青くひろがる大空と
遥かに続く砂の海
白と青との境界に
大きな骨が埋もれてる
眼窩のあいた頭蓋骨
牙の並んだ顎の骨
アーチの並んだ肋骨に
涙の流 ....
あなたが不幸になるのは絶対いやなのに
幸せになるのも絶対いやなのは
まだ好きなだけじゃないからなのだろう
幸せなあなたを見かけたら
飲めないお酒に酔ってしまったような
....
絶望と希望はいちにち一往復が限界だった
苺のような滴りに身をゆだねながら
時を呼びよせる甘い夢をみている
木から落ちてゆく大きな白い花びら
スローモーションの重みの永続
僕の傷口で虫たち ....
足音忍ばせ獲物に近づく
シルエットはしなやかなBLACK CAT
月の粉を散らしたネイル
纏う香りはスノウフレーク
イチミリの隙もなく磨き上げて
すべてはココから
MISSION ....
遊覧船の幽霊、と、融解、
は
湖、そう、湖だ
おまえは笑っている。
糞尿の中、で、も、
安楽を光らせている。
だがおまえは、泣いていやしないか
その乱れた髪は、乳白色のともしびではな ....
湿った自転車を押して
海に向かいます
水つながりで
相性がとても良いのです
防風林の間を進むと
しばらく進むと
ポケットに小銭があります
ものが買えるくらいあります
壁に手 ....
赤い傘を彼女の隣りで差す男。
かわいい彼女に良く似合う。
散った彼岸花の傍を走る僕。
秋の細い雨が良く似合う。
黒土、
氷晶、
霜柱。
霰ころがり。
新芽、
日光、
桜花。
小鳥のあしあと。
葉桜、
新緑、
にわか雨。
翡翠に息吹き。
抜殻、
枯草、
弦の月。
涙しみこ ....
近日中におもしろい出し物があると聞いていたからずっと待っていたらなんてことはなかった 。
ぼくがアラブの王様になるたったひとつの理由を描いた話だった 。
「どうだった?」とアラブの人から ....
ことばに
よじのぼって
泣いたり
笑ったり
しているが
水分を
ひとつも
よこさなかった
好きだ
と言うと
自分の
腕が
抵抗する
ふさわしくない
と
ケーキを
取り落 ....
新横浜だ
あと20分で東京だ
新幹線のなかでは2回寝た
ひとの心について考えていた
たぶんぼくらは百年後
だれの記憶にも残らぬ存在だ
ぼくらの主義主張なんてもの ....
やわらかく
きみのこころをおして
はねかえるおもい
すとれっち
いきをゆっくりはいて
かたくななきもちを
しなやかにする
りらっくす
きみがあたえる
あたたかなあいで
まあ ....
炎に包まれた車の中で
絡み合う最後の優しさ
弾ける音は皮膚の音で
流れる油に血が混ざる
口づけする二人の姿が
最高潮の音楽にも似た
黒く悲しい歪みの様で
彼ら ....
巷の秋に目を見開いた空は
もうさよならする太陽が帰って行くことも知らず
振り返った瞬間 涙をこぼす
秋雨よ
わたしを揺らしていて
秋雨よ
倒れ伏すわたしを打ちつけていて
伸び ....
肌に触れていた暖かさが
冷めたポトフみたいに
いつまでも続かないことを
知ってしまった昨日の朝
だからこそ
今そばに寄り添う
ぼくの体温より少しだけ高い
心の暖か ....
さよならなんて 言えないて
君たちが弾けているから
とてもお洒落な気持ちにさせるんだ
みんな逝けてるw
こんな広いところにこんないっぱい
はち切れそうだ肉がw ワーワー
カメラ目線やめてほ ....
見たことのないものが見てみたい
もっと近くで
こっちを見ていてね。
天気予報が外れた
大丈夫、誰も怒ってない。
職員室 ....
白い菜園に 実を結んだ言葉
それを摘み取る 冷たい指先
醜いものは はじいて
麗しいものを つまんで
己が息に触れて 眼鏡は曇る
籠に集めた実りを 俎板に揃える
食卓に並ぶ 自家製 ....
落ち葉を拾って
小さな切手を貼って
送ろう
つたえる人はいないが
つたえることなど
無いが
手紙を
送りたいのだ
たぶん
未来に
まだ生まれない
現象に
ツタエタイ
....
私はいつも見つめていた
失うこと自体が いつも
怖かった 夢の中で 私が 毎晩
ひとり 途方にくれて 思うことは
いつも とても少なかった
ひとりの人間ではなく
私自身であることのほか ....
生きてるだけでもうけもん
さんまちゃんは言う
そうだね
ときどき
2ちゃんねるをみる
実にうつくしくないことばの羅列
そうだ
ボクらは紙一重で
生きてる
生きてない
ここは ....
君が見ているものが
僕には 見えない
君が足を踏み入れる場所に
僕は 行けない
だけど たぶん それでいいんだ
見えないことは 祝福でもある
留まることは 安らぎでもある
眼 ....
きはひとりでは
きになれないことを
しっている
だから
もりになった
さみしいなんて
ことばもしらずに
嘆きを海に投げかけてみた
試練の波が激しく返り
嗚咽をあげた私に
百雷の海鳴りが
怒涛のように
私に叱咤激励を置いていった
黒塗りの車を目にすると
自然と 厳かな気持ちに成る
心が きゅっ と 引き締まるような
一瞬 苦しくなるような 感情
磨き上げられたボディー
運転手は 白い手袋
長いリムジンか ....
星明かりの駅が
ひとつずつ滲んでゆく
瞳は
乾いてなどいない
まったく逆だ
夜から
いちばん遠いところが
すべてを飲み込み
夜を生むための
夜になる
そこに
ある ....
きょうもかわいくてうつくしいね
かわいいかうつくしいか
どちらかひとつにしてください
と
つぶやくことによって
10ねんごくらいに
かのじょになる
という
かのうせいがあるから
きょ ....
猫のひげが巻きついた星の判断が秋風に吹かれている。小石はその巨大な耳を痙攣させながら酒場という酒場に愛のリキュールを撒き散らしてゆく。そのとき雨の棺を夜が跨ぐ。すべてを照らし出す幼年時代の夢想が彼女の ....
私は息詰まり行きどまりそうになり
どうしようもなくなったときに
小指を鉛筆削りの中に入れ
小指に繋がれた色々な糸と一緒に削ってしまう
それがいいことではないとわかっていながらも ....
どうして私が名前を変えなくちゃいけないの
結婚に向けて大人にならねばと思いつつ
決まりきった事 承知した事 そうしたい事
であるにもかかわらず
持って生まれた姓を 旦那の姓に変える
....
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