例えばあやつることしか知らない 悲しい涙に語りかける

どうして?
あなたの 「もの」 ではないってわからないの?
本当とはそんなんじゃない
痛みから逃げてばかりで
次から次へと求めるよう ....
何も無い誰もいない音も光りも

白い道がただ続いているだけ

何時からこの世界にいるのだろう

遠い昔のような気もするし


君の声が聴こえなくなって幾度か宇宙は生まれ変わったから
 ....
唇には唇の 開き方があって
花ならば散るのに
風にでも なびくのに

喉がかすれて
目にしたくなくて
声が くぐれず

いつもの いついつ
指を唇に あててみる

静かに 沈黙が ....
薄明かりが
告げる未来は
電池切れ

時計は
もう
止まったまま

留まった錯覚の僕らが

紡ぐ歌を
鉄の匂いする裏側
向こうの誰かが
哀しさを
紛らわしながら

 ....
イエスの精神
ノオの精神
絶対の精神
隣人への愛

世紀末の精神
救世主の精神
ロゴスの精神
はじめにそれはあった
そしてそれの逆襲

敵を愛せ
ばら色に
暮れてゆく空
 ....
ハギレの記憶をよせあつめて

ひとつのオモイデを

嘘じゃないよ

本当のことでもないから

いろとりどりの残像をあつめて

たのしいオモイデをつくろう

そのオモイデを纏って ....
「私とあなたは違うの」
理性的な 論理的分析の つもりだった
でも あなたにとってそれは 拒絶でしかなかった
傷ついたあなたが
しおらしく 悲しんでくれればよかったのに・・・

あなたは攻 ....
深呼吸する緑の葉っぱたちは囁く

ほとばしる生命、咀嚼しろ

艶やかに見惚れる果実たちは囁く

弾ける生命、咀嚼しろ

八百屋の親父は最後の仕上げに

ふうっと息を吹きかけ

 ....
すべてコンピューターにまかしておけば良いのだ

いつもなにやらつぶやいている冷蔵庫に
そう言ったが
なにも返事をしてくれず
両手をすきまに入れ抱きつくと温かい

冷凍庫を開けると相変わら ....
通り過ぎてゆく笑い声
背筋をノックする人差し指
忘れない

ドレスのチャックを上げてくれたこと
わたしに腰をふらせたこと
忘れない

隠れ場所のなかったこと
なんて答えていいか
分 ....
壊れてしまったものはもう直せないよ。

困ったように笑って にいさんは
私が持ってきた玩具を私に返した

でも、

そう言いかけて私は思い出す

前に友達が大切にしていたカップを落と ....
  いま

いま

   いま

           いま、

「今」を追いかける

ねえ
いまは
いつわたしのところにあったんだろう

ねえ
いまは
いまどこにある ....
大人だって嘘をつく

じぶんの気持ちに嘘をつく

でも結果は本当だ

だから

嘘だったんだと分かるのだ


ふたりで築きたかった

今もそこだけはぶれていない

築きた ....
道は
舗装がなくなり
助手席で眠ったままのネコが
なにかをつぶやく

誰もいない
海水浴場で
夏に買った服を着て
悲鳴を上げる
艶やかに
またたき始める防腐の衣。

(出所のわからない応急薬人の訴え)
本番をする前のことは知りません。
それとこれが本命かどうかすら
まるでわからないのです。

(浮遊を許された包 ....
 失われた八日目の記憶の中に雪原があった。雪の上に立てられた僕らの家の中には、静かに多くの人が住んでいる。静かな人たちは、物音を立てずに部屋の中を動き回っているが誰もお互いを認識できない。そして誰もし .... 夢からさめると

とんがり帽子が胸にささっていた

ぼくは泣いていた

登場人物たちは

これでもかとばかり傷をつけてきた


疾走する理不尽は

残酷な現実

妄想のノ ....
きれいなうたを歌おうと想い
きれいなものを見上げていました
しかし私は愚か者
気付けばそれらすべてのものを
もろとも見下しておりました

そんな自分を軽蔑し
慈善などとも想いはしました
 ....
それは宝物でした
とてもとても大切な
だから人に見られたくなくて
自分の部屋にしまいました

それでも少女は不安になりました
だから今度は、箱の中に入れました

少女はその宝物が大好き ....
 
 
黄ばんだ紙 
表と裏 
その間に 
地方都市 
雑居ビルの一室から 
産声
産まれることの
懐かしい痛み 
短い言葉は 
短い影をつくり
壁は語られる
曖昧な
理屈 ....
大昔は立派な国で
偉人もたくさん生まれたよ
ソクラテスにアリストテレス
みーんな悩んで
大きくなった
ああ、わかってくれとは言わないが
そんなに俺たちが悪いのか?
(やっぱ、悪いんじゃな ....
  君からの
  たっての願いだった
  僕は右手で黒ボールペンを握り
  左手で君の口を開き
  頬の内側の
  赤く柔らかな肉の上に
  文字を刻んでゆく
  インクがつくは ....
外側の光を見て

内側を感じよ

今、至る所で楔は打たれて

人々はそれに似た悲鳴を上げる

君が言葉を沈黙させて 跳躍する時

君は自由だ

今、僕の広大な空に

一つの ....
ほら、聴こえるね 
あの泉の谷から滲みだす
さまざまな色のことばたち 
煌めきながらばらばらに
散っていった無数の肉体 その
かけらのなかを通過していく
衣擦れのような音が。 

渇い ....
部屋の壁に

窓からもれた街灯のあかりが

色のない夜を映す時間に

路上で叫ぶ人影は

ざわめく静寂を打ち破り

揺れながら走る鼓動を示す

微かによどみ火照った体は

 ....
ミスター・ホリディ!
左胸に風穴をあけて
そこから空の碧
突き抜けてる!
なんてチャアミング!


海沿いを奔るだけの
汽車に乗り込んで
あの変な容器に入った
お茶を呑もう ....
電信柱の
路地を抜けて
懐かしい唄は右手に

選べないからだのまま
どこまでゆこうか
どこまでゆこうか


手を振っていた
知らない帰りみち

知らないあたしたちは
 ....
耳の奥が痛いのは
雪がみんな
音を喰べて仕舞うからなんだ。
って、雪原の真ん中で
ボンボン帽子の男の子が
教えてくれた。

 (掌があったかいね。)

 (向こ ....
今日も詩を書けばいい
古い恋人との思い出を捨てるように
思ったことをノートに書けばいい


人を殺すように
心を 痛めつけるように
自分を そこで 主張するがいい


家に帰れ ....
触れるものすべて滑り
加速度を与えられ
宇宙の彼方に吹き飛ばされる

滑走した形跡は
反射されながら剥がれ落ち
足元に実体 宙に残像の音を残す

残像の音 溜まり、暴れ
ぶつかり合う ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
どうか今夜ははじめて交わした色を思い出して、手をつないで眠ろ ...たちばなまこ...12*11/11/3 9:50
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ここ とまれ砂木23*11/11/3 7:22
サッド ソングこういった011/11/3 3:38
イエスシホ.N111/11/3 3:00
残像パッチワーク灰泥軽茶111/11/3 1:42
赤と黒凪 ちひろ311/11/3 1:39
八百屋の息吹灰泥軽茶311/11/3 1:08
温かい冷蔵庫211/11/3 0:57
忘れないかぐら311/11/2 23:20
過失きりはらいを...411/11/2 23:08
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