くだらない唄をうたっている
性懲りもなく
くだらないのだとへつらっている

誰に言われたわけでもなく
自分勝手に自己嫌悪して
くだらないと、しょぼくれている
くだらない、を逃げ口にしてい ....
ひらひらと
群青の夜空に舞う
暗闇の蝶――蛾。
揺蕩うように 揺らめくように
滲んだ月に 白い影が踊る

「今宵の闇は深く
 あなたの声も聴こえない」

女は
蒼い月影のランプで手 ....
仮題 群島収容所

このしまでうまれるはずだった
ものがたりがふねにのって
とびたつこともなく
おいだされていくひに
わたしの母はまたあたらしいこどもをうんだ
このしまでうたわれたうたの ....
詩を書ことする思いは 自分だけにしかなかったはずだ
そう つぶやいた
何故だろう
時の流れは 早すぎる
街の流れも 早すぎて
道行く人は通り過ぎた
現代詩フォーラムに 感じるものなど何 ....
いつかきっと
そんな先のことはわからない
いままでもそうだったように
未来を確実な強度でたもつこと
そんなことは一体誰ができたんだろうか
過去に二回結婚を約束したりもした
それ ....
はだけた空の向こう
だんだんと透明になる秋の模様と
そろりとかき回す
乾いた、みどりいろ


やがて
脱ぎ捨てていく
いちまい、
いちまい、
はらはらと、
はらはらと、


 ....
千代千代と鳥が鳴く。冬には朱色だった夕方がもはや黄色である。子宮が死んだ。かの様な月がまだ暮れない空に浮かぶ。女。隣に住む奥さんが産まれたばかりの赤子を連れて庭園散歩から帰って来た。其れを見た女は .... みちづれはいらないか?
世界には逆らいきれない
それよりもあの高い塔を叩き潰せ
暗い雲の上から見下してやれ
地下密かに潜り
蕁の縄に縛られて
地上を見上げたまま呪う
 ....
好き島?

嫌い島?

気持ち海

海いのち

なみ切実

風ちから


愛しい

たまらなく愁い

愛しい


気持ち海

海いのち

なみ切実

 ....
最近はお金が無くて彼女とデートもできません

美しい格差の国は何処のはなしなのでしょうか


高村光太郎では無いのです〜がちょっと頭の軽い彼女と

悪癖に懲りない僕との明るい毎日です
 ....
生きているのが不思議なくらい夢のなかに暮らしている
きみとぼくの距離がどれくらい離れているのかさえわからない
林道のわき道を行ったり来たりしながらも誰かに追いかけられている影はみえない  ....
部屋の床が見えない
積まれた本の上に領収書の束が乗っている
捨てられそうなものは目を瞑って放りなげよう
無くなった物を想いだすことはないから

記念品や
参加賞も捨てる
ぼくは有名になら ....
町からずっと遠い場所で
朽ちた家を買って
暮らすことにした
灰色の屋根と毛羽立った床のある風景

どうやったって
取り返せないものが
あんまり遠く小さくなったので
僕は自分を騙すのをや ....
消えないものがひとつ欲しい
悲しみでもいいよ
それは 君から欲しい

癒えない傷をつけて
埋まらない穴を掘って
なくならないように

いつか君が欲しい
いつか君と呼べるひと
いつか ....
静けさに
音立てて
回るのは
何の声

覚えるべき文章を覚える事を辞め
何のやる気も起きずに
答えの無い問いを
繰り返している試験前は
どうにも
考えが纏まらず
かと言って
何 ....
とにかく笑えれば…
少しでも微笑めれば…
今はそれで良い

誰からも…
愛されている…
実感もなく
誰からも…
必要とされている…
実感もない

そんな風に…
考えたら…
笑 ....
気の抜けた 炭酸

ねぇ、炭酸って表現は 止してくんない?
何だか 透明感が 感じられないんだよね

それを言うなら 
涼が得られないってコトだろう?

クーラーの涼感ボタンを
 ....
名前のない日はいつも
ぽっかりとあいた穴を避きてとほる
穴のうへをとほる 過剰な時間 と その欠落に
わたしはただ広く 穴をあけてゐる

名前のない日に
わたしはこう名付けられた
それか ....
風を
えらべるはずもなく

帆船は
風にはこばれて

船乗りの
陽気なうたや哀しみが
だれにもえらべぬ
風となる

帆船をはこぶ
風となる
光がなければ 色がない
置き忘れられた自転車も
錆びついたレールも
高いビルも 小さな家も
道も 人も 河も
境界線はあいまいになって
等しく
やさしい黒に抱かれる

しづかな しづ ....
残業に疲れて、
地下鉄のつり革につかまって、
エスカレーターの列に並び、
街灯の下を、
とぼとぼと歩いて帰って行くと、
窓から、
あの子が、赤ちゃんを抱いて、
「パパ!」と手を振る。
 ....
ねえ 聞かせて欲しい
あたしたち何処へ 歩いてくの
ああ このまま 何も変わらないのかしら

この くすんだ町で
ただ毎日 くすぶってるだけ
なにか 目の覚めるようなこと ないかな

 ....
明るいところでいつまでも暮らせない、小さなしるしがなくなれば、ひとは、くらい路地の真ん中でひとり佇むかげになる、ほんのわずか、外界と自分を区分する薄い膜のせいで、聞こえる音が見える世界 .... 焦ってるみたい
君は曖昧に笑う
太陽に反抗的な日がある
シルエットが刺々しく
じわじわと矛盾を抉るよう
冬枯れに吐息は危なげで
止った空は厭に低く
君の生まれた十月の国で
うたうように眠りたい

銀木犀のしずかなかおりが
漂う夜気に包まれて

丘を木立をぬって流れる
川のせせらぎを聞きながら

  幼い君が 少年の君が
  夢 ....
 
冷蔵庫の扉が
閉まらなくなった
代わりに
炊飯器の蓋をつけた
閉まるようになった
炊飯器の蓋には
冷蔵庫の扉をつけた
毎日、ご飯の時が
重くて大変だけれど
つらいことばかりじ ....
  縄文土器を
  保健室に忘れてしまい
  取りに戻った
  夏の日



  熱く
  熱く光は燃え
  廊下を歩く人たちも
  ブラスバンドの行進曲も
  そう仕向 ....
七千八〇〇万年前の先史時代の海で、プレシオサウルス(Plesiosaurus)は、赤子を産んで育てていたらしい、胎児の化石の写真でやっと記事になる、現代で

 風に吹かれて なずんでいくから
  ....
なんという晴れやかさ

観葉植物の鉢は昨日まで湿っていたのに

靴跡がすでに乾いているのは
なんだか気持ちわるい

しきりに動きながら立ち止まる女性
俯いた姿勢に脚もとの ....
現実はどこまでも
不確かだから
その愛し方を教えてほしい



これはあくまで想像だけれども
わたしやその他の女性を抱くとき
あの人はことばの風景の中にいて
女というひとつのこ ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
自虐自慢のエゴイストfaik0*11/11/1 18:31
【 pulse 】[group]泡沫恋歌15*11/11/1 17:44
未完成品の断片羅列01ballad1*11/11/1 17:41
僕はただ、君の詩を読みたいだけ番田 011/11/1 15:02
おしえてほしいキメラ511/11/1 14:41
一葉あ。411/11/1 11:19
嫉妬長押 新3*11/11/1 10:25
こおるどえっぐ (No.2アラガイs2*11/11/1 7:36
愛愁吉岡ペペロ211/11/1 7:31
明るい生活梅昆布茶311/11/1 7:16
たとえばレモンのなかでよみがえるならばアラガイs2*11/11/1 6:19
毎日ご褒美殿岡秀秋511/11/1 5:33
剥がれた屋根の歌竜門勇気311/11/1 4:09
揺れる手はちろく011/11/1 3:28
しーけんすねなぎ211/11/1 1:26
とにかく…清風三日月211/11/1 0:22
梅粒ソーダ藤鈴呼2*11/11/1 0:17
名前のない日T.L211/10/31 22:53
帆船千波 一也3*11/10/31 22:52
とばり凪 ちひろ511/10/31 22:30
ただいまはだいろ711/10/31 22:20
彼女の言葉さすらいのま...711/10/31 22:05
眠ったままのなかの思考ホロウ・シカ...2*11/10/31 21:49
仰角さひ111/10/31 20:56
うたうように眠りたい塔野夏子7*11/10/31 19:51
炊飯器に扉たもつ211/10/31 19:39
縄文土器草野春心811/10/31 19:13
卵が転がっている乾 加津也6*11/10/31 17:52
乾/湿アラガイs3*11/10/31 16:51
中略かんな4*11/10/31 15:42

Home 戻る 最新へ 次へ
2806 2807 2808 2809 2810 2811 2812 2813 2814 2815 2816 2817 2818 2819 2820 2821 2822 2823 2824 2825 2826 2827 2828 2829 2830 2831 2832 2833 2834 2835 2836 2837 2838 2839 2840 2841 2842 2843 2844 2845 2846 

【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
7.29sec.