貴方と私、背中合わせで鏡合わせ

目に映る、貴方の瞳は虚像の光

もう吐息さえ聞き取れないほど遠く、
手を伸ばしても擦り抜けてしまう

鏡の中の貴方の{ルビ表情=かお}が視えないの
 ....
形のあるものはいつか消えてしまうけれど
心は消えてしまわないよね
君は問いかける



少し強い風が吹いて
あの黄色い花がうなずくと 
君はつぶやいた

私たちも心でできていればよ ....
夜風が冷たく包む
誰かの悲しみと哀愁をさらった風は
私の心を吹き刺す

いくつもの思いは
私のココロと解け合い
人の温もり感じてた

忙しく過ぎ去った
それぞれの生活
小さな幸せ
 ....
何でも手に入れることができる王様ですが
紙幣も
硬貨も
触ったことすらありません

欲しいものは何でも持っているはずの王様ですが
紙幣も硬貨も
あなたが持っている小銭さえ
一度も本物を ....
とつぜん帰ってこなくなったとして
それは
下司だから
歌や音楽は君を救うか




暴動や革命に思いを馳せる

だって凄い事だ

日本に置き換えたら燃えるぜ?暫定的軍事政権樹立とかさ




自殺も絶望も発狂も ....
(みっつのおはなし)



エニシダは、立派な低木樹です。
あたしの背よりも少しだけ高い
ちょうどいい面もちをしています。
毎年、雲雀たちが
無数にからだを駆け抜ける季節には
 ....
だれかが天上から
そっとオールをさしいれてくる。
凪いだ水面のようにしていた雲はしずかにわれ
そこから幾本にも分かたれた
まばゆいばかりの光の束がおりてくる。
はじまりは右のオー ....
あたしたちを支えあってる重力は
ぶらんこみたいに
そっと息を詰めて
あたしはむせかえるようなひかりに
あたたかな胸を浸して
果てなんてないような
ひどく澄んだひだまりと
おも ....
枯葉が吹かれて
かさかさと鳴る
その音を骨身にまでしみこませて
つぎの角を曲がる
そこを過ぎれば 私の影は
通り過ぎたところには残らない
背後に置いてきたのは私自身が
思い出として残らな ....
ベランダから

月が淡く揺れていました

今朝くもり空に虹がかかっていました

朝日に口から水しぶきを吐いて

ふたりで虹をつくりました

とぼとぼと家路をたどります

ベラン ....
慈善事業をする
行方不明者を確保し
保護者が来るまで
付き添う

仕事でクタクタの中
飛んで会いに行く。
仏の顔も3度まで
今度は許さない。

詩集を届ける。
皆喜んでくれる。
 ....
心はいつも純粋に
心はいつも相手の為に
柔らかく羽毛のように
傷を癒し、治す。

弾んで、跳んで
リズムを取って
楽しく辛く悲しい
明日の為に元気に

人には愛を
人には許しを
 ....
頭にきた
心のあり方が悪い
包囲網を作る
皆に知らせる。

威張ってばかり
自分は何もしないくせに
頭にきた
黙っていればいいものを

物に八つ当たりする
君の運命はいかに
笑 ....
目には目を、歯には歯を

復讐法として有名なこのハンムラビ法典の一節に

ぼくは異をとなえたい

この一節を

簡単に復讐法と言って片付けてしまっていいのだろうか

あなたのメルヘ ....
誰にともなくかくれんぼ

相手のいないかくれんぼ

猫をかぶってかくれんぼ

その場凌ぎのかくれんぼ


あちらこちらを転々と

今日もくらくら立ち回る

断ち切ろうにも憂き ....
喉を嗄らして
低周波で世界に発信する
・・・・ここだけの世界。
    発信器の低出力は金の無さか。
    それとも設計自体に問題アリ。
    コンデンサーが怒れているのか。
   ....
健やかに
太陽を浴びて健やかに
林檎は輝く

突然の風塵に出会うまでは

傷ついた林檎は
叫びの蜜を流し

やがて打ち捨てられ
谷底に堕ちる

それでも林檎は林檎たらんとし
 ....
映った陰を追いかけたら、
陰は走って逃げ出して

止まった陰に近付いたら、
陰はそのまま動けなくなった




僕は日差しがまばらにさす階段の下にいて、

金色がかった眩しい ....
思い出の数には限りがあって
両の手のひらからこぼれた思い出は
ひとひらの色あい

鮮やかに晩秋の野山を彩っては
やがて力尽き
道端の
ふきだまり
静かな眠りに何を夢見る



 ....
彼女は今日も梯子を昇る
世界に「ハロー!」と言うために
雲は湧く
風は空から降りてくる
耳を澄まして空気の走る音を拾う

旭を背に洗濯物を干したのは半時間前
それから地下鉄に乗り降りて地上に出れば
既に日の光は隠れ
世界は一変している

 ....
一日の始まりは
闇に混じりし時の歌

魑魅魍魎が帰りし世界に
夜露に濡れた 土の香漂う
この世界は
また再び訪れる 戦いに染まってゆく

人の世の 儚き夢
狂おしく ....
友達は死んだ
その 言葉を 無くした
私はいつも見ていた
遥か遠くの何かを


子供の頃 聴いた
静かな 音楽が
私の胸に流れていた
人はどこに行くのだろう

*

だけ ....
だれのものか
だれもしらない
島の ちむは
たましいの遺産

戦世(いくさゆ)でも
混血でも
総決起でも
珊瑚あたまのガジュマルが
三線片手に汗かき鳴らして




愛しく ....
彼女は何も作らない
みんなといるけど一人ぼっちで
がんじがらめ

彼女は目を開けて寝る
だけど苦しくない

こぼれ落ちた
スカートの裾から
ほつれたリボン

どぎつい色をま ....
お前らの神は小さい
例え俺を切り刻む事が出来ても
俺を明日の荒野に開け放ち 野に咲くハイエナ達に捕食させても
俺の目にはお前らの神が
まだまだ小さく見える。。

お前らの言うところの与える ....
「奇を衒うな」という言葉が
父のドメスティックな教訓であり
母の冷凍食品的な愛情であった
ケンブリッジ歯科技工士養成所時代
そんな彼らの望みとは逆に
僕は僕の作った鉛入りの銀歯で
この世界 ....
流れる弦は海に着かず
草を結び 澱みを巡る
去勢された犬は人家へ帰り
牙を抜かれた犬は土に還る


見えない凧を追い
海辺を馳せる
見えないものは 光り光らず
浪と岩 ....
  三月の
  まだ、少し肌寒い日
  人々のざわめきが
  どこか他人事のように響く朝
  駅へと続く道を僕が
  いつも通りに歩いていると
  巨大なエスカレーターが
  青空に ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
硝子細工の町ユキムラ011/11/7 23:26
黄色くはないけれどプリクソス211/11/7 23:26
帰路菜穂3*11/11/7 23:21
さびしい王様レオン011/11/7 23:06
下司だから駄目6011/11/7 23:01
河童もペガサスもTAT1*11/11/7 22:19
森のエニシダLily P...311/11/7 21:59
オイフォリ311/11/7 21:58
スイングバイ411/11/7 21:57
骨身岡部淳太郎511/11/7 21:44
ベランダ吉岡ペペロ211/11/7 20:46
信用は大切ペポパンプ3*11/11/7 20:29
心の目を開いて3*11/11/7 20:28
怒りや長介1*11/11/7 20:28
傷ついたメルヘン吉岡ペペロ211/11/7 19:55
かくれんぼfaik5*11/11/7 18:48
ノイズ乱太郎10*11/11/7 17:14
太陽の林檎うずら豆711/11/7 16:58
invisible,豆椿1+*11/11/7 16:46
寡黙のひと恋月 ぴの19*11/11/7 16:07
声を探してRabbit...011/11/7 15:23
2011年11月10日相差 遠波7*11/11/7 14:57
夜明け菜穂0*11/11/7 14:54
一人で行くには遠すぎた番田 111/11/7 14:54
遺産乾 加津也9*11/11/7 14:25
染みと目撃者Rabbit...111/11/7 14:03
式、 言い 入れる、狩心111/11/7 13:59
奇を衒うな花形新次1*11/11/7 11:06
夜とけだもの木立 悟211/11/7 9:34
三月のエスカレーター草野春心6*11/11/7 9:28

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