教室で友人の頸を切る少女
返り血が飛沫く制服
 
教室で手首を切る少女
誰でもよかったの

教室で友人を全裸にする少年
そのままパン買って来いよ

教室で友人の人体実験を始める少 ....
線が
思惑に触れて角度を変える
その鮮やかな反応
点々と落ちる
幾つかの俗情を振り払い
歩き出す私たち

今日もまた
背の後ろで翻った背に
声を掛けることさえできず
握り締めた ....
二十もしたの女にあらゆる猥褻を注いでいる

女に命令をする

女に触れずに女をいじめる

人工衛星から夜の日本を見つめている

青いバイブがふたつの穴をほじる

日本がライトアップ ....
夢のタマゴ産んだのは僕だから
どんなに脆く小さくたって
割ったりなんかしないからね

ずっと温め続けてきたんだから
笑われたって馬鹿にされたっ
手放したりなんかしないからね

いつ孵る ....
ひとつ ひとひら花弁散る
ふたつ ふたたび会う日まで
みっつ 蜜色飴とかし
よっつ 夜明けの月薄く
いつつ いつもの日に戻る
空港に来たのは
会いたい人がいるから

友達は皆先に相手を見つけて
残されたのは私一人

私の目当ては人気者で
大勢のファンに囲まれていて
ふさわしくないと思ったから
声も掛けずにそ ....
七夕の0時に叶いもしない夢を見るのさ。
描くストーリーが全て終わってしまったのだから。
甘い錯乱に塗れた僕が夢見る夢は、
僕と君が結ばれる遠い遠い星の輪廻。

霞んだ睡眠の中で、僕等は一瞬だ ....
突然の雨に降られるコトって多い

雨に 降られる
この表現って どうなんだろう

雨 が 生き物の様な感覚

貴方に 振られて 哀しかったの
そんなフレーズも 思い浮かぶ

とにか ....
色素のない目で
晴れた日を煮ている
寒い日でも
ビールを飲んでいるのは
腐った体の中で
黒い陽が
沈もうとしないからさ

分厚いパーカーを
スタジアムジャンパーの内側に着込んで
 ....
すべりだいを
どこまでもすべっていく

いぬのこえが
すこしずつ
とおざかっていく

かいいぬのなは
クロといった
そのなまえさえ
いまはおもいだせない

トンネル ....
耳が捉える音ばかりでない

今流れている音はフシギ

僕にすっと入ってくるんだ

透き通っているくらい心地よい

軽い 躍る ふわり

その割にぎゅっとくる悲しみ

五段かいだ ....
力を籠め
直角を形作る釘を抜く

秋の初めの陽射し
うっすらと汗をかき
 N釘 和釘 五寸釘
 丸釘 ステープル
 亜鉛鍍金(めっき)の太め釘
あらゆる釘を抜いてしまう
すると匣(は ....
いしきもなく
からだが
せいちょうしていく

はをしげらせ
みをならせ

はなをさかせる
おかあさん

みあげるわたしは
いつまでも
あなたのこどもでした

 ....
人は皆
ありふれた日常のなかで
少しの無理や
少しの後悔と
日々闘っている

そんな自分を
たまには労わってあげよう
ほんの少しの贅沢と
ほんの一握りの愛情で

コーヒーに一匙の ....
あの娘は、ブルウで

電話線の

むこうにいる

なみだがでるまできらって

と言うので

やさしくしたくなる



だれかで埋める

さびしい夜が、もしきみにもある ....
誰もいない荒れ野に わたしはひとりぼっち
月の表に立っている 今わたしはひとりぼっち

重力のないところで計られた ひさかたの光
空気も水も 温もりもない わたしがひとりぼっち

辛い ....
  まむれくし。



  と、
  きみが発話し、
  鋏をいれたばかりの
  あたらしい、
  きみの
  栗色をした髪と
  まむれくし。
  と、
  震えた空 ....
  宇宙が
  じっとこちらを見つめる夜
  惹かれあいたがっている
  わたしよりもきっと
  歯磨き粉のほうがさびしい
あきらめてみる

たとえばわたしでいることをあきらめてみる

すると亡くなった母のこととか
ひとりぼっちの寂しさとか

なんだかふぅっと身軽になれて

お線香のくゆりは相変わらず苦手 ....
ありふれた言葉が好きだ
使い慣れた工具のように
なんだって 作れるから

人を切り裂くような刃も、包み込むような温もりも、
言葉の鉱石を鍛え 糸を縫い合わせて
この手に 携えることが出来る ....
 
 
熱帯植物園の温室に
雪が降り積もる
さっきまで君と話をしていた
多分、話をしていた
メリーゴーランドの馬たちが
干し草を食む
クジラが次のバス停を目指して
暗い海を航行する
 ....
灰色の 空
圧力釜の 蓋
沸きかえる 想い
人々はみんな 煮崩れていった
首を垂らして歩けば
私の影で縁取られた道路が見える
雨上がり、ミミズが這い上がって
そこいら中でダイイング・メッセージ
無性に腹が立って
傘をぶん投げる

私のこと、好きになってくれよ
絶望があるのと同じように
希望も存在する

楽しみが永遠に続かないように
苦しみも永遠に続かない

人生を希望の方向へ
希望の方向へと
向けていきたい
太陽に向かうひまわりのように
 ....
現実を見ると怖くなるが

それでも羽をばたつかせ浮力を得るんだ

純然たる生き死にへの矛盾は

最後に答えの一部に成ると信じて
 
忙しそうな街を
60年代のジャズを聴きながら人波に乗る

風の無い街に人は似合わない

行き交いが生む風で人は活きる

その中で私達は生きている

風は吹いているか?

その中で ....
寒さの増す10月

在り来たりな姿勢でベンチに座り私を待つ

白い息を指の隙間から漏らしながら

在り来たりな姿勢でベンチに座り私を待つ

寒さの増す10月
 
            111003


予定調和の気分のままに
あれがマンダラこれがキナコと
笑い出す
ひどいものだね
ツクツクホウシ
ボタンを押したら
お別れねと
9月末には居 ....
今だから言うけどさ
好きだったこと、あるんだぜ

君はいつものようにいたずらっぽい眼をしていうんだ
「へええ。それっていつのこと?」

そうだねそれは
あの日から、昨日まで
昨日までの ....
おい俺いま泣いているのか

薬物に少しおぼれたことのある俺が

今はまったくやっていないだけじゃないか

当たり前の生き方をしているだけじゃないか


だれも褒めてはくれない

 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
噤まれた口高濱211/10/4 2:09
apoptosis高梁サトル811/10/4 2:07
回転している吉岡ペペロ511/10/4 1:28
ウズラ1486 1...111/10/4 0:59
ひとひらの数え歌あやとり111/10/4 0:44
ただの夢[group]1486 1...211/10/4 0:30
星の見る夢雅寛011/10/3 23:34
ふられて藤鈴呼3*11/10/3 23:07
クリア組成竜門勇気111/10/3 22:44
滑り台小川 葉311/10/3 22:26
marica...111/10/3 22:24
釘抜きつむ6*11/10/3 22:19
植物園小川 葉311/10/3 21:47
心に魔法を菜穂3*11/10/3 21:28
クロオゼット・イン・ラヴ甲斐マイク2*11/10/3 20:12
ひとりぼっちアヤメ111/10/3 20:03
まむれくし草野春心511/10/3 19:56
歯磨き511/10/3 19:50
見つめるひと恋月 ぴの3011/10/3 19:45
ありふれた言葉さすらいのま...5*11/10/3 19:41
話をしていたたもつ611/10/3 19:21
さすらいのま...411/10/3 18:47
青春の苛立マフラーマン4*11/10/3 18:34
無題渡辺亘811/10/3 17:27
願望から始める徘徊メガネ211/10/3 16:53
風は吹いているか311/10/3 16:14
ラブストーリー011/10/3 16:00
ボタンを押したら(改作)あおば2*11/10/3 15:32
あの日から、昨日まで高野五韻311/10/3 15:20
告白吉岡ペペロ411/10/3 15:11

Home 戻る 最新へ 次へ
2835 2836 2837 2838 2839 2840 2841 2842 2843 2844 2845 2846 2847 2848 2849 2850 2851 2852 2853 2854 2855 2856 2857 2858 2859 2860 2861 2862 2863 2864 2865 2866 2867 2868 2869 2870 2871 2872 2873 2874 2875 

【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
4.51sec.