* そよ風が 頬とカーテン 撫でて行く

夜になると 気温もグッと下がって
汗だくだった身体も 
少しダケ 涼を 取り戻すけれど
ピタッと張り付いた シャツは 脱げない

サラっとした  ....
透明な玉の中
に圧縮されたそれがバチバチとはじけ爆発して外に飛び出したらどうなるのだろうと思いワクワクしてしょうがない
そんな得体の知れない勢いを持ってる人ってどんなんだろう

思わず解凍 ....
あの人には
あの人だけの言葉があることを知って
それを聞き洩らさぬようにと
心を砕いた時もあったけれど

いつの頃からか
あたしは
それをやめてしまって
やめてしまったら
あたしは
 ....
バットふれバットふれ
空振りでもいいからバットふれ


空を振れ
空を振れ

ふりでもいいから
空を振れ

そのうち
本当のことになるから


ビュンビュンって
真実 ....
草陰の首輪
青には小さい青の花
はみ出てはこぼれ
午後に集まる


六つの爪が
頭を光に傾ける
ひらき 突き立て
つかみ 揺さぶる


二本足の飛べない生き ....
日は落ちても、
積み荷は減らず、

思考は
水底の虫のように
降り積もる澱のなかに
埋もれてゆく

明日はまた違う明日だとしても
私はいつまでも
変わることができずにいる

そ ....
雲を帽子に四人の巨人が
千住の街に立っている
頚に銀色のネクタイをつけて
黒い服を着ている

ぼくが手をふると
こちらをみおろす
狭い路地に入っても
のぞいてくれる

走る電車の窓 ....
長いご無沙汰でした
白い空白に一筆を付け加えました

青空が何もなかったように通り過ぎて行きます
なんとも清々しい朝です

昨日から考えに考えて
しぼり出した一言ですが微妙にバランス ....
夜が明けた。
冷酷な夜の鶏(とり)のサイレンの。
そうそれ無機質な(夜気)にひそむ
明けない呼吸
幸運の切先が彼の外套の端を捉えたとき、

彼には影が無い


嘆きの壁に頭を打ち続ける紳士

彼の首から上は消えて

ビルの中空を縦に漂っている


狙撃された男が立並ぶ
 ....
わたしたちは知らない
夜の闇のいちばんふかいところで
じっと目をとじ 夜をつむぐ
夜の織り人がいることを

あらゆる夜の恩恵をもたらす
ものを語らぬ夜の織り人がいることを

夜のしずけ ....
夜は眠るべきものだということを、少なくとも一日の終わりには眠りがあるべきだということを、あるときとつぜんわたしの体が忘れてしまった。とつぜんにだ。眠ろうとすれば、眠ることはできた。ただし四十秒ごとに目 .... 俺にとっての人生とは一体何なのかと思った…
今日も道を歩いてもそこに誰もいないのがわかった
仕事中によぎるのはアメリカの西海岸の風景と
金がなければ権力もないのだということ
そして私が無力 ....
届かないものに
届こうとした
愛せないものを
どれだけでもいいから

抱けないものを
愛そうとした

遠浅のような悲しみを
泳ぐしかなかった
溺れかたしか
知らずに

どれだ ....
素直になろう

ココロの底の
声をきいて

素直になろう

諦めきれないのなら
そのままでいい

自分にウソをつくのはやめよう

これだけ焦がれる気持ちには
逆らえない

 ....
今日も
終職できなかった

思いがけず
終職できたという
幸せな人もいるという

わたしは
終職したいのだろうか

まだこの世の中に
未練があるのではないだろうか
 ....
1,

訳もなく 死にたくなる夜には
セシウムを含んだ
アルコールを 一杯
ひっかけていく


「これ、ほんとうに
 死ぬんすかね」
「わからない」


善いことの総量と悪い ....
あなたに会いたいと願うとき
わたしはわたしでなくなってしまう
心臓からするすると腕がのびていき
あなたの髪の毛をわしづかみにする
そうして
セメントがぱんぱんにつまった両手で
あなたの頬に ....
連鎖している。
思えば後悔だけが残ります。なんであんときしなかったのだろう。
就職だったり告白だったり旅だったりあなたに会いに行ったり。することはたくさんあったはずなのに、体は動かなくて利き手のは ....
カスミさん
会うたびに「はじめまして」と言いますね
記憶を保てないあなたは
世俗の煩わしさに悩むこともないのでしょう
私とは違う 栗色の瞳は
何を追っているのでしょうか

カ ....
そろそろ(忘れるコツ)を身につけたい僕は 
凹んでしまいそうな夜にこそ 
「Today is anotherday」と言ってみる 

自分の落度に指をさされて 
眉をしかめそうな時にこそ 
 ....
だから彼女は呪文になったんだ

いまじゃ音だけになっちまったけれど

傷つくたんびに口ずさんでいる


彼女はおおむね優しかった

おおむね面白い発見をしてくれていたし

おおむ ....
笑顔のままで
素顔のままで
楽しく
明るく

自由に
正しく
優しく
好かれ

ユーモアで
機転を利かして
怒らない。
泣かない。
もしきょうで
せかいがおわるとしても

きょうのひを
あしたへつなげよう

もしせかいが
あしたはないとしても

きょうのひを
わすれずにいきてゆこう
逃げた素足が語った

黒くなった素足が語った

全部の感情が入り混じって
しまった。と

赤い血を見て悦び
青い空を見て泣き
黄色い手を振って

埋もれ足掻いた色彩達

どれ ....
携帯番号教えてよ、
何気なく発したずっと言いたかった言葉。
帰りがけ、たまたま出会って、短い距離一緒に帰った時にとうとう言った。
君との繋がりが欲しかった。学校だけじゃ満足出来なくて、どこ ....
あの日、少年が追いかけて 
精一杯伸ばした、グローブの先に 
白いボールは、転がった――― 

夢中で土の上に飛びこむ少年の姿が 
大人になったこの胸を 
無性に揺さぶるのは、何故だろう? ....
つくづく
惜しい
つくづく

よしずも扇風機もスイカも
歯が立たなかった
暑いがらんどうのような
夏が逝く

つくづく
惜しい
つくづく

不安と疑念と我慢を
素肌に貼 ....
 
 
選手もいない
観客もいない
ただマウンドの上に
白く滑らかな豆腐だけがあって
時折吹く風に
ふるふるとしている
気がつくといつも
そんな球場を眺めている

 
 
  朝の月は
  言いたいことがあるのに
  黙っているような感じ



  薄明かりの部屋に
  てんでばらばら
  きのうの話
  おととしの髪の毛
  あさっての哲学 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
ぱや虫藤鈴呼4*11/9/15 11:52
遠足ぶらっくす ...211/9/15 10:13
blue811/9/15 10:12
空振り三振ぶらっくす ...011/9/15 10:10
降り来る言葉 LIV[group]木立 悟211/9/15 8:55
水底の虫結城 希511/9/15 8:32
お化け煙突殿岡秀秋911/9/15 6:42
手紙花キリン4*11/9/15 6:26
呼吸こしごえ2*11/9/15 5:56
ショート/ショート/ショート高濱111/9/15 3:37
夜を織るひと佐々木青311/9/15 2:50
睡眠[group]はるな111/9/15 2:50
明日からどこにいけばいいのかを考えた日番田 011/9/15 1:32
届かないものへはるな111/9/15 0:52
素直になろう森の猫12*11/9/15 0:09
終活小川 葉311/9/14 23:34
生活/H野澤 尚也2*11/9/14 23:25
がらくた遠藤杏3*11/9/14 23:20
かなりかなしいとうゆうや111/9/14 23:13
カスミの空御笠川マコト411/9/14 22:57
はじまりの詩服部 剛311/9/14 22:42
彼女は呪文吉岡ペペロ111/9/14 22:21
笑顔のままでペポパンプ3*11/9/14 22:18
あした小川 葉0*11/9/14 21:59
宇宙姫211/9/14 21:59
着信ナシ田園111/9/14 21:38
野球少年 服部 剛311/9/14 21:17
つくつくぼうしnonya19*11/9/14 20:15
豆腐球場たもつ511/9/14 19:57
朝の月草野春心3*11/9/14 19:50

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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