梨の始末をどうしよう
この梨を線路に設置して
レールと車輪の間でひき潰すなど
してみたいが
どこか目立つところに
置き去りにしてやりたいが
梨がきゅうきゅう鳴くので
ずっと持っている
....
二階から目薬ってホントに無理なのかしらね
その前に やった人がいるんだとしたら
そいつはかなりのバカ者なんじゃないかと思うわ
いや いい意味でだけどね
棚からぼたもちっていうけど
そんな ....
太陽のカーテンがあがつて
君にKissをする
柔らかな声で
寝癖のついた髪で
聞こえてくる
きみのおはよう
僕は幾千もの浜辺にうちあげられた流木
海と風と ....
1
君の眼の内容に鉱脈が続く。僕は君の眼の地軸が太いことを君に隠してきた。君には幻覚を売る権利がある。そして眼の先端を選ぶ権利も。僕には君の血の流れる音がまぶしすぎて、脂肪の宛先を忘れてしまう。 ....
1
静かな糸で縛られたふたつの命。命が影のように伸びていくといつか人間にぶつかる。初めまして、僕らこんなに遠かったんだね。お互い嫌いなほうの手で握手しよう。服さえあれば知らない街でもさかのぼって ....
遠くの街からやってきた
遙か 遠くの 街から
彼らはやってきたのだろうか
そんな気のする
私の眠り
眠りなのかは
わからないけれど
今日もそうしている
どこにいくのか わか ....
たぶんそう思うかもしれないけれど
そんなこっちゃありませんよ
だから何回言おうとわたしはそんな風な目で見ていませんよ
もっと確実な方法はありませんか
それだけあなたはとまどって ....
mixiも ブログも Twitterも やってるの
そんなにつながりを求めてるの? って 言われると
多分そう と 答えるしかない
初めは 面白いから始めたの
だから 飽きたら止(や)める ....
{引用=祝婚歌}
旅は美しい
金のウンコを過ぎた辺りで助走に入り
爆発的加速でトップスピードに乗れば
船尾のエンジン焼けのひどい匂いも後方へ置き去られ
大川の生ぐさも顔打つ風に堤へ跳ね返され ....
膨らむ想い 奪われた心(ハート)
こんな気持ち初めてさ
恋愛(こい)は遊び 束縛は嫌い
そんなオレを夢中(マジ)にさせた
紅蓮よりも熱い瞳で オレを虜にしたね
覚悟はいいかい? 君を溺れ ....
研究室に女が入ってきて
めがねをしていて
地図をスキャナに読み込ませて
香水のにおいをさせているから
はなしかけなかったら
でていったから
じぶんが
わるものとして
あつかわれて
い ....
セルロイドの花が咲いている
背景のない淡い闇のなか
赤い花も緑の茎も葉も
ツルンとしていて
それなのに/だからこそ
異様な存在感を放っている
それを見ている僕にも
背景のない ....
世界がゼリーだ
わたしはゼリーじゃない
世界がゼリーだ
さんさんなな拍子のリズムで
みんなそうやって生きているなら
それはゼリーだ
帽子を被れ
わたしを視線からかくせ
見えない ....
あやうげな尖塔
さびしさの鼓舞
きらびやかなのは、包囲の目
負よ、閉じなさい
無が緩やかに解かれてゆくまで
100%の果汁は苦い
知っているのにほしくなる
ホンモノにこだわる
私は偽物
ほんとうの私を
探してる/今夜も
ないないない
とおもいたい
あきらめて
グラスの中のオレン ....
ひとりぼっちの女の子
机に前髪が落ちそうだ
あともう少し
針先ほどで届かないあなたの言葉のように
寂しさが髪の先に
しずくをつくっている
秋の薄日が 山の稜線にも
乗り捨てられた車の ....
君は
たった独りで
この行き場の無い街の中を
頗る、寂しく
歩いてた。
そして、僕は
たった独りで
この行き場の無い街の中を
酷く、悲しく
歩いてた。
そん ....
宇宙に開かれた水の滴
表面張力によって浮かぶ
塵芥の島嶼の一部の
寄生する細菌細菌
細菌が人生
泥の堆積/火の木端/夢に沈む
雲の破片の沈殿物
屋敷の塀の高さに隠された
思い出 ....
朝昼晩、おはぎだよ
無人島に何か一つ持って行けるとしたら、おはぎだよ
死ぬ前に最期に食べたいのは、おはぎだよ
昔ながらの麺類・丼もの屋が店先で売っているおはぎにかぎるね
そりゃ ....
甘い香りの果実が笑う
…誰がわかるわけでもあるまい
点数稼ぎで農薬まみれ
食う虫殺して叫ぶ「召し上がれ」
いつの時代も愛されたいから
流行に流され色艶輝け ....
何一つ確かなモノなど無く
何一つ信じる事も出来ず
何一つやり遂げる事の出来ない私は
人にいったい何を言えるというの
着飾るだけの
腐食した心を
直視する勇気もなく
また落ちて
....
ふるふるあめふる火花ふる
鉄の炉端の熔接の
ばちばち火花のあめふるを
がらすの傘さし散歩する
ねこはあめふりいやがって
わたしの肩からはなれない
....
あなたは、それじゃ駄目
少しばかり良いことが起こっても
それを怖れる
また悪いことが起こるのではないかと
怖れて
良いことの芽を摘んで
しまおうとする
もう十分に
....
あなたを
埋めてしまわなくては
なりません、突然の雨に
暴風に、雷に
あなたが苛まれないために
土深く埋めてしまわなくてはなりません
スコップに土をすくい、 ....
もうほんとに嫌いな人がいて、我慢ならなかったんです。
それである祈祷師にお願いして、呪い殺せないかと聞いたん
ですが直接呪い殺すことはできなくて、私に「好きになった人が
死ぬ呪い」をかけることは ....
打ちまくれ 打ちまくれ 打ちまくれ
空のない道と
明かりのない部屋
珈琲色の悔やみと
黄金色の砂漠が
赤道とニュートリノの間で消えていく
だから
打ちまく ....
誰一人孤独を抱えていない者などないのだ
夏の日差しの下
笑い合う恋人にも
戦い抜き
栄光を手にした戦士にも
異なる形の 異なる色の 異なる大きさの
孤独が
平等に手渡される
....
例えば今 深い海の底で
目覚めたなら そこに 何が見える?
何も動くものはない ただ君だけを除いて
例えば今 霧が晴れたとして
目覚めたなら そこに 何が見える?
誰も気づくものはない ....
朝起きて お天気がいいと
布団を干そうと 張り切ってしまう
ワイドショーに 好きなタレントが出ていたら
めっちゃ嬉しくて 一日中ハイな気分
クッキーと紅茶で 午後のティータイム
仕事と ....
天よりおちる
地表に向かってまっすぐと
天よりおちる
空の色が青く
天よりおちる
風との摩擦に耐えかねて
天よりおちる
ボロボロ形が崩れ ....
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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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