ゆうぐれのいろを
  おしえてあげたいけれど



  かすかなひびきでさえ
  てのひらにつつんで
  あなたにあげたいけれど
    


  ふれることから
 ....
どんぶり一杯の葉
あなたはそれを
毎日食べているので
肌がうっすら
緑色に変わってくる
緑色のままで
接客も料理もする
時々、糸を吐き出す
 雨の日には川辺に佇んで
 君はいつも微笑んでいた

 横顔に纏わりつく細い髪の先へ
 指を伸ばせば大気は凝って
 堅く透き通っていく指先
 眸の奥へと逃げる想い

 澄んだ硝子玉のよ ....
僕らは夢を掴むために本当に努力をしているのだろうか

「成功する鍵は時間だった!」「書くだけで夢が叶う手帳」「聞くだけでシアワセになれるCD付本」など
夢を叶えるためのノウハウが書かれた本が巷に ....
さっき捕まえた蛾が
腹をひくひくさせていて
卵を産むのかと思う
葉の上に置いてやると
動きが止まり
腹を破って
なにかの虫がこぼれる
その虫が世界に広がる
緑波立つ
一面田の面
太陽真上に
正午の沈黙

見時葉の月
一よう多様
大気の底で
焦土の地が沸く

あの夏の日々
われを失う
瀕死の乱心

あの夏の日々
割れる脳内 ....
日盛り
頭上に覆いかぶさるのは
この上なく濃厚な夏の青空

ひとしきり蝉時雨

百日紅の花が揺れ
――あの庭にも 百日紅がありました
と どこかから誰かの声

しばし足元に目を落と ....
 日本海にしずむ
 落陽は
 おおきくて美しい
 と、ラジオでだれかが言った

      *

 かつて
 五島灘にしずむ
 落陽を
  ―― オレンジ色のおおきな
 ....
平成23年8月6日 
旧暦の七夕イベントでにぎわう鴨川
視界を遮る北辺の山々の
はるか上空まで入道雲が立った
3本ほど 並んで立った

昭和20年8月6日
「今日も暑いのぉ」 ....
  君に
  言いたいことがあったけれど
  誰かが言ってしまったから



  もう何もない
  日が翳る
  電車が騒ぐ
  来なければよかった
僕の孤独な情念の炎が
語るべきことばの切れ端たちを
のこらず灼いてしまうので
僕の口からこぼれだすのは
いつも色違いの灰ばかり。
灰ばかりです。

両手の手のひらいっぱいに
灰を差し出 ....
       
高さとは
ピントが合わせにくいものだ
望遠レンズの先にある
高さの下に言葉を置いて
その先に括弧書きするように
灯台の思いを置く
大きなものが
身近に引き寄せられて
 ....
ヒトの心なんて
わかるはずもない
愛でてる猫は
自由でいいね なんて

背中にある
羽はいつか
きえてしまって
代わりにはえてきた

疑うって気持ちは
ヒトの証明みたい

君 ....
だから言っただろう悪女なんて自分の正当化だって

自分をいじめる道を作って楽になろうってずるいよ

盲目的に愛なんて語らないけど
でも誰かの好きをいじらないでほしい

セフレけっこう
 ....
君がここにいないのに
僕がここで生きている意味は
なんなのだろう

ただ命を繋ぐためだけに生きるのなら
人間である必要はないんじゃないかな
翼を生やして鷹になり
獲物を追って大空 ....
夏祭りでもあるのだろうか
浴衣姿がちらほらと
色とりどりの帯が揺れ
電車の中は浮足立つ

みんなには夏が来ているんだね
誰もいない僕の右手側
ほんの一瞬、懐かしい思い出に浸る
 ....
寝息が聞こえる

私は 未だ許せずにいる
なんだかうまくいかないね

もうダメなんじゃないかなって夜の向こう

ひっそりと聴こえてくる雨の音が

全部電子音になって

それが全部メロディーになって

歌声に ....
近所の下町を散歩中で

ありかたが詩のような人を、詩は簡単に超えることはできなくて、あるいは散文ならありかたに近づくのか……でも知らないことでわかることがすきなところであり、散文は知ることで書く部 ....
夢を生きている
何も 無かった
夢を掴むのかもしれない
時の どこかで
その中で
朝、人々の鏡を見ていると

俺の額が割れそうになる

神様が化粧をしているのを見るのと

人々が神に虐殺されているのを見るのとどっちがいい?と

女神が俺の頬を撫でながら聞く

俺 ....
ネットで彼女探し
それは腐りきっていて
4日でだめになる

死んだ鯛
家庭教師の点数上がらなくてやめたい

おわった

たりない
世界が同時に株安に見舞われている

株が高すぎたからそうなったのだろう

身の丈に引き戻す働きかけか

電気が足りなくなっているのも

身の丈に引き戻す働きかけか

それでは身の丈 ....
 原爆投下59周年

奇しくも長崎原爆記念日の午後
福井の美浜原発では2次冷却水循環パイプが破裂し
高温蒸気の直撃を受けた4人の作業員は顔が真白で
体内の水分を瞬時で奪われ炭化よろしく硬直し ....
人工湖に仕立てられた
   用水池から漏れだしている
名前だけは一人前の川がある
   堤防にそよぎはあるものの
せせらぎはない
    はぜのかげもない

それでも むかしのおらのよう ....
でんわのくにではきょうもみんながくらしています




















くろまるじいさんに
 ....
{画像=110806230826.jpg}



ホームに止まった電車の窓越しに見える
同じく所在なく立つ隣人を想う
二本の平行した線路上に交わる事なく
二人は未来永劫交差することは無い ....
挽き肉になって朝日にきらきら光るのは

猫の死骸か

それとも恋?

秋の日の朝風をきりながら自転車がゆく

それを見て

ときめいた!

挽き肉になって朝日にきらきら光るのは ....
しくしく
しくしく
彗星が泣きます

太陽からの風に吹かれ
白い髪をなびかせた姿に
人々は怯えました

小さな砂粒に過ぎないのに
何千倍もの姿に拡大され
魔女のように天を駆ける
 ....
薫風青銅
重なる月
探して
焼き付ける



ひとりでにつたう
言の葉
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
あなた草野春心411/8/7 17:35
グリーン春日線香311/8/7 17:23
雨の日には夜雨211/8/7 17:07
僕らが成功できない理由洞野いちる211/8/7 14:47
拡散春日線香411/8/7 13:06
八月シホ.N611/8/7 13:04
夏 空[group]塔野夏子4*11/8/7 12:22
洛陽は落陽の果てにあって石川敬大19*11/8/7 11:29
雲の立つyumeky...3*11/8/7 10:05
翳り草野春心511/8/7 9:17
あまね11*11/8/7 8:21
灯台花キリン311/8/7 7:51
儚い夢朧月111/8/7 6:53
こりない彼女に梅昆布茶311/8/7 6:18
まさたか011/8/7 4:42
011/8/7 4:30
隔たり青井とり111/8/7 4:02
『あめもよう』木製金属111/8/7 1:25
ルーシーとワールズエンドまでの旅植田心也011/8/7 1:15
忘れた日の詩番田 011/8/7 1:09
饗宴の朝yamada...111/8/7 0:37
おわった6011/8/7 0:32
世界同時株安吉岡ペペロ011/8/7 0:12
周年salco2*11/8/6 23:47
寄り縋る片蔭(八)信天翁211/8/6 23:32
みんなの童話 『ぴりりとるるる』 だい1わTAT311/8/6 23:12
隣に立つ異世界の住人へ / 夏はやっぱり不思議話beebee20*11/8/6 23:09
猫の死骸吉岡ペペロ111/8/6 22:56
彗星三条麗菜3*11/8/6 22:49
紡錘011/8/6 22:29

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