君と暮らす。
寝起き髪を梳き。
まどろむ10分。

君と暮らす。
欠伸の数を数えて。
駅まで歩く20分。

君と暮らす。
曇るナイフを引いた。
食事する間の30分。

君と暮ら ....
道端に 血溜りがある

猫の仔でも轢かれたのか
血溜りがある

街灯が ぽつぽつと灯る
さびしい通りに 風が吹く

ふと 生臭く感じて
しばらく息を止めていると

虚しいよう ....
捨てた 思い
無数の 数の 疲れ
私は 疲れた
自分を 捨てた
人など 疲れた
沸き上がる 雲
釣り人の シルエット
言葉もなく 私は 立とう
愛も 夢も 持たずに
生きていくの ....
悩んで
迷って
ぐるぐる ぐるぐる
でも結局なんにも捨てられない

なら
楽しんじゃえばいいじゃん

ぜんぶまぜちゃうジュースみたいに
そのうちきっと
お腹ん中で消化されるでしょ
 ....
前に出る
その一歩に躊躇している

エスカレータは音もなく上ってくる
そして何事もなかったように下りていく
一瞬だけ誰にも気づかれず
時間の中に取り残されていくものがある

思いの難し ....
涙がにじんであなたの姿がよく見えないよ
そんな悲しさに
うらびれた街角で日を過ごした
涙の向こうに飛び立て
自分の心を確認したなら
僕の送る愛のメッセージ
ほんとの悲しみを知ったなら
い ....
秋の風がやってきて
酸素をたっぷり運んできたので
僕はなんとか息をもちなおしたのだった

空は高くなったので
僕の周りの空間も広がった
圧迫と窒息からまぬがれて
今またわずかに力を回 ....
夜のひと
街角で下を向き、
誰だかわからないひとを待っている。

夜のひと
あなたはネオンを浴びてピンク色に輝く。

夜のひと
せめて今夜だけ
せめて今夜だけでもと
毎日のように。 ....
夕御飯は味噌汁にメザシ三匹ぐらいがちょうどいい
これは誰かが言ったこと
人生も此れくらいがちょうどいい 。

朝飯はパンにミルクコーヒーで仕事に向かう
物足りなさがちょうどいい  ....
貝殻がそっと窓を開けた
午前四時の瑠璃
西の空見上げれば
遥か遠くから駆けてくる乙女たち
闇に燃えつきて
追いかければ風に消えた金の髪
凍りつくような蹄の音
(輝いた)視線に薄 ....
{引用=秋空に寄りかかる鱗雲が
開け放たれた海の際までずり落ちて
きみが咳込みながらズボンを降ろすのを見ていた
秘め事はスライドガラスに貼り付けて
食べきったトマトの缶に詰めてある
きみと
 ....
あかるい夜の
かなしい部分が
ループする
いのりは届かず
夜はいよいよ
のびきって

かわいた言葉が
なげ出されるころ
しらじらしい
いたみが
部屋の明暗を
分けていく
 ....
その声でいくら呼んでも
けして届くことはない
ここは夢の中だ

有限な大きさの球体に追われても
濃くなる暗闇に突き落とされても
肥大した意識の中に閉じ込められても
けして声を上げてはいけ ....
根本原因 原初形 相似形 相違形

ありとあらゆる可能の萌芽

ありとあらゆる不能の萌芽

回路 神経 系統樹 個体性

回路 神経 系統樹 総体性

双性生殖 細胞分裂

 ....
心が行き場をなくしたアリみたい
気持ちは飛び跳ねるノミみたい
言葉は風に翻るチョウみたい
僕の目は降水確率120%の空みたい

失くしたものを水平線まで追いかけて
海の上を走って 空の ....
秋夜長
あばばばば
厳めしき隣家の親父の孫あやす
馬鹿くさき猫撫で声の懐かしさ
そは日暮れ
秋刀魚焼く家を過ぎし時
我が胸をも焦がしし寂寥よ
そは薄暮
子らの絶えたるグランドに
天の ....
まずあなたがいて
わたしがいた
そのむこう側に
せかいがあった

空があった
海があった
街があった
人々がいて
季節は移ろい
言葉は交わされた

あなたは世界ではなかった ....
あなたと出会って


瓦礫だらけの心の中に


少しだけ光を見ました



涙の雨がやんで


少しだけ


未来が楽しみになりました





嘘つきなニ ....
広い道のうえには

太い夜空が延びていた

商店街を脇にそれて

焼き鳥屋で腹をみたして

通りにでると風

風が吹いていた

外灯がまだ優しくなかった

宇宙基地に取り残 ....
名前がないもの
例えば

うだるように暑い夏の日に 天井から落ちる 水滴
絞首台のロープの先で踊る 顔の隠された 身体

例えば

晩夏の路地裏で拾い上げられた セミの抜け殻
あなた ....
自分を愛するように
互いに他人も愛そう。
そうすれば楽しくできる。

互いに教えて習って
互いに気遣い
互いに助けて

つらいけど
生きて行こう
互いに大切にする。
二つの月寄り添う空の中 始まるカウントダウン
テラフォームに失敗し 荒れ果てたこの星を捨て
何処まで彷徨う ジプシーの群テイクオフ
カプセルに満たされた羊水 膝を折り再生の時を待つ

こ ....
小さな小さな
無数の鳥の声がする


右手 左手
別々に回る泡のなかに立ち
別々の夕陽を見つめている


どこにでもある川が
見えたり見えなくなったりしながら
 ....
空気が粘土のように冷たくなり、
小鳥のように夜のはじまりを告げる。

葬式を祝福するように、夜の人々は
近い未来の道を歩きながら、
ここには戻らない決意を顔に見せ始める。

時計の針を逆 ....
瞬きの間に過ぎ去ってしまう瞬間を焼き付けよう

悲しい時は ありのまま
悔しい時は ありのまま
偽りの無い表情で写真を撮ろう
出来れば 笑って


記憶の中で変わってしまう思い出を焼き ....
ああ 私は軽く恋愛中毒
人を信じるのが怖いのね
さよなら言われる前に
さよなら言う

ああ 私は軽く恋愛中毒
遊べる男の子をストックする
永遠の嘘をつくのは
お互い様

別に日替わ ....
へやに
入りたくない

たとえばの
話をしよう

たとえば
わたしが
あなただったら
とか
空が
海だったら
とか

たとえば
あなたが
あなたじゃなかったら
と ....
遠く、
海を呼ぶ声が
かさなり合って
海からの声は、もう
ちいさくなった

探せないものはみんな
いつかきれいに
空からくだる

たやすくは
気づけないかたちで
空から降る ....
硝子窓の向こう側
暗闇の中で
蜉蝣の透明な翅が
月の雫のように光っている

―― ヤミガコワイ……

呟き声がした
わずかな物音まで
深い闇に吸い込まれていく

一枚の硝子に仕 ....
暑すぎた夏が終わり
賑やかだった蝉たちも死に絶えて
地中深く 沈黙の蟲となる

キャンパスに描かれた
自画像は完成されないまま
白く埃を被っていた

数々の葛藤が わたしを苛んで 
 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
『君と暮らす』東雲 李葉3*11/9/29 11:12
道端つみき211/9/29 10:52
最後の光番田 211/9/29 9:39
ミックス朧月211/9/29 8:31
一歩花キリン311/9/29 7:33
涙のわけ杉原詠二(黒...1*11/9/29 7:24
秋風シホ.N111/9/29 7:24
夜のひとそよ風3*11/9/29 7:08
御味御付アラガイs5*11/9/29 4:11
Venus4*11/9/29 3:10
缶蹴り佐藤真夏4*11/9/29 2:17
あかるい夜の かなしい部分はるな111/9/29 2:09
シンドローム三上あず111/9/29 1:57
ネクローシス高濱111/9/29 1:38
虫のこころアヤメ111/9/29 1:08
喪失salco5*11/9/29 0:08
不在はるな411/9/29 0:00
希望と絶望とくゆら311/9/28 23:56
外灯吉岡ペペロ511/9/28 23:44
名前という制服さすらいのま...4*11/9/28 23:43
互いにペポパンプ3*11/9/28 23:31
新世界あやとり111/9/28 23:18
ひとつ 外側木立 悟611/9/28 22:49
夜のはじまりYuuki311/9/28 22:45
写真1486 1...211/9/28 22:38
「恋愛中毒」あやとり011/9/28 22:29
たとえばの話はるな311/9/28 22:14
霧に浮かぶ千波 一也3*11/9/28 21:26
【 闇の音 】泡沫恋歌9*11/9/28 21:15
【 メタモルフォーゼ 】5*11/9/28 21:13

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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