電話が鳴る
慌てて冷蔵庫の扉を開ける
受話器が耳に冷たい

+

電話が鳴る
慌てて冷蔵庫の扉を開ける
外はすっかり夏のようだ

+

電話が鳴る
慌てて電話機と冷 ....
今日2011年10月22日、
夕べ5時20分なのに暗い

冬至までふた月もあるのに
隣りの雨戸が静かに引かれた
5時過ぎれば明かりを点けて
籠って私的な時間となるのだろう

うちに何と ....
  あははとわらって
  はらっぱはしった
  あはは、
  あはは、
  ばかみたい。


  いひひとわらって
  きみにちゅうした
  いひひ、
  いひひ、
   ....
命は螺旋

星は輪を描いて

私は

ゆっくりと分裂の限界に近付いてゆく
 
おれとおまえと
ついに頂上決戦
戦慄く足元
吠える顔付き
いやんなっちゃうね、まったく

今までこまこま色んな奴と勝負して
やっと勝ち上がったはいいものの
どうやらおれのやる気は
音 ....
 {画像=111022145824.jpg}
ヤギ!

そんな訳ないでしょ
こんな街中に

ヤギがいる!

どれどれ

  先を行く子が飛びはねる
  ブロック塀を抜けると四角の ....
頭蓋骨にできた
真新しい裂け目から
溶岩のように少しずつ
少しずつ溢れ出し
酸化され忘れられる
無数の棘で成立した
忌まわしい果汁

マイナスの体温で
初めて気づかされる
曾祖母の ....
扇風機がうつむいて
右や左を見回している
探し物はなんですか?
あの日、海岸で拾った
貝殻なら引き出しの中

扇風機がそっぽ向いて
止まってる、そばで
あなたが寝ている

今は探す ....
言葉の意味を知らないこどもは
オウム返しに使うという

切ない気持ちになったとき
切ない切ないと言い続ければ
あなたは手を添えてくれるだろうか

急ぎ足の大通り
向かう先はどこなのだろ ....
同じ種類だから 問題無いだろう、と
缶と瓶の中身を 氷で溶かして 混ぜ合わせた

ずっと 呑みたかったんだ
だけど 外出する元気なんて
持ち合わせてなかったからサ

きゅっ と 絞ってみ ....
ほいと 見知らぬ人から 
土のついた球根をもらった夜
その人の 笑顔が こだわりのなさが 
他人の私に わたされた 球根が
わたしの夜を あたためる

昼間と違い雨が降 ....
もうぼくは
払いますよ
ママのまくらも
おいてきた
耳のおくにはほこりが詰まっているんだ

お札を数え
ボタンをつまみ
丸まった伝票には
国の宝が

船にのりたいか
終電車は目的地まで届かず
私の気分はバンジージャンプあとの伸び縮みするゴム
はてどうしようか、
タクシーに乗ろうか乗るまいか
歩いて帰ろうか

夜の気分はおいでよと誘う

自動販売機は ....
つぶ、つぶ、と
沈んでいく
記号に
さいなまれて
言語の
原始は
もえてしまう

わたしたちの
始祖や
祖先が
手をのばした
あの空間に
つぶ、つぶ、と
押し潰され

 ....
もくもくと
立ちあがってくるもの
頭をもたげて

どくどく血は駆け
はみだしそうな
身の皮一枚

こんこんと
湧き出る想念
いき場もなくて

つんつん立って
はりつめる呼 ....
小雨に濡れて
ススキの銀色の
穂を少し羨みながら
宵口のやたらと
ライトが眩しい

足元を見詰め
プラスチックの袋
足もふらふら
空っぽの心と筋肉
ヤクはやってません

こんな ....
雨が降ると私は
主を失くした犬のように大人しい
夫を亡くした妻のように淋しい
世界は私と一体何の関連性があるのか
此処に生きている意味などあるのか
いや、予めの墓標に過ぎないのだと
そんな ....
見えないものは 自分の心
つかんでも つかみきれない

知っている
年月だけで語るなと
胸の奥から私が言う

もう少し
もう少しで見えそうで

見えないから
知りたいからの旅の夜 ....
いつのころからか

あれほど苦痛だった仕事が楽しくなった

怒られてばかりで暗かった気持ちも

ふてくされたように無気力な日々も

いまは再現できない

あの頃、部長に移動願を出し ....
その死骸はまだ光をみていて
おとのなかを楽しんでいるのに
やわらかなつちをかぶせてしまう
あなたの手のしろさは
ひどいね
 

赤い月の靴音が

真白(ましろ)な闇に反響し

黒ずむ銀の星々が

小さく遠くに穿たれて

まだらな紫色(しいろ)の石の野で

死ぬまであなたはおどりつづける


 ....
 

両腕いっぱいひろげても

とまる小鳥の止まり木で

ひととき休みて また去りて


両腕いっぱいひろげても

この手に何も残らない


太陽の、黄金(こがね)の光 降 ....
 

青くひろがる大空と

遥かに続く砂の海

白と青との境界に

大きな骨が埋もれてる


眼窩のあいた頭蓋骨

牙の並んだ顎の骨

アーチの並んだ肋骨に

涙の流 ....
あなたが不幸になるのは絶対いやなのに

幸せになるのも絶対いやなのは

まだ好きなだけじゃないからなのだろう


幸せなあなたを見かけたら

飲めないお酒に酔ってしまったような

 ....
絶望と希望はいちにち一往復が限界だった
苺のような滴りに身をゆだねながら
時を呼びよせる甘い夢をみている

木から落ちてゆく大きな白い花びら
スローモーションの重みの永続
僕の傷口で虫たち ....
足音忍ばせ獲物に近づく
シルエットはしなやかなBLACK CAT

月の粉を散らしたネイル
纏う香りはスノウフレーク
イチミリの隙もなく磨き上げて

すべてはココから
MISSION  ....
遊覧船の幽霊、と、融解、

湖、そう、湖だ

おまえは笑っている。
糞尿の中、で、も、
安楽を光らせている。
だがおまえは、泣いていやしないか
その乱れた髪は、乳白色のともしびではな ....
 
 
湿った自転車を押して
海に向かいます
水つながりで
相性がとても良いのです
防風林の間を進むと
しばらく進むと
ポケットに小銭があります
ものが買えるくらいあります
壁に手 ....
赤い傘を彼女の隣りで差す男。
かわいい彼女に良く似合う。

散った彼岸花の傍を走る僕。
秋の細い雨が良く似合う。
黒土、
氷晶、
霜柱。
霰ころがり。

新芽、
日光、
桜花。
小鳥のあしあと。

葉桜、
新緑、
にわか雨。
翡翠に息吹き。

抜殻、
枯草、
弦の月。
涙しみこ ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
電話が鳴るたもつ311/10/22 19:06
まだ十月なのに五時半なのに木原東子7*11/10/22 18:44
わらいうた草野春心3*11/10/22 18:11
目を閉じて見える波紋のリフレイン徘徊メガネ211/10/22 17:31
メインバトル桐子211/10/22 17:22
四角の空き地でwako211/10/22 14:57
一生寝て暮らしたい花形新次2*11/10/22 14:38
晩夏佐倉 潮211/10/22 14:29
夢街行き朧月411/10/22 11:34
ざらめ藤鈴呼8*11/10/22 8:53
坦懐るるりら20*11/10/22 8:41
砂をひろい吉田安良田211/10/22 4:34
夜を歩く灰泥軽茶3*11/10/22 3:29
過呼吸森山イロイ011/10/22 2:37
試練シホ.N311/10/21 23:26
青春の孤独に似てる木原東子11*11/10/21 23:20
salco7*11/10/21 23:17
オレンジの灯朧月211/10/21 22:58
101%の毎日加古川少年211/10/21 22:46
ひどいねはるな311/10/21 22:38
赤い靴mortal...311/10/21 22:00
聖歌隊席111/10/21 21:55
おしまいのあと011/10/21 21:46
動悸吉岡ペペロ411/10/21 21:24
振り子の夜つむ5*11/10/21 21:19
LADY CAT涼深511/10/21 21:16
かるでら子の枯渇111/10/21 20:30
海へとたもつ411/10/21 20:15
向こう岸トキハ スス...6*11/10/21 18:45
地層つむ4*11/10/21 18:29

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