血に滲む街を
ひとり見ていた
おんぼろトラックの
荷台に座って
泣いたらあかん
叫んだらあかん
奴等の思うつぼ
Hold me tight
トリポリベイブルース
「俺ってまだ権力者? ....
箱のなか人々が踊る 砂になる
音楽を絶やさず人の形を忘れて
夜の湿度を 完璧に奪いに行く
一滴の水分さえ拒んで踊り続け
かかとが少しずつ崩れて ポゴ
ダンスできない それでも踊る
ことを止 ....
嫌だったら、逃げればいいよ。
あの坂道を登って一人自分の体がどうなっているか聞きに行くのはこりごりだ。
今、生きているんだからそれだけでいいじゃないか。

嫌だったら逃げればいいよ。
街角ご ....
何者にもなりたく無かった僕は闇のなかでそっと生まれた

認識の外の世界で生成する螢のように浮遊する外惑星だ


新しい地平線は空っぽの世界に灯をともす微笑み

漆黒の壁さえもよじ登れる気 ....
彼らは 退屈している

何を楽しめるのかと尋ね そんなものはもう楽しめないという
退屈していることを 実は不安がっている

何かが退屈なら それが退屈だというだけ ただそれだけのこと

 ....
過ぎていく時間を 小さな手で ギュッと握れる分だけ そばに置く
小さく握りしめられて きゅっと固まった綿あめのような そんな時間を
ぽこぽこと積み上げて。

ほのかに甘いにおいのする 綿あめを ....
それは突然浮いていた
偶然斜め左から眺めた
モネの睡蓮は左目に浮かびあがり
そのまま浮いていた

美術館を出ても
淡く小さな睡蓮は左斜めに浮遊し
それにだんだん焦点が合わさると
どこか ....
太陽が血を流し

邪悪な夢をばらまいている

裸の夜は孤独を空に

亡霊の昼は日陰で眠る

虚ろにみえる遠くの人影は

思い出の中とその外を行き来し

手を振る過去は泥の舌で
 ....
悲しい顔をした岩が
森をのせてつづきゆく
触れると消える
左まわりの虹


指を握り返しそこねた朝に
ふたたび夜を見そめ 見そめる
崖の王国
響きはけして 返ることな ....
少しだけ昔のこと
日本は鉄腕アトムと手を携えて
まるで一体だった
今ではその肝心の心臓が病んでしまったようだ
科学に憧れた日本のダイナモは
脈打つリズムに変調をきたしている

鉄腕アトム ....
宙返りしゃぼんだま弾けた心は

空に消え

余韻に耳奥こだまする

仄かに光る泡沫は

奏でる魂

漂う魚はそれを口にし

閃光ほとばしり

雨を降らす
私は、水没した一つの古代都市、
そしてその記憶を、子宮に、抱いて
産み落とすための機関全体の名前
私は副産物、男が生み出された後に
破棄された一つの悲しみ
悲しみは退屈
椅子に座ったままの ....
いつの間にか
ひどい太陽が照りつける砂丘を
歩いている
その光は熱くはないけれど
肌を痛めつける
きっとこのまま
倒れてしまうのだろうけど
この痛さでは
安らかな死を迎えることはなさそ ....
前をむきましょう
って
どこをみればいいですか

上にはいつも空がある

ぐるっとまわれば地になることも
知っているけど知ってはいない

顔をあげましょう
って
明日はどっちの方 ....
 世界中のバラードが歌われなくなったら大変だわ。そう、きっと、誰もがアルファベットをちゃんと正確に発音できなくなって、苦笑いしながら恋を歌わなくちゃいけなくなるかもしれないから。くだらない男達は相変ら .... 日が陰った午後
高く伸びたセイタカアワダチソウが
風に吹かれて揺れている。

子供のころ、空き地で自分の背丈よりはるかに高い黄色いセイタカアワダチソウに
分け入って遊んでいた。あの頃の日差し ....
 私がまだ貯水槽の底に沈んだ都市の中で眠っていた頃に、母が私の頭に血をたらして、私は裂けた。泣く前に、裂ける事を覚えた私の体は、ゆっくりと沈んで起き上がることが無かった。20歳でケータイを傘につるした .... *白昼夢

私は夢を見る
想像する
かなえられない夢を 白昼夢のように
そのうちそこから抜け出せなくなる
現実と隣り合わせの世界
私はそこの住人になる
悲しい仮面は現実に脱ぎ捨てて・・ ....
私は、幼稚園の年中クラスの頃から、家の近くの新体操クラブ「NAKAMURA RG]に通っていた。全日本や世界選手権でメダルを取ったことのある中村良子先生が、私に付きっきりで指導してくれた。
 長椅子 ....
夜中目を覚ますと
私の喉は笛ラムネになっていた

ぴい ぴい ぴい ぴい ぴい ぴい
情けなく繰り返す
ラムネをさっさと溶かすべく
コップの水を飲み干した
アンケート用紙に 油性ボールペンで
泣かない程度に 息を吐きだして
文庫本の中身写してはばたく
ODする夢だけみる 夢だけ
だからこんなんでもいいの
だからこんなんでもいいの


連絡 ....
空の一番青い所から
滑り降りてきた木枯らしが
寝惚けたネクタイを
強引にたなびかせ
腫れぼったい意識を
心地好くシュリンクする

秋晴れハレバレ
ハレバレハレルヤ

空の一番柔 ....
ひとりの部屋で
あああ、と声を出したら
壁に窓に天井に
いつまでも反射して
繰り返し打ち付ける
あああ
どこへも出てゆかない
そこまで出てゆけない
充満するひとり
窒息しそうだ

 ....
雨の野原を歩く君を見た
誰もいない野原には
緑色にオニスゲが咲いて
緑色に君も濡れていく
緑色に濡れた君の足元を
小さな小さな子ガエルが旅に立つ
向かう緑色の森にはオチバタケ
シオデの葉 ....
地球が
ごめんね…って
稚魚舞う波打ち際から聴こえる
スミレ笑む岩間から聴こえる
この鉱物の集合体は
ただの無生物に過ぎないけれど
体温は6,000℃
内側も外側も絶えず動いていて
い ....
あるかなきかの
かすかな身じろぎに
あるいは
とりとめのない
呼吸の満ち引きに
歩幅を合わせる

小さな宇宙の
無限のひろがりを浮遊する
みる、でもなく
わかる、でもなく
ただ感 ....
いくつもの約束も
微笑みも
泡のように消えて
小さな海に沈んで眠る

囁き合った星々は
鈴のように笑ってる
遠くで眠る砂漠の中に
銀の涙がそっと光る

静かに本を閉じたなら ....
ぶきように
ふるえている手をつなぐ
つながるのはふうかしたおもいでの、

ねつをもって
氷のようなこころのだんぺんにふれる
とけると、かすように

まちがえないように
きすをかわ ....
 
 
傍らに咲く向日葵の肩に
歯車、のようなものが落ちて
僕らは片言で話す
君はカタコトと音をたてて
一面の夜みたいに
目を閉じている
カタコト
カタコト
いつかそんな音がする列 ....
「敵を捜せ」

有るが儘を主張するために
 
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
カダフィ色やねん[group]花形新次4*11/10/27 6:39
ポゴかいぶつ111/10/27 3:51
逃げる人そよ風3*11/10/27 3:42
ふりそそぐ陽光のしたで梅昆布茶211/10/27 3:10
寄る辺のない人々やーぶらか311/10/27 2:53
時がふる611/10/27 2:21
左目に可視化された睡蓮灰泥軽茶411/10/27 0:41
夜の始まり、昼の終わり空中分解211/10/27 0:32
夜 いない夜木立 悟211/10/27 0:00
2011年8月日本ではないアジアにて鉄腕アトムを弔うN.K.7*11/10/26 23:40
ウランバナ灰泥軽茶211/10/26 23:36
痛みballad411/10/26 23:23
砂丘の花三条麗菜5*11/10/26 23:20
歩道橋の上より朧月311/10/26 23:13
世界中のバラードについてballad111/10/26 22:56
セイタカアワダチソウM&...211/10/26 22:45
手を握り秘めていたものをballad211/10/26 22:41
心の欠片菜穂1*11/10/26 22:37
好き、好き、好き、大ぁ〜い好きー2草野大悟2*11/10/26 22:21
喘鳴照留セレン4*11/10/26 22:20
初歌詞榊 慧2+*11/10/26 21:40
ハレバレnonya20*11/10/26 20:49
待つかな211/10/26 20:30
ハイドランジア黒い翼411/10/26 20:02
集合体311/10/26 19:57
ちっちゃいもの倶楽部佐野権太7*11/10/26 19:51
夕陽6*11/10/26 19:26
よんれんかんな7*11/10/26 18:42
カタコトたもつ311/10/26 18:31
諸悪の根源徘徊メガネ111/10/26 18:14

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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