君が大好きだった…
アメリカンドック

久しぶりに…
買って食べたよ

一口かじった瞬間
君との時間が…
思い出されて…
涙がポロリ

ソーセージを
衣で包んだ
アメリカンド ....
夕暮れの海
東はステンレスのように冷ややかな薄いブルー
西は白熱した銅線のようなオレンジ
お前は美しい
限りない数の表情を持ち
いつもどこかを目指している
お前は優しい
あるゆる色を映す ....
電気でできた僕らは

吐き気と目眩の海の中で

青白い体を横たえて

血を吐き

その血を夢に透かしてみては

奇麗だとうなずく

そして

波しぶきを散りばめた街の

 ....
ゆうちゃんは無口な転校生だった

四年生の春に
ぼくのクラスにやってきた
ゆうちゃんと、ぼくは
なぜか気があって放課後はいつも一緒にあそんだ

がっこうは友だちできへんからきらいや。
 ....
あなたは言い放った

私には関係ないから
好きにすれば?


ずっと信じてた
あなたは私のことを
心配してくれる人だと

私は今まで本気で
あなたが好きだったよ

愚痴も相談 ....
俺はうんざりしている
ジャパニーズドリームなんて
どこにもありはしないんだ
奴らは真実に目を瞑って
ガムシャラになって
突っ走っている気になっている
贅沢な食い物を爛れた臓物に詰め込んだり ....
今朝の風が運んできた
遠くの君のことのは

くすぐったくて
うれしくて
大事に大事に胸にしまう

どんなに苦しくっても
歩いてく
今の私のままで

君との思い出
いつか薄れてゆ ....
やさしい光の数々は レントの風に乗って
流れていきます
どこへ向かうのか 知ることはできないけれど
きっと幸福があると推測するので
ぼくはこの身を任せて 光と一緒に
流れていこうと ....
 

ほむらだまりに蝶が来て

口をのばしてほむら呑む

青く輝く羽色は

ほむら呑むほど ほむらに染まる


ほむらだまりが巻き上げる

風にほむらを羽ばたかせ

蝶は ....
 

ほむら月夜の三日月は

あかく夜空に揺らめいて

うるしのように黒い竜

ほむら月夜の三日月に

巻きつき爪たてかじりつく

揺らめくほむらの端っこを

うるしのよう ....
街の中に確かなものは何もなかった
生きていることだけ
長いぼんやりとした毎日の中を
ぼんやりと 糸を 伝うように

忘れられたらと思う
今までのぼんやりとした苦しみの類を
私の見ている頭 ....
 

ほむらのほなみはかぜそよぎ

さむさのにおいをひがてらし

ほむらのほなみはかりとられ

まちわびはじまるあきまつり

ちょうじゃのたたくおおだいこ

みんなたわらはいっ ....
お盆の上に
ラーメン丼、ふちまでお汁をこれでもかと
お汁の上に炒めた肉を積み上げて
肉の上にレッドペッパーこれでもかと
横にはまっかな林檎一個

しずしずと持ち運ぶ
長い廊下を
食べた ....
哀愁のコートを纏い

感傷の中を走り抜けて

憂鬱の煙を吸い

恍惚のため息を吐き


嘲りのヒールを鳴らすと

マゾヒックな水溜りが弾けた




煩わし ....
他の女の子よりも、
三千円高い女を呼んでみた
出勤表から消えていたので、
てっきりキャンセルだと思って、
他の女の子を写真であたっていたら、
ふつうに22時過ぎに行きますということだった ....
ひかってたのは
真珠じゃない
水滴じゃない
耳飾りじゃないし
ドアノブでもない

疲れていた
疲れていたし
悲しかった

ひかってたのは
真珠じゃない
泣いていたのは
君 ....
当たり前に動く この体も
ずいぶん使い果たしたものだ
これは借り物の器
自分の物であるのは魂だけ

それすら神に与えられた奇跡なら
空気に漂う気配だけが
己自身なのかもしれな ....
敷き詰めた地雷
踏まないように爪先立ちで歩く君

だけども小指が当たってしまって
凄まじい音と共に
私の心に闇が迫る

“ごめん、ごめん”と焦る声
熱くなる目頭
笑いたいのに、笑 ....
酔った足元がふらついて

自分がまだ歩いていたことに気が付いた


鳴り響く音楽は平和と叫ぶ――

――遠くでサイレンが人を運ぶ


クラクションで威嚇するトラック――

 ....
奇を衒う、という作風は
技才ある方がやるもんです
私のようなあんぽんたんには
到底真似できやしないのです


弁えております
それに及ぶ才がないことも
学に費やす気がないことも
努力 ....
歩道と車道の間にある細長い縁石を

すべからずの谷と呼ぶ男がいる。

「周りに高い建物があればある程、俺は燃えるんだ。」

「この高揚感をあなたにも感じさせてあげたい。」

と道行く人 ....
光が
眼を射抜く
明るさが
全身を焦がす

闇と静寂のうち
それだけが
僕を活かす
空間と時間

夜のサイレンが
耳を衝く
胸騒ぐ
遠いかすかな音

風が空が
笑っ ....
こんなに蒼い夜なんて
マグネシウムが発火して
残像、点滅、浮浪、波紋
ちりぢりなった光の幻がおもいおもいに集まり
光の切り絵でかたちどる街の風景

こんなに蒼い夜なんて
トリケラトプスが ....
高速の事故渋滞のせいで下道も混んでいた

何台かが裏道に抜けてゆくのに付いていった

そしたら知らないふとい道に出た

駅前のように店が沢山あってマンションが並んでいた

なんで今まで ....


抜けるような
青いうしろめたさを



ぽっかり浮かんだ
白い嘘でなぞって



可憐な
ピンクのあてどなさを



みずみずしい
緑のお節介が抱き ....
膣のないパン屋と
バグだらけの牛乳屋を
定期券片手に往復するだけの日々。

こういう月の見えない夜には
機上の人になりたい。
福引き末等の赤い赤玉を
小枝と一緒に運ぶ小鳥の
白い機上の ....
てのひらに
乗らずじまいの鳥でした

だから
わたしを探すなら
むこうの風の
枝あたり

落ちるともなく
揺られ続ける
木の葉の
ような

ささやかに
確信めいた一枚の ....
あの日は遠かった

今はもうこんなにすぐそばにあるけれど

思い描いた未来とは

ちがっている



私の思い描いた想像のなかにあったのは

小さな灯りの中にある

ささや ....
枯れてしまった微笑み
風も光もない瞳
その手を握ろう 暖めよう

何もなくても 側にいる
なにかあったら その肩に手を置くよ

君と私のいる場所の
次元すら異なってしまったとしても
 ....
表と裏から
挟み込んで サンドイッチ
そんなゲームが 有ったような

手つなぎ鬼は
一人じゃあ 出来ないの

缶蹴りの 準備くらいなら
あの 自動販売機の前で

カランと音させてか ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
アメリカンドック清風三日月211/10/18 16:51
海へさすらいのま...4*11/10/18 13:38
白いクジラ空中分解3*11/10/18 12:27
陽だまり 2011たま37*11/10/18 11:45
バイバイみふみ311/10/18 9:47
Assなき暴走[group]花形新次2*11/10/18 8:53
風の香り朧月211/10/18 8:22
きみの名はあまね2111/10/18 8:13
ほむらだまりに蝶が来てmortal...111/10/18 3:57
ほむら月夜の三日月は111/10/18 1:42
俺の心にはいつも番田 111/10/18 1:28
あきまつりmortal...111/10/18 1:28
こんな流れもある木原東子5*11/10/18 1:09
道化faik7*11/10/18 0:26
三千円高い女はだいろ711/10/18 0:07
ひかってたのははるな211/10/18 0:05
魂の行方菜穂1*11/10/17 23:56
お互い様なふたり三奈1311/10/17 23:50
帰路faik0*11/10/17 23:41
遠吠5*11/10/17 23:37
すべからずの谷灰泥軽茶111/10/17 23:29
日と夜のあいだにシホ.N311/10/17 23:19
蒼い幻灰泥軽茶3*11/10/17 23:10
知らないふとい道吉岡ペペロ411/10/17 22:53
陳腐nonya24*11/10/17 22:48
機上の人シリ・カゲル111/10/17 22:36
枯葉千波 一也3*11/10/17 22:09
遠い未来桜 歩美1*11/10/17 22:03
白い歌凪 ちひろ311/10/17 21:30
孤独なサンドイッチ藤鈴呼7+*11/10/17 21:28

Home 戻る 最新へ 次へ
2819 2820 2821 2822 2823 2824 2825 2826 2827 2828 2829 2830 2831 2832 2833 2834 2835 2836 2837 2838 2839 2840 2841 2842 2843 2844 2845 2846 2847 2848 2849 2850 2851 2852 2853 2854 2855 2856 2857 2858 2859 

【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
4.25sec.