長い間そこにいたのだった。砂場は白いコンクリートのふちに囲われていた。そのふちは公園 ....
カラヴァッジョ
光と闇の迫間に浮かびああがる人物
ダブリンの教会に浮かび上がるキリストの捕縛
400年もの間の行方不明の光
あり得ない光と闇のコントラスト
グラデーション無しの光の隣
....
ありの行列は
時間の砂をせっせと運んでゆくような
そんな気がして、わたし
のどが渇きました
真っ白、とは言い難いミルクを
すっと飲み干せば
胸の時計は
狂いはじめます、やわらかに ....
冷蔵庫の中から
あなたが出てきて
おとなになりたかった
と訴える
こんな夜には
ビルよりも背の高い
おとなになりたかった
おとなになりたかった
月が落ちると
どこかで首が落ちる
水槽に毒を溶かすと
呼吸が苦しくなる
わかっていた
世界はつながっている
暑て長い眠れない夜
これが夏なんだなあと思う
通りにはラップが流れチャラい奴らもちらりほらり
きっとこれが最近の夏の夜の風物詩なんだな
もし日本がこのまま亜熱帯化したら探検してみたい
極 ....
白い螺旋階段を下りると涼しさが吹き上げてくる。余り残されていない時間を気にしながら、小刻みに切り取りながら無口になっていく。集中することを求められているから、少しの甘さと瞬間の冷たさ ....
ついに漂着した朝は
まっしろくて水浸しでカーテンは透ける
明るいな
きみのよわい視力
それに傷つけられたわたしの背を
すこしぴんとさせるようだよ
ねむり
に、かたちをあたえようとする ....
帰るべき家があれば
来た道を戻るということは
当然のこととなるが
家を持たぬ旅人は
どのように歩いても
片道の往路でしかない
家と目的地を往復するだけの
平凡な毎日に
何も疑問を持 ....
{画像=110804030328.jpg}
傷つく想いと傷つける想い
どちらが重くて痛い?
独り帰って涙を流がす時
わたしは誰かを傷つけている
だから ....
目が夢を欲しがる時
演じることが 遠ざかる
電車の シートで
自分のことが 好きだった
すらりくらりと水面を這う
無音のみずおと
昨日でなくあすでなく
今日を這う
身をくるむ水流
撫ぜて去る矢印の群れ
ふとぷわりと
空気を割る一個の頭で見渡せば
未来はらん ....
よごれた指を
水につけて
すこし
きれいになり
水は
わずかに
濁る
わたしを
これ以上
みじめに
させないで
たいせつなひとが死んだ
死ぬのは
だれだってあたりきなのに
こんなに悲しみで
ざわついているのはなぜ
死がふしぎなわけでもないのに
別れることは
だれだってあ ....
かなしみ島の住人は
毎朝、かなしみの海で顔を洗う。
その顔はまた涙でいっぱいになる。
朝は顔を洗わないと始まらないから、やはり洗う。
人生なんて終わればいいと叫びながら、朝がくれば顔を ....
マトリックスで裏切ったハゲが食ってた ....
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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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