テステステス
ユーフラテス
私の苦しみを
君は知らない
周りの人が
助けてくれる
正気と狂気を
さ迷い歩く
自分が悪くないと
答えが出る。
全ては良い方向に向かっている
....
飲まず食わずで
明日の金も持たず
もてない。
希望も夢もない。
楽しみも友達も
いなかった。
絶望の中
希望の光が見えた
それは親類だった。
女と女の親戚と三人で喫茶に入った
そのときの女のやわらかな目とちからのぬけた肩や背中を
今日はなんども思い浮かべてしまう
あのときぼくは女の血族だったのだ
女もそう感じてい ....
今夜はこんなにしょぼくれて
ナニもかも涸れ果てて
もうどんなことをしても
ビンビンには
なりそうもないから
「そんなポコチンは最低よね」って
いつか誰かに話す気だろう?
「あんなポコ ....
今夜月は小鳥の詰まった冷蔵庫で
君は蟹のはさみの間で夢見られた砂の花
だから僕は君にバンジャマン・ペレの詩のような
曲がりくねった定規に満ちた美しいキスをする
「絶望」という名の燃え上がるバー ....
木漏れ日に手を当てれば
あなたの顔が浮かんで消えた
手の隙間からこぼれ落ちた光は
あなたの気配を感じさせる
眩しくて目を細めれば
あなたの香りがした・・・
夢で逢おうか
....
蝉の鳴き声が止んで
鬼ごっこしていた子供達が
みんな消えてしまった
木陰の小さな窪みには風が休んでいて
小さなため息を一つついている
じっと息を潜めていると
いつの間にか違う世界に
....
孤独のうちに
倦怠があらわれる
寝た子を起こすように
揺さぶられるあちこちの
色の白い悲しみが
溶けだしては染み入る
墨色だろうとか
下水だろうとか
ついぞそんな色の悲しみを
....
あの日、きみと
秘密の場所に埋めた
玩具のクハ103は
地下鉄になって
今ごろどの辺りを
走っているのだろう
お腹の弱いきみと
意気地なしのぼく
二人を乗せたままで
....
幽霊みたいな愛情を
信じて
夢みて
こわがって
あるとおもえばあるんだなんて
迷信なんでしょう?
でも
嘘だとおもいたくないの
私次第で
いつまでもそばにいるよね
きょうもいくつか裏切られ
それでもきょうは平穏だった
この夏スーツで通した俺じゃないか
たとえ悪意があろうとも
悪気はないんだ仕方がないんだ
日々の試されに
逃げず ....
秋晴れてんたかく、
静止した窓のむこう
水たまりを揺らすような声が
こだまする
静止した窓の向こう。
つらなる洗濯物の束の白(いたい)
枕にうもれた
寝顔のただしさよ
....
110922
有馬の殿様
見かけは丈夫
膝のお皿が割れている
謙虚な侍が控えます
何の因果か直立不動
左右に並んで控えます
お殿様と仏様 ....
やさしさが雨になって/降り注いだ真夜中
渇くばかりの僕達は/いつだって孤独が恐ろしいということを/宇宙に吐き出している
うちゅうは こどくの かたまりだ
真夜中の雨/さびしいと哭 ....
まわりに俺を気にかけてくれる人間が誰ひとりいなかったとしても
孤独だなんて思ったことなんかないぜ
俺はスペシャルな感覚を手にしていて
そしてもっと欲しいといつでも喉を鳴らしてい ....
今日も死ねるからいい
あの世に帰れる…
きっと 私はいる
時の流れの中にいる…
友達は一人もいなかった
今日も一人で過ごす日々
誰に知られることもなく
郵便配達夫は飛ぶように歩いてきた
黒く醜い顔と
脚絆もはち切れそうな太い足で
その外見に似ずに
赤子のような掌で
おずおずと差し出したのは
石クレは
失った何か大事なもの?
遅 ....
ふんわりと風に乗ってやってくる
昨日のような今日に
ふんわりと座っている
時間の布団の柔らかさ
柔らかさの上に柔らかさを積み重ねて
昨日のような
今日を生きている
ふんわりと ....
咲いたあとのしなびたアサガオ
ひらひらとゆれる紫のスカート
ただ今はパンをたべる
わたしは夜が明けたのでたべる
すー とする空気
誰かのたんじょうび
そのことばのままに
手を ....
握り締めた白い手が、少しだけ温まる。
僕は眠る事無く、君を見守り続ける。
そして、愛していると呟く。
その言葉は誰にも聴かれる事は無い。
古ぼけた時計が、塵を掃き出す。
僕は大量の薬を飲 ....
なかなか絶望って訪れないものね
まぶたを閉じてもちらちらと
光の粒が見えてしまうように
希望ってなかなかしぶといものね
自殺志願者の手首に
ためらい傷ばかりが増えていくように
だか ....
かわりめの
よるには
空気がたわみ
すこしねじれる
そのすきまをねらって
きみを押し倒したら
いやとは言うまい
わたしでなくても
いいんだと
おもってるのは
知ってるよ ....
巡り巡るのは
この体のどの部分だろう
美しいモノが何だか喧しくて
見ていられない
胃を急き立てる文字の群れは
胸を焦がして焦がして
睫毛さえも弥立つ
やっぱり誰か頭上で笑 ....
銃剣 訓練された猟犬 狼
夢判断 選別された優生人種 豚
汎シオニスム アーリア人種
ツァラトゥストラ病 アンリマユ
砂糖壷 蟻地獄喰う小蟻喰い喰う大蟻喰い
過去過過去 ....
重みのみ
かたどられて
古びたソファに
なお
居つづけるものあり
存在しないことの
実在
居つづける
無きもの
その日の窓枠が低すぎたので
思惑どおり
その人は落ちて ....
高い山の上にある洞窟の中
さかさまに本を開いて
愛しいあの子の為に記号を探す
手紙を綴るために
相応しい記号を贈りたいのに
不味くて吐き出してしまったり
美味しくて食べ過ぎてしまったり ....
自分の存在など
消えてなくなろうとも
時は流れ
何事もなかったかのように
慌ただしい それぞれの日常が
繰り返されていく
闇に紛れて鳴く虫たちも
片 ....
この街に唯一残った
道端の電話BOXから
大音量を上げて
呼び出し音が
鳴り響いていた
俺は中に入って
とりあえず
受話器を取った
とたんに音は止み
男の声がした
「もしも ....
悪い癖だと叱られた
食べてすぐ横になると牛になると言われたが
病人は食べてすぐ横になっても
牛にはならなかった
子ども心に不思議に思った
病人は注射を打っているか ....
空気より軽くなった実についての考察。
(遠くから見えたい人)
ほら
あそこに浮いているのが見えるだろ?
(不十分すぎた不純さ)
強引様のお出ましさ
あれにはなんてったって
知らん ....
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