詩はいつも
死んだように
思いを 無くした
見えない感覚なのだろう


私は 見た
いつも それを
川の 畔に 腰を 下ろして
一人で 見ていた


なぜ それを思う必要が ....
流れゆく季節の中に
打ち捨てられた想い
『 また、逢えるから…… 』
そう言って笑った
君の白い歯

お互いを忘れない
再会を誓い合って
僕らはそれぞれの街へ
帰っていった

距 ....
駅までの15分



キンモクセイの匂いが

日に日に濃くなってゆく



秋の日差しは暖かい

暖かくて気持ちがいい。



3ヵ月なんて嘘みたい

 ....
友達と遊んで別れてひとりきり
空はとっぷりと日が暮れて
すっかり遅くなった帰り道

お家に帰りたくないよう
きっとお{ルビ継母=かあ}さんに叱られる
きっとお{ルビ継母=かあ}さんは怒って ....
きょうは
新しい空に着がえた
とてもいい日になるだろう

金木犀の風が
雲の影を明るくしている
西も東も
行っても帰っても
道の向こうの山の空の
うすい記憶が
めくれている

 ....
最近はほとんどの時間を
記憶を食べて過ごす

口に含み
よく噛んで飲み込む
そして、
次の記憶を口に含む
生きているのかどうか
よくわからない

会話して
笑って
そこそこのニュース
それから
それから

罪を犯せば
誰かが泣けば

生きてるって
思えるのかな

愛しても
 ....
許すな、と鳴く虫がいる
頭の中の虫で
その声は私にしか聞こえず
いつかどこかで聞いた声
誰かの声
問い詰める理詰めの声

誰をどうやって
何をどうして
汚したと壊したと言うのだろ ....
ニンゲンは幸せだ
猛暑の代名詞になることもなく
熱い息をイライラ吐き
しばしば彼らを罵倒する

(やつらは実に暑苦しい
いっそ冬に産まれてくれればいいものを)

ニンゲンは幸せだ
数 ....
なんどもしたね
なりゆきに任せて
なんども死んで
生き返った


しあわせだった
そうと気づかないほどに
天使だった
かつて
世界中に
贈られた
バースデイ
甘いでしょう
アンドロメダ
死角を持っている
キスすること
必要条件はモロー
プラスチック
ミャンマー辺りの
満つ
板46まい
釘まあまあいっぱい
サランラップいっこ
ネジ4つぐらい
蝶番4こ
ドライバー、マイナス、プラス
ガムテープ
のこぎり1こ、みんなで5こ

幸せには

これくらいあれば ....
一角獣 螺子巻時計 自働機械

紙魚 文書 羅列 蛍光 

暗幕室 司書 小瓶 


放射性物質


収縮 引力 二乗 反比例

距離 放物線 時間 連続縞線

地上 ....
米櫃虫がわれありと叫ぶ

草いきれに身を潜めて

米櫃虫がわれありと叫ぶ

何処へも行けず時計の様な男に背中を刺されて転がる義眼

何処にでもある様な詩を高らかに歌い上げる

 ....
1限の講義は起きた時には終わっていた
2限の講義は遅刻してまで出たいと思わない

何となく携帯電話をいじっていたら
絶好のタイミングで彼女から着信

出るの早いねってそりゃそうだ
ちょう ....
指の腹で押し潰す頬の、
薄皮一枚先を流れ去る
君はすっかり青ざめてしまって
嘘のような住宅街に漂う金木犀の香りと
ぶら下がる総菜屋のコロッケは
いつだって口論を止めずにいるか ....
駅のトイレで歯をみがいた。

わたしは害虫だった わたしにとっての。わたしはわたしを食い荒らしわるいものへとする害虫だった。わたしがわたしを喰らうためには−手っ取り早いのは男と寝ること。どうし ....
私は何も持ってはいない

輝かしい栄光も

妬むべき宿敵も

愉快な思い出も

乗り越えるべき壁も
病や

貧困や

苦労さえ


私は私でここにいる
昨日も

 ....
鏡って動画なんだ
鏡って生中継なんだ
鏡って真実なんだ
テレビを鏡に映して見れば
真実が見えるのかな
「ここで記念写真を撮ろうか
 セルフタイマーで」
「ねえ、真実を写したものが写真でしょ
 なぜ真写ではないの?」
「写したものが
 真実に見えるから写真なんだよ」
けたたましい音で
強制的に手に取るはめになる
iPhone
壮快ないたずら電話
壮快で軽やかないたずら電話


けたたましい味で
強制的に涙するはめになる
トウガラシ
壮快なトウガ ....
塩の寺院を映す川
流れの外に冬は来て
人のものではない足跡を描く


常に 既に
先をゆくもの
黒と緑
終わる午後


坂の曲がり角をのぼる影
だが誰も のぼっ ....
携帯電話の電源ボタン



電話を切るとなんだか

泣きたくなって涙が涙が



すきですか?と聞いてみて

すきですと返ってきた



途端に嬉しいか悲しいか
 ....
小さな小さな自分の世界のごちゃごちゃが嫌になる

心の数だけ ごちゃごちゃがあるってのに

一人分すら処理できないでいるから 大変なんだ

あーって仰いでみると 変わってねぇ

なんも ....
ドット絵の竹林を歩いていた
瀕死の仲間達を引き連れて

ボスを倒して洞窟を抜け出した時
竹取りの村はすぐそこに見えたけど

遭遇した鬼から痛恨の一撃を受けて
最後のセーブポイントまで戻さ ....
海上の水銀のレールを栗鼠型のランプが走る
僕は腐った正午の淵を裂く
愛する女の青い影を抱きながら
銀河の稜線はあっという間に楕円を描く
あるかなしかの国境は音をたてて崩れる
さようなら さよ ....
手紙をちぎってください
ひとつふたつ色づくまえに
すべてを忘れほどけたつぼみが
身をよじり花ひらく頃
すでにその使命を終えたわたしを
しっかりと見届けたなら

夢うつつのまに時は過ぎ
 ....
そこがすべてを決める
場所でもない

少しぐらい
いい感じだからと言って
どこにでも通用するとは
限らない

大概は
勘違いに他ならないのだが

誉めそやされると
そんな気にも ....
 
 
レジの長い列に並ぶ
列は進んでいるのに
なかなか順番は回ってこない
季節はいつしかすっかり秋となり
半袖のTシャツでは
肌寒く感じるようになった
小腹も空いた
トイレにも行き ....
  わたしはあなたを愛しています
  日は沈み夜が街をつつみます
  空を飛んでいた鳥たちは
  どこへ消えていったのでしょうか
  わたしはあなたを愛しています
  なぜならあなた ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
秋の土手番田 111/10/3 13:36
【 再会 〜 果たされなかった約束 〜 】泡沫恋歌7*11/10/3 12:30
中央病院からハリマ311/10/3 10:32
彼岸花[group]未有花20*11/10/3 9:42
天気予報yo-yo5*11/10/3 6:43
私は老人夜明けまえの...911/10/3 1:57
光る闇uminek...5*11/10/3 1:09
熟れた鳴動111/10/3 0:53
黄昏ナツの一生佐々木妖精7*11/10/3 0:45
なりゆきはるな311/10/2 23:56
禁猟111/10/2 23:52
設計図吉岡ペペロ211/10/2 23:34
絶対幼児期高濱011/10/2 23:30
葬式011/10/2 23:23
自主休講のススメ[group]1486 1...311/10/2 23:20
mash mellow山中 烏流6*11/10/2 22:40
駅(夜)はるな311/10/2 22:38
蒼井真柚011/10/2 22:37
もう鏡しかないイオン2*11/10/2 22:32
祈念写真2*11/10/2 22:31
けたたましく小川麻由美1*11/10/2 22:16
夜へ 夜へ木立 悟411/10/2 21:53
キンモクセイハリマ211/10/2 21:50
ごちゃごちゃ甲斐シンイチ211/10/2 21:00
竹取りの村[group]1486 1...211/10/2 19:49
孤独ぎよ211/10/2 19:27
はねのない蝶ゆえづ211/10/2 19:04
血は余った皮にも流れている花形新次411/10/2 18:51
レジに並ぶとたもつ611/10/2 18:48
Baby I Love You[group]草野春心5*11/10/2 18:25

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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