うそでも
すきだと
いわなかったことが
わたしのおおきな
足かせになり
あなたは
いまや
かるがると
海のうえをとんでいる
       
この頃はパソコンを筆の代わりにしている 
指先だけが大きく成長して脳の一部は退化してしまったが
それでも老いの防止にはなるからと
漢字などの変換機能に思考の一部を委ねている
 ....
君は素足でやって来る

秋の降る中を

夏の匂いを僅かに残して

僕は茫然として立っている

秋の野に火がつくのを見つめながら

まるで古代の儀式のように人が

人を殺して ....
もも胎児
ももたろが うまれるまでの ものがたり は
ももの森の雨の日も もちろん ももの匂い
雨のむこうの冬の そのむこうまで もも胎児は ももの中

さくらの森の雨降りが 桜餅の匂いが ....
浸水した夢を走る銀の列車
空洞の線路には星屑が降りつもり
ちいさな灯りの駅を次々に後方へ跳ね飛ばすたび
蔦草のからまる最深部へと
どこまでも潜り込んでゆく


顔の見えぬ乗客とふたり
 ....
午後の間は
だらしなく流れていく
日に日に増えるニキビをこすりながら
お化粧をするたび
風が強く吹く
ミルク珈琲と泥の区別もつかない
コーラと珈琲の区別もつかない
朝焼けはわたしなど無意 ....
月の見えぬ夜はどこか淋しげで 
そこに存在しているはずなのに 
覆い隠され見えぬ姿は 
人の心と同じ  

本当の自分など 
考えてもわからない 
どれが本心かなど 
もはや闇の中   ....
たろんと濃い夜が引かれる
水平線に揺れる海の端
海岸には塩の霧が立ち込め
撹拌されるライトの粒
カモメが飛び立ち
低空飛行で水面をめくる

きれい と、
改めて口に出さないと
慣れて ....
「アーァ、全身打撲のように痛む心!」
カナシミを忘れるために雨の中叫ぶ僕!

ニタニタと笑う老婆はまるで骸骨/死神の影と重なっている、僕を呼んでいる!
水溜りの中の世界は僕の顔と同じ鉛色だ ....
落下する精神の一滴
不毛の砂漠が拡がる

一滴の水はオアシスとなり得ず
砂礫の隙間から地下水脈に吸い込まれる

蒸発するのでは無い。
胡散霧散するのでは無い。

現実だと認識できない ....
トランク一つで旅に出よう
遠い遠い異国の地へ

木の橋を渡り森を抜けるのだ
憧れていたムーミンの家
扉をノックしたのなら、彼は出迎えてくれるかしら?

可愛らしいお家の中で、お茶 ....
僕は臆病者

根拠の無い自信を持ち
その自信を剣に変える

たけど臆病者だから
人一倍の鎧を着込み

動けずに居るんだ

どうしようもない僕…
腰抜けの僕だと思う

だからこ ....
正面から対峙すると
恐怖が態度にあらわれるので
無関心を装って
彼のエリアを侵害してみた

背に視線が突き刺さる

敵意のこもった目の奥に
彼の過酷な過去を想像する
その威嚇の表情に ....
    (展かれた瞬間(とき)に)

 シャラノ木の真白い蕾に
 小さな夢を封じ込めたまま
 ふっくりとふくらんでゆく初夏の夕べに

 初めて水の入った田に
 蛙たちが恋の予感に震え
 ....
明日をも知れぬ
今日も漂う

忘れた筈の泪さえ
息を吹き返して
縄張りを主張する

昨日の明日は決して
今日では
なかったのだな

僕は
だんだん愚かに
なってゆくが

 ....
人間の多くは死んでいる
言葉もなく腐敗していくだけの存在
きっと 人の多くは屍なのだ
何も感じることなく死んでいく物体

ただ 歳月を過ぎていくだけ
きっとあんたも そうだろう
そし ....
文文文文文文文文文文文文文文文文文文文文文文文文
shakeeeeeeeeeeeeee hands!!
その白い線の上に
立っててね

このへんに
ぼくも立ってるから

ちょっと遠いと
近寄りたくなるし
「やあ!」
と言えば「あ!」と
返してほしくなる

だからその白い線の上に
 ....
彼岸花が咲く
ある日突然咲いている
地獄の手紙みたいだ
曼珠紗華ともいう
けれど茎だけの禍々しい紅色の花は
なるほど死人の声を思わせる

秋の野面に咲いている
風は盲を押して行く
つ ....
おかねはいらないから
やすみたい

そういって
あなたはせみになった

せみはにぎやかにないて
やがていなくなった

またなつになれば
おもいだすだろう

あなたが ....
せかいがもう
徹底的に
やさしくなっちゃって

きみを
守りたかったぼくは

傷つけるとこから
はじめた
物理に従っていた日記の
そのページの切れ端で
何処からか抜けていく空気を束ねて
物に埋もれている日々の中に
忍ばせ埋め込んでやる。

味わいは
いつだって知らん顔。

時間に裏切られ ....
  たえてって言ってた
  ぬるい食事に
  吸いおえた煙草に



  このうえない馬鹿の
  ひとつおぼえ
  ひとつわすれ
  ひえた夕陽
  干からびた光に
   ....
  ゆうぐれの
  あいいろの
  そらたかく
  こころでえがく
  とうめいなさんかく



  かんたんで
  たんじゅんで
  わらっちゃうよな
  つらいことが ....
黒いアスファルト

赤と白

テールランプとヘッドライト

淋しい魚はどこにいる

愛しいあの娘はどこにいる

あなたのメルヘン雨に濡れてる

夜は暗いよ朝が辛いや


 ....
夜ごはんは、
コンビニで、ニラ95円を買って、
玉子がふたつあったので、
ニラ玉。
ご飯をたいて。

へやの中は、
いま、
ニラのにおいが充満している。
充満しているなかを、
昨日 ....
大好きなものがたくさんあったの
愛しいひとがたくさんいたの

そんなものに
線引いて消していくのが
大人になるということ

あきらめてわらう
あきらめてなく

大好きなものが、愛し ....
雲の流れを見て回る世界を知った、眠い夕。風揺らす木々の緑は空に交じり音を鳴らす。
ああ、あたし、明日死んだ。
ならば、生きている今を生きようとしたのに、掴んだ指は赤ん坊のように小さい力だった。 ....
わたしはでかけた
わたしの最大公約数を求め。
みっつのふしぎがおどる
わたしのまわりで、
しかたなさそうに手をつないで。

わたしはでかける
鏡の洞窟を通って。
おどるものたちも息をひ ....
空に

砂粒を

さあっと

撒きました

あなたが

一体

どれだけ

追いつめられて

いるのか

少しでも

理解

できるように
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
かせはるな311/9/21 19:24
パソコン花キリン411/9/21 17:52
触知する手yamada...111/9/21 17:36
もも胎児るるりら14*11/9/21 16:52
雨音の旅路つむ4*11/9/21 16:34
だらだらとした間奏曲のようなc311/9/21 15:22
月夜の迷い菜穂2*11/9/21 14:03
イルマオやや5*11/9/21 13:51
心理つみき011/9/21 12:57
一滴の水遊び……とある蛙8*11/9/21 12:14
脳内旅行三奈1411/9/21 10:37
切り拓け!清風三日月111/9/21 9:53
ヒラノwako211/9/21 9:43
宇宙(そら)へ夜雨011/9/21 9:13
愚か者梅昆布茶311/9/21 4:08
文化の幻番田 111/9/21 2:19
メチターチェ...1*11/9/21 1:06
性のためにみぞるる311/9/21 0:47
彼岸花salco7*11/9/20 23:54
蝉の休日小川 葉411/9/20 23:19
やさしさはるな311/9/20 22:16
空虚の道しるべyuugao2*11/9/20 21:47
たえてって[group]草野春心111/9/20 21:43
さんかくのうた211/9/20 21:41
夜は暗いよ朝が辛いや吉岡ペペロ211/9/20 21:07
ニラのにおいはだいろ511/9/20 20:46
ノート森未2*11/9/20 20:39
羅列。。oOO〇いとうゆうや011/9/20 19:20
わたしがでかけたあとにつむ2*11/9/20 19:03
かなしいきもち雪路111/9/20 18:41

Home 戻る 最新へ 次へ
2849 2850 2851 2852 2853 2854 2855 2856 2857 2858 2859 2860 2861 2862 2863 2864 2865 2866 2867 2868 2869 2870 2871 2872 2873 2874 2875 2876 2877 2878 2879 2880 2881 2882 2883 2884 2885 2886 2887 2888 2889 

【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
4.62sec.