仮新 [21:35:38]
さて、
仮新 [21:39:27]
普通の親子丼と見せかけて
仮新 [21:39:48]
さて、
仮新 [21:40:02]
一 ....
純で
真っ直ぐな
君を想う
だんだん
うちとけてきたね
お酒が好きなのも
一緒だった
今度飲もう
何時になるかな
君と一緒だと
楽しくて
飲みすぎてしまうかも ....
つゆは丸く形をつくって
朝陽を微かに帯びる
土が膨らみ そこから
産毛の生えた芽が覚める
畝を越えて川を走り
山を駆けて峠をとびこえ
叫び声をあげて黙りながら
静かに賑やかに厳かにばかば ....
自然の水はあふれんばかりに、今日も
泉に湧き、滝から落ち、川を流れ
{ルビ人間=ひと}の哀しみさえも
自然に湧き出ずる水の如く
美しい涙の{ルビ滴=しずく}は
君の瞳から、 ....
今日の入浴介助は
全身をばねにしてバリバリ働くAさんと
一人すろーに働く僕のペアで
一人のお年寄を介助する間に
Aさんは三人位してそうで
天井あたりから
数時間の動きを見ると ....
指の境目に現れる透明な詩話
越えたように波打ち続けている
記憶を邪魔者にしようとして
うっかり波にさらわれることもなく
取り残されてしまう
同伴する記憶が欲しがるガラスを
もっと増 ....
頭をわれば
中にはまだ
あの頃のものが
ある気がする
うわべ、ひょうめん
はりついてひふになったおだやかさで
しあわせをかみしめて今日も生きているけれど、
わたしの、なかでふ ....
私はこの惨状を予言していたが
それから逃れられないという予言も得た
だから公言しなかった
そんなの予言とは言いませんよ
いや、わかっていても言わない人は
この社会に五万といるじゃない ....
知らない街に居た
いやよく知ってる街だった
移ったばかりの部屋の
窓際に
くる日もくる日も座っていた
窓際に立つと眩暈が起こるので
窓際に座っていた
これは一つの逃走だった
....
甘い食べ物は冷やすと美味しい
塩辛い食べ物は暖めると美味しい
甘い出来事は冷たくされると愛しい
塩辛い出来事は暖められると愛しい
ヒロシマ
といって
アメリカをにくんだ
フクシマ
といって
ニッポンをにくんだ
そうして
わたしたちは
にくむべきものを
みうしなった
いなほが
かぜにゆ ....
人間だから
人間を愛する
人間だから
人間を殺す
人間だから
人間に優しくする
人間だから
人間に冷たくする
人間だから
人間に傷付けられると胸が痛くなる
人間だから
人間を傷付 ....
効きすぎたクーラーを言い訳に
寄り添って体温を奪いにいった
右腕のあつさに少しだけたじろぐ
武骨な関節とまるい指先を包む
ねむりたかった
あたたかくたのもしくねむりたかった
でも武骨な指先 ....
ダボハゼの様な顔をして
獲物を狙っている。
ムツゴロウん〜んまさかね
そんなことないよ。
カウンセリングと相談の違いを
考える。
能動的尋問と受動的傾聴の
違いとわかる。
命が ....
眼鏡を外して電車を降りた
閉園のアナウンスが流れる頃に
金属製のゲートをくぐった
アスファルトの水滴が
輪郭を失ったパレードのように
商店の光を反射していた
黄色 ....
そろそろ雨があがるはずなので
雨戸をあけました
そろそろ風が治まるはずなので
窓をあけました
いったん 風はやみ
雨もあがり
雲が遥か上空を
モクモクと移動しているのが見てとれました ....
ズーズクズーズ
ズーズクズーズ
ズーズクズーズと鳴く夜に
光る原っぱ飛ばずにおいで
ズーズクズーズ
ズーズクズーズ
ズーズクズーズと鳴く夜に
沈まぬ池から昇っておいで
....
ヒグラシが鳴き始めた
雨は降ったり、降らなかったり
時々、知らなかったり
フラスコ売りの兄は
すべてのキャベツを刻み終えると
沈まない潜水艦に乗って
埼玉に帰っていった
....
仕方がないことに疲れてしまうなら
いっそ悪意になってしまおうではないか
それがいちばんいいような気がした
大雨が町の明かりを隠していた
ほかの男に幸せにされているのが
....
メゾピアノから入る旋律を
僕はとても気に入っていたんだけど
どうしてもイメージ通りに弾けなくて
いつも最後には
鍵盤をぶっきらぼうに掃除しあと
それでも静かに蓋を閉めた
あのころ優しく ....
目には目を歯には歯を
そんな世界はもうたくさんだ
争いの火を起こさぬように
俺は日常をファイルする
最高に楽しかったことも
最悪でつらかったことも
書き残して 後で読み返せば
や ....
「僕のレゾンデートルはオナニーです」
一見正しそうだけど、「僕がこの世の中に存在しているのはオナニーです」って意味だから、これは間違いです。「僕はオナニーする
ために生きている」という意味ではな ....
テントウムシを 二匹並べると 星の模様に わずかな違いがある どうしてなのか 動き出さないように あたりを冷やしていると やがて眠ってしまった 八月三十×日 1から順に数字を 次の春までにはきっと 数 ....
毎日せんそうやってたんだよな、と
黙祷のかたわらでぽつりと確かめる
ルービックキューブにたとえるならば
3つの面の色が揃ったあとで
あの黒い雨が降ったということだそうだ
おもちゃに喩えられる ....
ものもらいができた
左眼のまぶたの裏側に
うつる病とは聞くものの
誰がよこしたものかも判りはせぬし
このところ痩せてしまった我が涙の袋には
毒素がぎっしりと詰まって視界を赤く腫れさせる
....
恋人よ
ぼくはすぐ立つ
スケスケのパンティ見れば
ダークな街の
アダルトショップで
君への贈りもののパンティ
探す、探すつもりだ
いいえ
あなた
私は欲しいパンティはないのよ
....
拝啓、君へ
お久しぶりです
元気にしてますか?
今も全開で
笑っていますか?
最近よく…
10年後の君…
20年後の君を…
想像したりします
不思議な事に…
僕の頭に浮かぶ ....
あらゆる事象は、考えるきっかけなのだ。
あらゆる事象は、自身を嘆いたり、周りのせいにするためにあるのではない。
しかし、私たち凡人は、あらゆる事象を考えるきっかけとはせずに、自身を嘆いたり ....
つまびくように
ひとつひとつ言葉を追うの
奏でられたら
いいなあなたへの
文字を音符にかえて
うたはうたえない
音楽もうめない
明るいひかりも
つくることができないよ
あたし ....
いいわけが思い付かなくなった
こじつければ無限にあった
あの頃は確かに
言葉は弱い私たちの
味方だった
* * * * * * *
体育館の
高い窓を見ていた
仰げ ....
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