ほつれた入れ物を抱くヒューマン。
正々堂々
どっちつかずism.

「川の堀は、天に昇る道であった」と
右指にくるまれている鼠から聞かされる。

所詮、羽などは飾り。
そもそも羽根など ....
ぺトルウス・パウルス・ルーベンス


あなたは偉大な企業家で
美食家で信心篤く
明晰な頭脳の持ち主で
そして美しい奥さんと、可愛い子供がいた
そんなことはどうでもいいんです。
色彩と動 ....
そうやって家系図の片棒を担ぎながら
鳥貴族の新郎は
ようやくここまで歩いて来た

混迷の小仏トンネルも抜け
惨事の綾瀬バス停付近を横目に
時速4キロで迎えに来たのは
映画スクリーンのある ....
まだ淡い色の枯れ葉が積もる遊歩道を抜けて
偽善的な11月の太陽の陽射しを浴びに行くんだ
口元から漏れるのは20年前に覚えたメロディーと
歩きなれない道が植え付けた荒い息 ....
新宿駅南口は
ぶらぶら帰りの若い子で華やぎ
オバサンは疲れて足が痛いぞよ
外は
シケた地上よりも夜空が明るい
振り向けば
丸八真綿の看板横にぽっかりお月
かじればパキンと割れそうな
お ....
月夜の晩
森の駄菓子屋で
自由を買ったら
孤独がおまけでついてきた

晴れた朝
海の駄菓子屋で
自由を買ったら
涙がおまけでついてきた


月夜の晩
森の駄菓子屋で
束縛を買 ....
色んな事で
頭が胸がいっぱい

誰かに聞いてほしいけど
誰かに聞いてほしいのに
誰にも言えなくて

まるで湖の底で
蝶を探しているような


ビルの屋上から
釣り糸をたらして ....
私たちの救いとは何か?
共感か、賛辞か、批判か、自己満足か?

私たちは何を求めているというのか?
世間の目か、玄人の目か、仲間の目か、自己満足か?

私たちのゴールは何処にあるのか?
 ....
「どうしたの?」

「あのね」

「うん」

彼女の声はひときわ小さく、ゆっくりとこういった。

「死にたいの」

「…」

「…」

「…だって、君は…もうすぐ死ぬじゃな ....
君は銀の鳥籠に
薄紫の星雲を飼っていた
窓の遠くに見える森の上の空に
時々神様の背中が見えると云った
僕は君にしずかな憧れをおぼえながら
でもただ淡々とあいづちをうったりしていた ....
  どろりとした白い液を
  使い古したフライパンに注ぎ
  いま、君は
  ホットケーキを焼こうとしている



  じゅわり、
  じゅわり、
  温かな灯火が君の
  ....
日曜も19時まで寝ていた
途中  起きて出かけようとしたりしたのだが
布団の誘惑に勝てなかった

布団の中で
「生きているだけで幸せである」
という
手垢にまみれた言葉を
使ってみよう ....
いっしょに
としをとっていこうと
きみが
つぶやいたのは
わたしの
うまれたひ

かんそう
ちゅういほうの
あきばれのそらのした
あかい
ばらをいちりん
きみが
わたしに ....
少しだけ 
こぼれて 
ななめ 
下を向いた 
固い 
紙飛行機が 
風景を 
くだきながらとんでくジオラマの東京のうえに 
東スポの見出し 
どうにも 
ならない 
文字たちが ....
{引用=
わたしらは雨の日には傘をさせばよかったんやと思う
のらりくらり運ばれよるうちに
ぜんぶの角がとれた小石みたいに
下流で山積みになってしもうたね
流れ星が流れたあとで願いごとするよう ....
車椅子を押す老人
毛布に包まれ
それに乗る老婆

誰の目にもとまらず
過ぎて行く人 人 人

悪いのではない
ただ寂しさだけが駆け巡ったんだ

未来から目を背け
まだ先の話だと
 ....
三途の川が、氾濫する程の、
雨が、
家やら船やらを、
あの世へ送っていく、
人間は、何で渡るのかしら、
木が折れる、雨で
骨が、折れる
土が転がる、雨で
息が、転がる
自然が自然 ....
曖昧なイエスで

暗闇に入る毎日
三角形の窓の上
立ち上る煙 振り撒いて

徘徊する夜の街へ

毒された雲の相槌
散々な昨日に向かって
振り降ろす魔神の溜め息

妙に暖かい ....
砂にはまったヒールがおかえりと叫んだ。父親の浚われたあしを探す髪はただいまとうすく笑った。むかしから、彼女の大切なものはすべて海に溶けてしまったけれど、きらいなものは削れ丸くなることなく居座り続け .... 猫 呑気にたんすの上
バスケットの縁に首をのせ
顔だけ見せてご挨拶
声にならない鳴き声で

名前を呼ぶとニャンと鳴く
小さな口でニャンと鳴く
小さな声でニャンと鳴く

今日も呑気の ....
まだ
生きるん
かい?

もう
十分じゃ
ないか
青空が
そう
言ってるよ

このビル

屋上から見える
ちっぽけ

町の全て

冷たい

はねつけられて ....
肋骨の奥
さざめく{ルビ内海=うちうみ}
水面には
破砕された斜陽が撒かれていて
大都会みたい、
いつか つながっているという証明すらあった
いらない町みたいだね、
と つぶやくにも莫大 ....
海岸沿いの公園の
木製のベンチに座り
僕は深い緑の海を眺めながら
きみの考えに思いを巡らして

沈黙が続くことが
不安な僕は
空を見上げる

 ごらん
 ゆっくり流れる雲が
 き ....
血を流して働くのだね

愛のために


世界はとても素敵なシステムでそれを搾取してゆく

欲望は限りない狡さをもって知恵を滅亡させようとするのだね


世界は愛ではなりたっていない ....
チュチュを着た七歳の女の子
ふっ、と息で飛ばされた綿毛のように
猛スピードでかけていった
冬の交差点の上
にゃんちゃんはあきれた
この世のうるささに
にゃんちゃんはあきれた
このウニ刺さるのよ……
夢ならここにありますよ、と
汚れた街の上空を
すまして通り過ぎ消えた
夜中の光る飛行船
きみにメールを送る

会社でたまさか遭遇した雨蛙の写メそえてね


いつまでも距離の縮まらない亜空間を超えて

ぼくの小さな宇宙船は緑色に飛翔するんだね


カエルgoods好きの ....
きたないこころなんかない

こころに闇なんてないから

こころには光しかないから

みんな何かになりたいんだ

ただそれだけのことなんだ
空が青灰いろなのは

月のひかりが染みているから

宇宙のしたで愛し合うのは

ぼくがあのとき生きていたから

あなたのくれたメルヘンを

ぼくは死んでも裏切りません


タ ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
天鼠yuugao011/11/13 23:05
ぺトルウス・パウルス・ルーベンスm.qyi211/11/13 22:54
鳥貴族の夜にシリ・カゲル111/11/13 22:40
もしかしたらそれはさっきの鳥かもしれないホロウ・シカ...4*11/11/13 22:32
儀式salco7*11/11/13 22:30
いらない舞狐8*11/11/13 22:08
孤独8*11/11/13 21:53
【エール】つむじまがり5*11/11/13 21:50
まっすぐな明日に向かって佐藤伊織211/11/13 20:50
神様の背中塔野夏子4*11/11/13 20:17
灯火草野春心211/11/13 19:36
幸せな人生佐藤伊織211/11/13 19:20
かんな/うまれたひかんな9*11/11/13 19:03
断片をあげますモリマサ公611/11/13 18:35
つなひき佐藤真夏7*11/11/13 17:25
きっと私もそうだろう徘徊メガネ711/11/13 17:05
水害長押 新011/11/13 16:50
ネイビーさんこういった111/11/13 16:15
空の子ハイヒールは海に溶けぬayano311/11/13 14:31
猫と昼寝[group]……とある蛙1211/11/13 12:56
青空に青を重ねてwithin4*11/11/13 10:34
揺曳伊月りさ1111/11/13 10:30
スケベ心花形新次4*11/11/13 8:19
ワークソング梅昆布茶311/11/13 6:05
冬の綿毛木下レモン311/11/13 5:22
文字パズル011/11/13 5:12
無題011/11/13 5:08
旅と月と雨蛙梅昆布茶211/11/13 3:09
吉岡ペペロ511/11/13 2:21
雲海の誓い211/11/13 2:03

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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